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  1. 阿迦陀密一印千類千転三使者成就経法一巻 (阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法一卷)
  1. 阿迦陀密一印千類千転三使者成就経法 (阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法)
  2. 阿迦陀密一印千類千転三使者成就経法一巻 (阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法一卷)

阿迦陀密一印千類千転三使者成就経法 (阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法)

「阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法」について

唐 · 不空 著

747 字 · 約 2 分

『阿迦陀密一印千類千轉三使者成就経法』は、唐代の密教における重要な経典であり、著名な訳経僧である不空三蔵法師によって翻訳、もしくは編纂されました。この経典は、唐代に密教が最も栄えた時期に成立し、中国に伝わった密教が、インドの密法を体系的に吸収し整理した様子をよく表しています。 その中心的な内容は、特定の密印(印相)と真言(マントラ)、そして三つの使者を用いる修行法門に基づいており、これに伴う儀軌の作法、観想法、念誦の方法などを詳細に説いています。これらを通じて修行者は、世俗的な願望の成就と、智慧による解脱を得ることを目指します。 本経典は、唐代密教の思想と実践を研究する上で欠かせない文献であり、不空三蔵の系統に属する密法の特徴をよく示しています。後の時代の密教の伝承に対しても、重要な参考資料となる価値を持っています。


阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法
大興善寺三藏沙門大廣智不空奉 詔譯
爾時觀世音菩薩在大眾會,座中而起,五體投地禮佛雙足,而白佛言:「我有一真言、一印、三使者真言廣大成就之法,願為利益安樂閻浮提諸善男子善女人故,唯願世尊哀愍聽許,我今說之。真言曰:

その時、観世音菩薩は大衆の集う中で、座より立ち上がり、五体を地に投げて仏の両足を礼拝し、仏に申し上げました。 「私は一つの真言、一つの印、三つの使者の真言による広大な成就の法を持っております。 閻浮提の善男子、善女人たちの利益と安楽のために、どうか世尊、哀れみをもってお聞き入れください。 今、それを説かせていただきます。 真言は次の通りです:

「那謨羅怛那哆羅夜耶(二)那謨阿利耶婆嚧枳帝(三)跢姪他(四)闍曳闍曳(二合)闍夜(五)婆醯你闍榆跢利(六)迦囉迦羅摩羅摩羅者羅器拏器拏(八)薩婆羯磨䟦羅拏你(九)迷婆底莎呵
「誦此呪已惡業消滅,誦至七遍五逆罪滅,若滿千遍已罪無不滅,滿十萬遍面見觀音種種莊嚴者。七日之中初作法時,唯得食乳糜蘇,最後一日勿食。十五日夜佛前念誦,無定限數,見像搖、出聲唱言:『善哉善哉!』故光明照曜。復以真珠寶物安呪師頂上,即智成驗,面見觀音已,得滿一切善願。

この呪文を唱えると悪業が消滅し、七回唱えれば五逆の罪も滅び、千回満たせばすべての罪が消え、十万回満たせば観音さまの様々な尊い姿を目の当たりにすることができます。

七日間の修行の初日には、乳粥と蘇(乳製品)だけを食べ、最後の一日は何も食べないでください。十五日の夜、仏前に座って念誦し、回数に制限はありません。その時、像が揺れたり、「善哉、善哉」と声が聞こえたり、光が輝くのを見ることがあります。

さらに、真珠や宝物を呪師の頭の上に置くと、智慧が成就し、験(しるし)が現れます。観音さまを目の当たりにした後は、すべての善き願いが満たされるでしょう。

「又於垂眠中夢見觀音種種莊嚴者,一切善事成就、一切惡業消滅,直轉讀者亦得滅罪。

また、まどろみの中で観音さまのさまざまな荘厳なお姿を夢に見たならば、すべての善いことが成就し、すべての悪い行いが消え去ります。ただ経典を読み上げるだけでも、罪を滅ぼすことができます。

「次說一印,亦利益眾生。以一印三十二遍種種成辨。二手合,二火背相合,以二母指押二頭指為鈎以印。假使向虗空,為天蓋境界;向十方天上,隨處成結界;向本尊,為普供養作法、為普禮;後時為迴向又為發遣。若欲降伏惡人者,作手印無二,以嗔心誦一百八遍,一切外道所作滅。

次に一つの印を説く。これもまた衆生に利益を与える。一つの印を三十二回繰り返すことで、様々なことが成し遂げられる。両手を合わせ、両手の火の背(手の甲)を合わせ、両親指で両人差し指を押さえて鉤の形を作り、印とする。もし虚空に向けて行えば、天蓋の境界となる。十方の天上に向けて行えば、その場所ごとに結界を成す。本尊に向けて行えば、普く供養する作法となり、普く礼拝するとなる。後には、回向となり、また発遣ともなる。もし悪人を降伏させたいならば、この手印を二つとなく作り、怒りの心で百八回誦すれば、一切の外道の行いは滅びる。

「若人患心病者,加持黃土塗於心,除差。

心の病を患う者には、加持した黄土を心の位置に塗ると、病が癒える。

「若人患頭病,加持大黃二十一遍,服之除愈。

頭痛に悩む人がいれば、大黃を二十一遍加持し、服用すれば治癒する。

「若人患眼者,加持杏子之油塗,除差。

もし人が目を患うならば、杏の実の油に加持を施して塗れば、治癒する。

「若人患腫者,香末加持一百八遍塗,除愈。

もし腫れ物に悩む人がいれば、香の粉末を加持して百八回塗れば、治癒する。

「若人欲令遠去魔事,加持苦木一百八遍,其人遠去。次使者三印,二十八部總攝。左右手掌平向天上,以大指來去。

もし人が魔事を遠ざけたいと願うならば、苦木を百八回加持し、その人は遠くへ去る。次に使者の三印、二十八部を総摂する。左右の手の平を天に向けて平らにし、親指を行き来させる。

「天上使者費迦邏,亦名淨滿,密語曰:

天上の使者フィガラ、またの名を浄満と申す。密語に曰く、

「費迦邏翳醯𠰘娑嚩賀
「二手合,二地來去。

両手を合わせ、二つの地を行き来する。

「虗空使者大仙,亦名嚩斯,密語曰:

虚空の使者、大仙。またの名を嚩斯(ばし)ともいう。密語では次のように説く。

「悉你也娑嚩賀
「二手向虗空以二大指來去。

両手を虚空に向けて、親指で行き来させる。

「下地使者水火雷電自在,亦名大羅惹,密語曰:

下地の使者は水火雷電を自在に操り、また大羅惹とも呼ばれ、密語ではこう言う:

「唵闍曳闍曳娑嚩賀

おん、じゃえい、じゃえい、そわか。

「此三種使者,能滅三灾、能滅三種執、能滅生生世世業障,生生世世悉地成就。

この三種の使者は、三つの災いを滅ぼし、三つの執着を滅ぼし、生々世々の業の障りを滅ぼすことができます。生々世々、すべての成就を成し遂げます。

「又此三種使者,無相爭力頓生頓滅,轉鉢結縛木合空鉢。

また、この三種の使者は、互いに争うことなく、突然に現れ、突然に消え去る。まるで回転する鉢が縄で結ばれ、木と空の鉢が一つになるかのようである。

「若人得滿呪功者,乘空界為仙人,召集天、龍、藥叉鬼神等,任心發遣,尤法力也。」

もし人が呪の力を満たし得るならば、虚空を乗り越えて仙人となり、天や龍、夜叉鬼神などを集め、心のままに遣わすことができる。これこそが法力の極みである。

阿迦陀密一印千類千轉三使者成就經法一卷

阿迦陀密一印千類千轉三使者成就経法 全一卷

久安五年七月六日辰時許奉受了

久安五年七月六日、辰の刻ごろに謹んで受け賜わりました。

金剛佛子辨真

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