No. 1113-B杭州路明慶大興國寺
No. 1113-B 杭州路明慶大興國寺
律藏事規備用要語皆宗門之柱石垣藩也四明悟公心源宗師篤於前明慶虎巖宗主一囑苦心二十年圓成二書𨤲為十卷凡十餘萬言繼志述事固有其人奈工木之費頗夥必藉諸大賢明在家出家菩薩喜開施鑰同成勝事。
律蔵の事相や規矩において、必ず用いるべき要語は、すべて禅門の柱石・垣藩である。四明の悟公は心源宗師として、前明の慶虎巌宗主から一つの嘱託を受け、二十年間苦心を重ねて二つの書籍を完成させた。これを整理して十巻とし、総じて十万余言に及ぶ。志を継ぎ、事績を述べる者が確かにいるものの、木版彫刻の費用はなかなか膨大であり、必ずや諸大徳・賢明なる在家・出家の菩薩方が喜んで布施の鍵を開き、共にこの勝事を成し遂げることを願うのである。
佛三寶有僧有法猶禮樂制度皆是良心律一宗作榘作規故行住坐臥無非大道奈慈苑之廣莫致芳派之芒洋百丈掇拾𮨇而之它二祖鈔疏有不能用今則挈爾要領會其旨歸既閑花野草各自春風動搖俾殢雨癡雲不礙山色清淨十萬餘字多多益辨千二百眾井井有條運象長者才肯點頭彫龍工夫方敢下手法既周徧福不唐捐。
仏の三宝には僧伽(僧)と法がそなわり、礼楽や制度の中にも、すべて良心の律法が一つの規範として備わっています。そのため、行き・止まり・座り・臥すという日常のあらゆる動作が、大道そのものであります。しかし、慈苑の広がりが大きいからといって、その芳派の広がりを追い尽くすことはできません。百丈が収め取った教えは他のものへと伝わり、二祖の注釈書も、用いることができないものがあります。今、その大切な要点を取り上げ、その宗旨の核心を掴むことにしましょう。すでに咲いている野の花や草は、それぞれに春風を受けて揺れ動き、留まり続ける雨や曇り空も、山の色の清らかさを妨げることはありません。十万余りの文字は、多ければ多いほどますます分かりやすく、千二百の僧侶たちは、きちんと秩序立っています。運象長者がうなずいてくださって初めて、彫龍の工夫に手を下すことができます。教えがすでにすべてを行き渡らせ、福を得る功徳は無駄に捨てられることはありません。
泰定二年三月 日疏
幹緣 智觀 文郁
勸緣 明慶住持宗主
都勸緣 南山澄祖師菩薩