五千五百仏名経 巻第五
如来の塔の中で多くの灯明を灯し、 さらに多くの優れた香を焚くべきである。
その優れた香の中には、多くの種類があり、 最も精選された沈水香が五百ある。
薫陸香は十と二分の一、 その十と二分の一の中に、妬路香も加える。
さらに安息香を三両用い、 鬼甲香の葉も同様に加える。
最上の苜蓿香も同じ量、 藿香と橘皮はさらに三分の一ずつ。
このような割合を正しく揃え、 蒲黄は四分の一を取る。
十分の石皮香を用意し、 欝金華香はさらに二分の一を加える。
そしてさらに安息香を二分の一、 優鉢青木の香も同じ割合で加える。
これらをすべて混ぜ、日中に乾かし、 乾いたら細かく粉末にする。
その後、真の上質な蜂蜜を取り、 その粉末の香りとよく混ぜ合わせる。
さらに別の二種類の真正な蜂蜜も用意し、 それで特に優れた香りを別に調合する。
もし清らかな酥摩那油があれば、 その油で両手を塗り、
その油を塗った手で香りを揉み込み、 よく揉み込んだら石器に納める。
このようにして香りをすべて調合し終えたら、 如来の塔の中でこれを焚く。
そうすれば、仏の心を大いに喜ばせ、 すべての生きとし生けるものに慈悲の心を起こさせる。
このような最上の様々な香りや、 様々な妙なる音や美しい花などを用い、
頭に香油を注ぎ、優れた灯明を灯し、 この陀羅尼を唱えるべきである。
もし諸仏の教えに従おうとするなら、 先に述べたように、その教えに随順せよ。
すべての願いは成就し、 少しの間でも願いは叶う。
陀羅尼の智慧を得ることは難しくなく、 すべての鬼神も心に従う。
夜叉の衆や鳩槃荼、 龍の衆もまた、その意に従う。
プータ餓鬼や毘舎闍も、 もし財産を失った者がいれば、皆それに告げる。
何度も何度も来て彼らに知らせ、 すべての行いは成就する。
鬼神たちの隠された言葉や、 天の衆や夜叉など、
諸々の龍の衆や鳩槃荼も、 彼らのために呪文の句を説く。
福徳と精進の力によって、 すべての事柄が成就しないことはない。
心の中で祈り求めるすべての願いも、 自在に成就するのである。
ㇰ(許牀反)ぐろ フルパパティハ タマンティ アリタパティ バフパラナ シャタナン(去声) チョクジュミ チョクジュバティ フリアクリ アチニャバサイ(車皆反)ティ サキタク(他格反)ヒデリ デイバパティ バラパラハタ シュダイ フドハティ イハマイ アビシャナン アタパティ フフパラナ シャタナ タラニインイ(上声)ニャマンテリタ シハラン(鹿淹反)カマグナ ジャビバリテイ(市支反)タ サビ メトゥナダルマ ビバリテイタ シュダイ サラバパラマダ ビバリテイタ シチ
心の中で陀羅尼を唱えよ。この陀羅尼を唱える者は、王宮に入ろうとする時、心の中でこの神呪を念じなさい。心に念じた通りに王のもとへ至り、数え切れないほどの多くの人々が集うであろう。王の一族は皆、清らかな信仰を抱き、国中の臣民もまた心から帰依する。数多の供養を諸仏に捧げ、限りない無数の人々が、王のなすがままに従い、友と共に常に和合する。営む事業はすべて速やかに成就し、悪しきものを見ることは決してない。
心が濁り迷う者もいるが、遠く離れて讃えることはなく、彼らには威光がなく、大いなる威徳も備わっていない。埋蔵物を失っても取り戻すのは難しくなく、財産を失っても得るのは容易い。言葉を失っても取り戻しやすく、あらゆる手段を失っても再び得るのは易しい。様々な書物や無数の言葉、工芸や技術を聞かずとも習得するのは難しくなく、人々の師となり導き、怨敵をも調伏できる。
死の恐怖に直面しても心は迷わず、無上の悟りを求める時には、女性たちは皆、慈しみの心を抱き、得難い財宝も容易に手に入る。あらゆる文や義理、智慧は巧みに生み出され、多くの人々は良き医者となり得る。生まれる所では眼は決して損なわれず、見識と智慧はすべて無上である。求める衣服は望みのままに得られ、求める飲食も意のままに用いられる。もし富める者に親しめば従いやすく、これらすべては陀羅尼の功徳である。
陀羅尼を受持すれば疲れ倦くことなく、法を説く時にも疲れることはない。諸々の経典を説き、それを安置する智慧もまた、疲れ倦くことはない。器となる者を見れば嫉妬せず、教えを受けるにふさわしい者を見れば即座に説き示す。
衣服を愛し心高ぶる者は、そのような陀羅尼の智慧はない。あるいは友人の家に執着し、衣や鉢に愛着を起こす者もいる。そのように愛の束縛に絡め取られた者には、陀羅尼の智慧の心はないのである。
南無一宝荘厳如来 南無宝牛王如来 南無無量音如来 南無善安庠牛王如来 南無須弥聚如来 南無無畏王如来 南無勝瞿那荘厳如来 南無勝伽尼泥如来 南無虚空俗如来 南無叫力王如来 南無放焔光如来 南無牽幢王如来 南無華備具功徳如来 南無離怖毛竪如来 南無智功徳如来 南無栴檀香如来 南無曲躬明如来 南無作宝如来 南無香象如来 南無弥留聚如来 南無一蓋如来 南無無礙安詳緩歩如来 南無栴檀香如来 南無肩広円満如来 南無網光如来 南無宝優鉢羅功徳如来 南無智華宝光明功徳如来 南無月上宝功徳如来 南無一切怖畏散壊如来 南無安隠王如来 南無法手如来 南無十上焔光如来 南無普焔光如来 南無智光如来 南無宝上焔如来 南無宝輪如来 南無無礙鳴声如来 南無網焔如来 南無無辺覚如来 南無無辺荘厳如来 南無無辺牛王如来 南無優波羅功徳如来 南無智安住如来 南無釈迦牟那如来 南無智叫如来 南無娑羅主王如来 南無宝娑羅如来 南無将導御如来 南無宝言如来 南無不空説如来 南無功徳王如来 南無叫王如来 南無不空見如来 南無香形如来 南無無礙鳴音如来 南無叫力焔如来 南無須弥頂上王如来 南無宝最上功徳如来 南無蓮華徳如来 南無最上宝如来 南無香形如来 南無叫鎧如来 南無普蔵如来 南無普蔵主雲王灯如来 南無普光明如来 南無無量種種相遊戯如来
千八百。
千九百。
南無、異なる鎧をまとわぬ如来よ 南無、限りない智慧を説く如来よ 南無、栴檀の香りの功徳ある如来よ 南無、比類なき仏の花の功徳ある如来よ 南無、善く安住する王の如来よ 南無、月の上の焔の如来よ 南無、御する如来よ 南無、勝れた行いをする如来よ 南無、倦まずに巡る如来よ 南無、名声という友の如来よ 南無、名声の音の如来よ 南無、憂いを除く如来よ 南無、蓮華の最も勝れた功徳ある如来よ 南無、善く散る華の相ある如来よ 南無、広く香る焔の如来よ 南無、真実に見定める眼の如来よ 南無、焔を放つ如来よ 南無、光の相ある如来よ 南無、宝の形の光ある如来よ 南無、二つの相の髻ある如来よ 南無、三界の牛王が安穏に行く如来よ 南無、明るく円かな如来よ 南無、虚空を続ける牛王の如来よ 南無、尽きることなき牛王の如来よ 南無、鼓の音の如来よ 南無、普遍の牛王の如来よ 南無、智慧の震動ある如来よ 南無、善く安住する如来よ 南無、仏の牛王の如来よ 南無、普遍の功徳の首ある如来よ 南無、限りない功徳を具える如来よ 南無、智慧の最上の功徳ある如来よ 南無、智慧の上の光明の威力の功徳ある如来よ 南無、蓮華より生まれた功徳ある如来よ 南無、最も勝れた香りの牛王の如来よ 南無、月の相の焔の如来よ 南無、香りの象の如来よ 南無、不死の光の如来よ 南無、蓮華の集まりの如来よ 南無、蓮華より生まれた功徳の如来よ 南無、栴檀の功徳ある如来よ 南無、宝の積み重ねの如来よ 南無、智慧の上の如来よ 南無、畏れなきことを為す如来よ 南無、限りない功徳より生まれた功徳ある如来よ 南無、光明の相ある如来よ 南無、限りない行いの功徳ある如来よ 南無、一切の功徳より生まれた功徳ある如来よ 南無、蓮華より生まれた功徳ある如来よ 南無、炬火を持つ如来よ 南無、宝の上の功徳ある如来よ 南無、最も勝れた王の如来よ 南無、星宿の王の如来よ 南無、限りないミロク王の如来よ 南無、虚空の円く清らかな王の如来よ 南無、不死の音の如来よ 南無、宝のミロクの如来よ 南無、種々の宝の華が開く如来よ 南無、最も勝れた衆の如来よ 南無、無垢で離垢の解脱の鎧ある如来よ 南無、金の華の如来よ 南無、宝の部屋の如来よ 南無、妙なる華より生まれた如来よ 南無、焔を放つ如来よ 南無、華より生まれた如来よ 南無、華の蓋の如来よ 南無、空しからざる鎧の如来よ 南無、叫びの力の王の如来よ 南無、梵天の歌声の如来よ 南無、牛王の如来よ 南無、限りない衆の如来よ 南無、調御する如来よ 南無、障りなき輪の如来よ 南無、一切の取りを散らす如来よ 南無、疑いを抜く如来よ 南無、相なき音の如来よ 南無、過去・未来・現在の鎧の如来よ 南無、限りない光の如来よ 南無、宝のミロクの如来よ 南無、日の灯の如来よ 南無、智慧より生まれた功徳ある如来よ 南無、炬火の灯の如来よ 南無、上の焔の如来よ 南無、弗沙の如来よ 南無、限りない日の如来よ 南無、方角の灯の如来よ 南無、娑羅樹の主の王の如来よ 南無、獅子の如来よ 南無、宝の山の如来よ 南無、毘波尸の如来よ 南無、医王の如来よ 南無、賢き功徳ある如来よ 南無、濁りのない如来よ 南無、香りの上の功徳ある如来よ 南無、香りの上の如来よ 南無、栴檀の家の如来よ 南無、限りない精進の如来よ 南無、無数の蓮華の数ある最上の王の如来よ 南無、宝の網の如来よ 南無、善く安住する王の如来よ 南無、香りの最も勝れた手の如来よ
二千。
右、二千三百十二あり。
五千五百仏名経 巻第五