佛說法集名數經
仏説法集名数経
西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚少卿傳法大師臣施護奉 詔譯
施護が詔を奉じて訳す
歸命頂禮一切佛、一切智智、天人師。無邊無數佛說法,略集所說正法名。先歸命三寶,所謂佛、法、僧。
一切の仏、一切智智、天人師に帰依し、礼拝いたします。
無辺無数の仏が説かれた教えを、 簡潔に集めた正しい法の名を記します。
まず三宝に帰依いたします。 すなわち仏と法と僧であります。
云何三乘?所謂大乘、緣覺、聲聞。
三乗とは何でしょうか。いわゆる大乗、縁覚、声聞です。
云何七種最上供養?所謂禮拜、供養、懺悔、隨喜、勸請、發願、迴向。
七つの最上の供養とは何か。すなわち、礼拝、供養、懺悔、随喜、勧請、発願、回向である。
云何三根本?所謂發菩提心、清淨心、自性空斷我見。
三つの根本とは何か? それは、菩提心を起こすこと、清浄な心を持つこと、そして自性が空であることを悟り、我見を断つことである。
云何十波羅蜜?所謂布施、持戒、忍辱、精進、禪定、智慧、方便、願、力、智。
十波羅蜜とは何でしょうか。それは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧、方便、願、力、智の十のことです。
云何十八空?所謂內空、外空、內外空、空空、大空、勝義空、有為空、無為空、畢竟空、無際空、散空、一切法空、本性空、自相空、無相空、無性空、自性空、無性自性空。
十八の空とは何ですか?それは次の通りです。
内なる空、外なる空、内外の空、空そのものの空、広大な空、勝れた真理の空、形成されたものの空、形成されないものの空、究極の空、果てしない空、散りゆく空、一切の法の空、本来の性質の空、自らの相の空、相のない空、性質のない空、自性の空、性質も自性もない空。
云何四無量?所謂慈無量、悲無量、喜無量、捨無量。
四つの無量心とは何か。すなわち、慈しみの無量心、悲しみの無量心、喜びの無量心、捨てる心の無量心である。
云何四攝法?所謂布施、愛語、利行、同事。
四摂法とは何か?それは布施、愛語、利行、同事のことです。
云何五通?所謂天眼、天耳、他心、宿命、神境。
五つの神通とは何か?それは、天眼、天耳、他心、宿命、神境をいう。
云何四聖諦?所謂苦諦、集諦、滅諦、道諦。
四つの聖なる真理とは何でしょうか? それは、苦の真理、苦の原因の真理、苦の滅の真理、苦の滅に至る道の真理です。
云何五蘊?所謂色蘊、受蘊、想蘊、行蘊、識蘊。
五蘊とは何ですか。それは色蘊、受蘊、想蘊、行蘊、識蘊のことです。
云何出世五蘊?所謂戒蘊、定蘊、慧蘊、解脫蘊、解脫知見蘊。
出世の五蘊とは何ですか?それは、戒の蘊、定の蘊、慧の蘊、解脱の蘊、解脱知見の蘊を指します。
云何十二緣生?所謂無明、行、識、名色、六入、觸、受、愛、取、有、生、老死。
十二の縁起とは何か。それはすなわち、無明、行、識、名色、六入、触、受、愛、取、有、生、老死である。
云何三十七菩提分法?所謂四念處、四正斷、四神足、五根、五力、七菩提分、八聖道。
三十七菩提分法とは何でしょうか。それは、四念処、四正断、四神足、五根、五力、七菩提分、八聖道のことです。
云何四念處?所謂觀身身念處、觀受受念處、觀心心念處、觀法法念處。
四つの念処とは何か。それは、身体を観察する身体の念処、感受を観察する感受の念処、心を観察する心の念処、そして諸法を観察する諸法の念処である。
云何四正斷?所謂未生不善法不令生、已生不善法令正斷、未生善法令發生、已生善法令增長。真實不妄,發精進心,令得圓滿。
四つの正しい努力とは何でしょうか?それは、まだ生じていない不善な心を生じさせないこと、すでに生じた不善な心を正しく断ち切ること、まだ生じていない善い心を起こさせること、すでに生じた善い心を成長させることです。真実に虚妄なく、精進の心を起こし、それを円満に成就させていくことです。
云何四神足?所謂集定斷行具神足、心定斷行具神足、精進定斷行具神足、我定斷行具神足。
四神足とは何でしょうか。それは、集定断行具神足、心定断行具神足、精進定断行具神足、我定断行具神足の四つを指します。
云何五根?所謂信根、進根、念根、定根、慧根。
五つの根とは何ですか? それは、信の根、精進の根、念の根、定の根、慧の根のことです。
云何五力?所謂信力、進力、念力、定力、慧力。
五つの力とは何ですか? それは、信じる力、努力する力、心を留める力、心を安定させる力、智慧の力です。
云何七菩提分?所謂念菩提分、擇法菩提分、精進菩提分、喜菩提分、輕安菩提分、定菩提分、捨菩提分。
七つの覚りの要素とは何でしょうか。それは、気づきの要素、法を見分ける要素、精進の要素、喜びの要素、軽やかさの要素、集中の要素、そして放捨の要素です。
云何八聖道?所謂正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。如是三十七菩提分法。
八つの聖なる道とは何か。それは、正しい見解、正しい思考、正しい言葉、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい心の集中、正しい瞑想である。これが三十七の菩提分法である。
云何四法種?所謂正利、正文、正智、正識。
四つの法の種とは何か。それは正しい利益、正しい教え、正しい智慧、正しい認識である。
云何六念?所謂念佛、念法、念僧、念戒、念施、念天。
六念とは何か。それは、仏を念じ、法を念じ、僧を念じ、戒を念じ、施しを念じ、天を念じることです。
云何四法印?所謂一切行無常、一切行苦、一切法無我、涅槃寂靜。
四つの法印とは何か? それは、すべての現象は無常であり、すべての現象は苦であり、すべての存在には我がないこと、そして涅槃は寂静であるということです。
云何十善?所謂不殺生、不偷盜、不婬欲、不妄語、不兩舌、不惡口、不綺語、不貪、不瞋、不癡。
十の善とは何でしょうか。それは、生き物を殺さないこと、盗みをしないこと、みだらな行いをしないこと、嘘をつかないこと、二枚舌を使わないこと、乱暴な言葉を使わないこと、無駄なおしゃべりをしないこと、貪らないこと、怒らないこと、愚かさを離れることです。
云何四根本煩惱?所謂貪、瞋、癡、我慢。
四つの根本的な煩悩とは何でしょうか?それは、貪り、怒り、愚かさ、そして我慢です。
云何五見?所謂身見、邊見、邪見、見取、戒禁取。
五つの見解とは何か。それは、身見、辺見、邪見、見取、戒禁取である。
云何四漏?所謂欲漏、有漏、無明漏、見漏。
四つの漏れとは何か?それは、欲の漏れ、存在の漏れ、無明の漏れ、見解の漏れです。
云何三解脫?所謂空解脫、無相解脫、無願解脫。
三つの解脱とは何か。 すなわち、空の解脱、相なき解脱、願いなき解脱である。
云何八有色?所謂地、水、火、風、香、味、觸、法。
八つの色とは何か。それはすなわち、地、水、火、風、香、味、触、法である。
云何二無色?所謂虛空、識性。
二つの無色とは何か?それは、虚空と識性である。
云何八定解脫?所謂內有色觀外色解脫、內無色觀外色解脫、觀淨解脫具足住、觀空無邊處解脫、觀識無邊處解脫、觀無所有處解脫、觀非想非非想處解脫、觀想受滅解脫。
八つの解脱とは何でしょうか。 それは次の通りです。
一、内に色があり、外の色を観じて解脱する。 二、内に色がなく、外の色を観じて解脱する。 三、清浄を観じて解脱し、具足して住する。 四、空無辺処を観じて解脱する。 五、識無辺処を観じて解脱する。 六、無所有処を観じて解脱する。 七、非想非非想処を観じて解脱する。 八、想受滅を観じて解脱する。
云何九部法?所謂契經、祇夜、受記、伽他、諷誦、因緣、本事、本生、方廣。
九つの教えとは何か。それは、経典、詩頌、授記、偈頌、諷誦、因縁、本事、本生、方広である。
云何十二頭陀行?所謂常乞食、次第乞食、一座食、先止後食、持三衣、毳衣、糞掃衣、於其草上長坐不臥、顯路處居住、樹下住、塚間住、空寂處住。
十二の頭陀行とは何か? それは、常に乞食すること、順番に乞食すること、一食で満足すること、食事の前に心を静めること、三つの衣を持つこと、粗末な衣をまとうこと、捨てられた布で作った衣を着ること、草の上で常に座り臥さないこと、人目につく道端に住むこと、木の下に住むこと、墓場に住むこと、静かな空き地に住むことである。
云何十地?所謂歡喜地、離垢地、發光地、焰慧地、難勝地、現前地、遠行地、不動地、善慧地、法雲地。
十地とは何でしょうか?それは以下の通りです。 歓喜地、離垢地、発光地、焔慧地、難勝地、現前地、遠行地、不動地、善慧地、法雲地。
云何菩薩十降伏?所謂命降伏、心降伏、受用降伏、法降伏、生降伏、神通降伏、解脫降伏、願降伏、業降伏、智降伏。
菩薩の十の降伏とは何か?それは、命の降伏、心の降伏、受用の降伏、法の降伏、生の降伏、神通の降伏、解脱の降伏、願の降伏、業の降伏、智の降伏である。
云何菩薩十力?所謂解脫力、拔苦力、觀力、忍力、智力、斷力、聞力、願力、圓滿力、愛力。
菩薩の十の力とは何でしょうか?それは、解脱の力、苦しみを抜き取る力、観察の力、忍耐の力、智慧の力、煩悩を断つ力、教えを聞く力、誓願の力、円満成就の力、慈愛の力です。
云何如來十力?所謂處非處智力、自業智力、知眾生性智力、根勝劣智力、種種界智力、種種勝解智力、遍趣行智力、淨慮解脫等持等至智力、宿住隨念智力、漏盡智力。
如来の十力とは何でしょうか。それは以下の通りです。
1. 道理にかなっていることと、道理にかなっていないことを見極める力 2. 自らの業(行い)の結果を知る力 3. あらゆる生き物の性質や傾向を知る力 4. 人々の能力や素質の優劣を知る力 5. さまざまな世界や境涯の違いを知る力 6. 人々のさまざまな考え方や願望を知る力 7. あらゆる行いがもたらす結果を知る力 8. 禅定や解脱、心を統一するさまざまな境地を知る力 9. 自他ともに、過去の生におけることを思い起こす力 10. 煩悩を完全に滅ぼし尽くした力
云何四知?所謂知一切法種、知一切說法、知涅槃正道、知漏盡智斷。
四つの知とは何か?それは、すべての法の種を知ること、すべての説法を知ること、涅槃への正しい道を知ること、煩悩を尽くす智と断ち切ることを知ることである。
云何五貪妬?所謂法貪妬、利養貪妬、住貪妬、為善貪妬、名聞貪妬。
五つの貪りと嫉妬とは何か。それは、法に対する貪りと嫉妬、利養に対する貪りと嫉妬、住処に対する貪りと嫉妬、善行に対する貪りと嫉妬、名声に対する貪りと嫉妬である。
云何十八不共法?所謂身無失、口無失、意無失、無不定心、無異想心、無不知捨心、欲無減、念無減、精進無減、智慧無減、解脫無減、解脫知見無減、身業隨智慧行、口業隨智慧行、意業隨智慧行、知過去無礙、知未來無礙、知現在無礙。
十八の不共法とは何か。すなわち、身体に過ちがないこと、言葉に過ちがないこと、心に過ちがないこと、心が定まらないことがないこと、心に異なる思いがないこと、捨てることを知らない心がないこと、求める心が衰えないこと、心の働きが衰えないこと、努力が衰えないこと、智慧が衰えないこと、解脱が衰えないこと、解脱の知見が衰えないこと、身体の行いが智慧に従って行われること、言葉の行いが智慧に従って行われること、心の行いが智慧に従って行われること、過去を知ることに妨げがないこと、未来を知ることに妨げがないこと、現在を知ることに妨げがないこと。
云何三十二相?所謂足下平滿相、足下千輻輪文相、手足柔軟相、手足指間有金色網鞔相、手足諸指纖長圓滿相、足跟廣長與趺相稱相、足趺脩廣柔軟充滿相、雙腨纖圓如鹿王腨相、兩臂𦟛圓平立過膝相、陰相隱密如象王相、身諸毛孔各生一毛右旋紺青相、髮毛上靡紺青柔軟相、身皮薄潤塵水不住相、身真金色光潔莊嚴相、手足掌中頸及兩肩七處充滿相、雙肩頭頂圓滿殊妙相、兩膊腋下皆悉充實相、容儀端嚴相、身相廣長相體相、縱廣形量相稱相、於身上半如師子王相、常有身光面各一尋相、齒白如雪四十齊密相、四牙鋒利鮮淨皎潔相、於諸味中常得上味相舌相、廣薄可以覆面至髮際相、梵音洪雅隨眾等聞相、眼睫齊整如牛王眼睫相、眼睛之上紅環間飾相、面如滿月眉如初月相、眉間白毫右旋柔軟相、頂有烏瑟膩沙如天傘蓋相。
三十二相とは何か。それは以下の通りである。
1. 足の裏が平らで満ち足りている相 2. 足の裏に千の輻(や)を持つ車輪の文様がある相 3. 手足が柔らかく優しい相 4. 手足の指の間に金色の網が張り巡らされている相 5. 手足のすべての指が細長く円満である相 6. 足のかかとが広く長く、足の甲と釣り合いが取れている相 7. 足の甲が長く広く、柔らかく充実している相 8. 両ふくらはぎが細く円く、鹿王のふくらはぎのようである相 9. 両腕が丸く充実し、立つと膝を超える相 10. 陰相が隠密で、象王のようである相 11. 身体のあらゆる毛穴からそれぞれ一本の毛が生え、右巻きで紺青色である相 12. 髪の毛が上になびき、紺青色で柔らかい相 13. 身体の皮膚が薄く潤い、塵や水が留まらない相 14. 身体が真金色で、光り輝き清潔で荘厳である相 15. 手足の掌、首、及び両肩の七箇所が充実している相 16. 両肩と頭頂が円満で殊勝に優れている相 17. 両腕の脇の下がすべて充実している相 18. 容姿が端正で厳かである相 19. 身体の相が広く長く、体つきが優れている相 20. 縦横の形と量が釣り合っている相 21. 身体の上半身が獅子王のようである相 22. 常に身体から光を放ち、顔の各面が一尋(約1.8m)の光を放つ相 23. 歯が雪のように白く、四十本が整って密生している相 24. 四本の牙が鋭く、鮮やかで清らかで白く輝いている相 25. あらゆる味の中で常に最上の味を得る舌の相 26. 舌が広く薄く、顔を覆って髪の生え際まで届く相 27. 梵音(清浄な声)が雄大で優雅で、聴く衆生すべてに平等に聞こえる相 28. まつげが整然と揃っており、牛王のまつげのようである相 29. 目の瞳の上に紅い環があり、間に飾りがある相 30. 顔が満月のよう
云何八十種好?所謂指爪狹長光潤薄淨好、手指足指纖圓𦟛直骨節不現好、手足各等指間充密好、手足如意柔軟好、筋脈堅固深隱不現好、兩踝不現好、行步直進如龍象王好、行步齊肅如師子王好、行步安平如牛王好、進止儀雅如鵝王好、凡所迴顧舉身隨轉好、肢節𦟛圓妙善具足好、骨節無隙如龍蟠好、膝輪堅固妙好莊嚴好、隱處文約圓滿清淨好、身皮柔軟光淨離垢好、身容敦肅無諸怖畏好、肢節稠密安布妙善好、身肢安定不掉動好、身相光淨周匝端嚴好、周匝身光恒自照耀好、腹形方正柔軟不現好、臍深圓妙清淨殊異好、臍厚妙好、無𮃹凸好、皮膚清淨無諸垢染好、手足充滿好、手文不斷好、脣如頻婆菓好、面門如量端嚴好、舌相廣薄好、梵音深遠好、梵音美妙具足好、鼻高脩直好、諸齒方整好、諸牙圓白好、眼睛青白分明好、眼如青蓮華葉好、眼睫稠密不白好、雙眉長軟好、雙眉紺瑠璃色好、雙眉高顯光潤好、耳厚相稱輪埵圓滿好、兩耳齊平好、容儀廣大皆生敬愛好、額廣平正好、身分上半無比對好、首髮脩長稠密紺青好、首髮香潔好、首髮無交雜好、首髮無褫落好、首髮光滑塵垢不住好、身分充實喻那羅延好、身體廣大端直好、諸竅清淨好、身肢無等好、眾觀無厭足好、面如滿月好、唯向不背好、面貌熙怡好、身肢無垢好、面門常香好、毛孔常香好、首如末達那好、身毛光淨如孔雀項毛好、梵音稱量應理無差好、頂骨無人得見好、手足指約如赤銅好、行時去地四指能現印文好、自侍不待他衛好、惡心見喜恐怖見安好、音聲和悅隨眾生意好、隨有情類言音意樂好、一音說法隨類各悟好、次第說法必有應緣好、觀諸眾主無憎愛好、先觀後作軌範具足好、不可觀盡相好好、頂骨堅實好、容顏不老好、手足胸臆有喜旋德好。
八十の好とは何か。すなわち、 爪が細長く光沢があり、薄く清らかであること。 手足の指が細く円く、まっすぐで、骨の節が見えないこと。 手足がそれぞれ等しく、指の間が密に満ちていること。 手足が思いのままに柔らかくしなやかであること。 筋や血管がしっかりと深く隠れ、見えないこと。 両方のくるぶしが目立たないこと。 歩く姿がまっすぐで、龍や象の王のようであること。 歩く様子が整っていて厳かで、獅子の王のようであること。 歩く様子が穏やかで平らかで、牛の王のようであること。 進み止まる姿が優雅で、鵞鳥の王のようであること。 振り返る時、全身が自然に従って動くこと。 四肢の節が円く整い、見事に備わっていること。 骨の節に隙間がなく、龍がとぐろを巻くようであること。 膝の輪郭がしっかりとしていて、美しく飾られていること。 隠れた部分の文様が円満で清らかであること。 体の皮膚が柔らかく、光沢があり、汚れがないこと。 身の容姿が重厚で、恐れやおびえがないこと。 四肢の節が密に並び、美しく整っていること。 体の各部分が安定していて、揺れ動かないこと。 体の姿が光り輝き、周囲に端正な美しさがあること。 周囲に体の光が常に照らし出されていること。 腹の形が正方形で、柔らかく目立たないこと。 へそが深く円く、清らかで特別に優れていること。 へそが厚く美しいこと。 凹凸がないこと。 皮膚が清らかで、汚れがつかないこと。 手足がふっくらと満ちていること。 手の文様が途切れないこと。 唇が頻婆果のようであること。 顔の形が整っていて端正であること。 舌が広く薄いこと。 梵音が深く遠くまで届くこと。 梵音が美しく完全であること。 鼻が高く真っ直ぐであること。 歯が整然と並んでいること。 歯が円く白いこと。 目が青白くはっきりしていること。 目が青い蓮の葉のようであること。 まつげが密で白くないこと。 両方の眉が長く柔らかいこと。 両方の眉が紺瑠璃色であること。 両方の眉が高く目立ち、光沢があること。 耳が厚く釣り合いがとれ、輪郭が円満であること。 両方の耳が同じ高さであること。 容姿が広大で、すべての人に敬愛を生じさせること。 額が広く平らで整っていること。 上半身が比類なく優れていること。 髪が長く密で紺青色であること。 髪が香り高く清らかであること。 髪が絡み合わないこと。 髪が抜け落ちないこと。 髪が滑らかで、ほこりや汚れがつかないこと。 体が充実していて、那羅延にたとえられること。 体が広大で真っ直ぐであること。 すべての穴が清らかであること。 体の部分が比類なく優れていること。 多くの人が見ても飽き足りないこと。 顔が満月のようであること。 正面を向き、背を向けないこと。 顔つきが穏やかで和やかであること。 体の部分に汚れがないこと。 顔の門(口)が常に香り高いこと。 毛穴が常に香り高いこと。 頭が末達那のようであること。 体毛が光沢があり、孔雀の首の毛のようであること。 梵音が理にかなっており、誤りがないこと。 頭頂の骨が誰にも見られないこと。 手足の指が赤銅のように引き締まっていること。 歩く時、地面から四指分浮き上がり、印文が現れること。 自ら身を守り、他に守られる必要がないこと。 悪意を持つ者も喜び、恐怖を抱く者も安心すること。 声が和やかで、衆生の心に従うこと。 あらゆる生き物の言葉や心の楽しみに応じること。 一つの音で説法し、それぞれの類に応じて悟らせること。 順序立てて説法し、必ず縁に応じること。 多くの衆生の主を見て、憎しみや愛着がないこと。 先に見極めてから行動し、規範を完全に備えていること。 相好が尽きることなく見られること。 頭頂の骨が堅固であること。 容貌が老けないこと。 手足や胸に喜びの旋徳(めぐる徳)があること。
云何輪王七寶?所謂金輪寶、象寶、馬寶、摩尼寶、玉女寶、主兵寶、主藏寶。
転輪聖王の七つの宝とは何か?すなわち、金輪宝、象宝、馬宝、摩尼宝、玉女宝、主兵宝、主蔵宝である。
云何世間八法?所謂利、衰、譏、毀、譽、稱、苦、樂。
世間の八つの風とは何でしょうか?それは、利益、損失、そしり、非難、賞賛、称賛、苦しみ、楽しみのことです。
云何三世?所謂過去、未來、現在。
三世とは何でしょうか。それは過去、未来、現在を指します。
云何四劫數?所謂大劫、母拏劫、散地劫、賢劫。
どのようなものが四劫数(よんごうすう)でしょうか。それは、大劫(だいごう)、母拏劫(むなごう)、散地劫(さんじごう)、賢劫(けんごう)です。
云何四世?所謂聖世、正世、像世、末世。
四つの世とは何か。それは聖世、正世、像世、末世である。
云何二法?所謂生法、滅法。
二つの法とは何か?それは生じる法と滅びる法である。
云何四生?所謂胎生、卵生、濕生、化生。
四生とは何か。それは胎生、卵生、湿生、化生のことである。
云何五濁?所謂劫濁、見濁、煩惱濁、眾生濁、命濁。
五つの濁りとは何でしょうか。それは、劫濁(時代の濁り)、見濁(誤った見解の濁り)、煩悩濁(煩悩の濁り)、衆生濁(衆生の濁り)、命濁(寿命の濁り)です。
云何四魔?所謂煩惱魔、天魔、蘊魔、死魔。
四魔とは何か。煩悩魔、天魔、蘊魔、死魔である。
云何六趣?所謂天趣、人趣、修羅趣、畜生趣、餓鬼趣、地獄趣。
六つの趣きとは何か。それは天の趣き、人の趣き、修羅の趣き、畜生の趣き、餓鬼の趣き、地獄の趣きである。
云何八寒地獄?所謂皰地獄、皰烈地獄、虎虎凡地獄、哧哧凡地獄、阿吒吒地獄、青蓮花地獄、紅蓮花地獄、大紅蓮花地獄。
八つの寒地獄とは何でしょうか。それは、皰地獄、皰烈地獄、虎虎凡地獄、哧哧凡地獄、阿吒吒地獄、青蓮花地獄、紅蓮花地獄、大紅蓮花地獄です。
云何八熱地獄?所謂等活地獄、黑繩地獄、眾合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、燒然地獄、極燒然地獄、阿鼻地獄。
八つの熱地獄とは何か?それはすなわち、等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、阿鼻地獄である。
云何四大洲?所謂南贍部洲、西俱耶尼洲、北俱盧洲、東勝身洲。各有五百小洲以為眷屬,復有二鐵輪圍:小鐵輪圍、大鐵輪圍。
四大洲とは何ですか?それは南贍部洲、西俱耶尼洲、北俱盧洲、東勝身洲のことです。それぞれに五百の小洲が眷属としてあり、さらに二つの鉄輪囲があります:小鉄輪囲と大鉄輪囲です。
云何七金山?所謂持雙山、持軸山、檐木山、善見山、馬耳山、象鼻山、魚觜山。
七つの金山とは何か。それは、双持山、軸持山、担木山、善見山、馬耳山、象鼻山、魚嘴山である。
云何七海?所謂鹽水海、乳海、酪海、酥海、蜜水海、吉祥草海、酒海。
七つの海とは何か?すなわち、塩水の海、乳の海、ヨーグルトの海、バターの海、蜂蜜水の海、吉祥草の海、酒の海である。
云何六欲天?所謂四天王天、忉利天、夜摩天、兜率天、樂變化天、他化自在天。
六欲天とは何でしょうか。それは、四天王天、忉利天、夜摩天、兜率天、楽変化天、他化自在天の六つの天界を指します。
云何色界十七天?所謂梵眾天、梵輔天、大梵天、少光天、無量光天、極光淨天、少靜天、遍靜天、無量靜天、無雲天、福生天、廣果天、無煩天、無熱天、善見天、善現天、色究竟天。
色界の十七天とは何でしょうか。すなわち、梵衆天、梵輔天、大梵天、少光天、無量光天、極光浄天、少静天、遍静天、無量静天、無雲天、福生天、広果天、無煩天、無熱天、善見天、善現天、色究竟天です。
法集名數經
法集名数経