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  1. 仏説四無所畏経 (佛說四無所畏經)
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仏説四無所畏経 (佛說四無所畏經)

「佛說四無所畏經」について

宋 · 底本の訳者:施護

718 字 · 約 2 分

施護は北宋時代の著名な訳経僧である。この経典は彼が翻訳した重要な仏教経典の一つである。経文は体系的に仏陀の四種無畏の功徳法門、すなわち正等覚無畏・漏永尽無畏・説障法無畏・説出道無畏を説き明かし、仏陀が宇宙の真理を徹悟し、衆生を解脱へと導く絶対的な自信と円満なる智慧を顕わしている。この経典は仏陀の果徳と修行の信心を理解する上で重要な典籍であり、大乗仏教において崇高な地位を占め、歴代の僧俗から尊崇され、修学されてきた。


佛說四無所畏經

仏説四無所畏経

西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚卿傳法大師臣施護奉 詔譯

西天訳経三蔵・朝散大夫・試鴻臚卿・伝法大師 臣施護 奉詔訳

如是我聞:

このように、私はお釈迦さまから直接お聞きしました。

一時,佛在舍衛國祇樹給孤獨園。爾時,世尊告諸苾芻:「汝等諦聽!如來、應、正等覺,成就四無所畏,於大眾中,轉大法輪,如師子吼,自在無畏。」

ある時、お釈迦様は舎衛国の祇園精舎におられました。その時、世尊は比丘たちにこうおっしゃいました。

「よく聞きなさい。如来・応供・正等覚者は、四つの恐れなき境地を成就し、大衆の中で大いなる法の輪を転じ、獅子吼のように自在に恐れることなく説法するのです」

時諸苾芻,聞是語已,五體投地,頂禮佛足,合掌白言:「云何如來四無所畏?」

その時、比丘たちはこの言葉を聞くと、五体を地に投げ出し、仏の足を礼拝し、合掌して言いました。「いったい、如来の四無畏とはどのようなものなのでしょうか?」

佛告苾芻:「我於往昔在大眾中,而作是言:『如來成就正等正覺。』如是說時,沙門、婆羅門、魔梵、天人俱發言曰:『此所宣說,非依法教,未曾見聞有如是事。』爾時,世尊於彼眾中,無驚無怖,心得安樂,住無所畏。

仏陀は比丘たちに告げられた。「私はかつて大衆の中で、このように言いました。『如来は正等正覚を成就された』と。そのように説いた時、沙門や婆羅門、魔や梵天、天界や人間界の者たちが皆、口をそろえて言いました。『この説かれたことは、法の教えに基づくものではなく、このようなことは見たことも聞いたこともない』と。その時、世尊はその大衆の中にあって、驚くことも恐れることもなく、心は安らぎ、何ものも恐れない境地に安住されていました。」

「又復告言:『我身清淨,諸漏已盡。』如是說時,沙門、婆羅門、魔梵、天人俱發言曰:『此所宣說,非依法教,未曾見聞有如是事。』爾時,世尊於彼眾中,無驚無怖,心得安樂,住無所畏。

またこう告げました。「わが身は清浄であり、すべての煩悩は尽きている」と。このように語った時、沙門や婆羅門、魔や梵天、天界の人々までが一斉に言いました。「この説くところは、正しい教えに基づくものではない。このようなことは見たことも聞いたこともない」と。その時、世尊はその大衆の中にあって、驚くことも恐れることもなく、心は安らぎに満ち、何ものをも畏れない境地に安住しておられました。

「復次告言:『一障雜染,能障道果,此障若滅,聖道自現。』如是說時,沙門、婆羅門、魔梵、天人俱發言曰:『此所宣說,非依法教,未曾見聞有如是事。』爾時,世尊於彼眾中,無驚無怖,心得安樂,住無所畏。

さらにまた、こう告げられた。「一つの煩悩の染まりが道の果実を妨げる。この煩悩が滅すれば、聖なる道は自然に現れる。」このように説かれたとき、沙門や婆羅門、魔や梵天、天界や人間界の人々が一斉に言った。「これは正しい教えに基づく説き方ではない。このようなことは見たことも聞いたこともない。」その時、世尊はその大衆の中にあって、驚くことも恐れることもなく、心は安らぎ、何ものをも畏れない境地に安住しておられた。

「復次告言:『修戒定等,能出生死,盡諸苦報。』如是說時,沙門、婆羅門、魔梵、天人俱發言曰:『此所宣說,非依法教,未曾見聞有如是事。』爾時,世尊於彼眾中,無驚無怖,心得安樂,住無所畏。」

さらにまた、このようにお告げになりました。「戒律を守り、心を静める修行を積めば、生死の輪廻から抜け出し、あらゆる苦しみの報いを尽くすことができる」と。

このように説かれたとき、沙門や婆羅門、魔や梵天、天界の人々までもが一斉に言いました。「今お説きになったことは、正しい教えに基づくものではありません。このようなことがあるとは、これまで見たことも聞いたこともありません」と。

そのとき、世尊はその大衆の中にあって、少しも驚かず、恐れることもなく、心は安らかで、何ものをも畏れない境地におられました。

佛告苾芻:「是名如來轉大法輪四無所畏。

仏は比丘たちに告げられた:「これが如来の大法輪を転じる四無畏である。

「復次,苾芻!亦於八大眾中,具足成就,四無所畏。云何為八?昔於一處,有無數百沙門眾,或住、或立、或行、或坐,互相言曰:『往昔佛說如是法相,甚深難解,未曾見聞。為是為非?為虛為實?』爾時,如來聞彼言已,心無怯懼,身無毛竪,自在無畏,如山不動。
「復次無數百婆羅門眾,無數百剎帝利眾,無數百居士眾,無數百四天王眾,無數百忉利天眾,無數百魔王眾,無數百梵天眾。如是八眾,或住、或立、或行、或坐,互相言曰:『往昔佛說如是法相,甚深難解,未曾見聞。為是為非?為虛為實?』爾時,如來聞彼言已,心無怯懼,身無毛竪,自在無畏,如山不動。」
佛言:「苾芻!是名八部大眾之中,得無所畏。」即說頌曰:

仏は言われた。「比丘たちよ、これを八つの大きな集まりの中で、何の恐れもなくいられる境地というのである。」そして、次の偈を説かれた。

「如來自在轉法輪, 昔能成就四無畏,
天人魔梵及沙門, 聞師章句懷猶豫,
身心不動得無畏, 利樂一切諸有情,
令發無上菩提心, 恭敬修行到彼岸。」

如来は自在に法輪を転じ、 かつて四つの無畏を成就された。

天・人・魔・梵天・沙門たちも、 師の言葉を聞いてもなお迷いを抱く。

しかし如来は身心動じることなく無畏であり、 すべての生きとし生けるものを利益し楽しませ、 無上の悟りを求める心を起こさせ、 敬いながら修行して彼岸に至らせる。

爾時,諸大苾芻聞佛所說,信受奉行。

その時、大いなる修行者たちは仏の説法を聞き、心から信じ受け入れ、教えの通りに実践した。

佛說四無所畏經

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