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  1. 佛說為阿支羅迦葉自化作苦經一卷
  1. 仏為阿支羅迦葉自化作苦経 (佛為阿支羅迦葉自化作苦經)
  2. 佛說為阿支羅迦葉自化作苦經一卷

仏為阿支羅迦葉自化作苦経 (佛為阿支羅迦葉自化作苦經)

「佛為阿支羅迦葉自化作苦經」について

797 字 · 約 3 分

本経は後秦の時代、亀茲国の三蔵法師である鳩摩羅什によって漢訳されたものです。原経の題名には欠字の注記があり、サンスクリット原典が失われていることを示しています。経典の中では、仏陀が外道の修行者である阿支羅迦葉に、苦の本質について説かれています。自ら苦痛の相を現じ、苦は実体あるものではなく、縁起してその本性は空であるという深い意義を明らかにされました。この経典は阿含部に属し、苦への執着を直観的に破り、仏教の核心的な教えを顕しています。初期仏教経典の中でも独特の位置を占め、四聖諦における苦諦と無我の思想を理解する上で重要な参考文献となっています。


佛為阿支羅迦葉自化作苦經

仏が阿支羅迦葉のために自ら苦しみ(の本質)を示された経

失譯

失訳

如是我聞:

このように、私はお聞きしました。

一時,佛住王舍城耆闍崛山。

ある時、仏陀はマガダ国の首都ラージャガハ(王舎城)の近くにある、霊鷲山(ぎっしゅせん)と呼ばれる山に滞在しておられました。

爾時,世尊晨朝著衣持鉢,出耆闍崛山,入王舍城乞食。

その時、世尊は朝早く、衣を身にまとい、鉢を持って、ギッジャクタ山を出て、王舎城に入り、托鉢(たくはつ)をされました。

時有阿支羅迦葉,為營小事,出王舍城,向耆闍崛山。遙見世尊,見已詣佛所,白佛言:「瞿曇!欲有所問,寧有閑暇見答與不?」

その時、アチラ・カッサパが小さな用事で王舎城を出て、霊鷲山に向かっていました。遠くに世尊をお見かけし、そのまま仏のもとへ参り、こう申し上げました。「ゴータマよ、お尋ねしたいことがあります。お暇があれば、お答えいただけますか?」

佛告迦葉:「今非論時,我今入城乞食,來還則是其時,當為汝說。」

仏は迦葉に告げられた。「今は議論する時ではない。私はこれから城に入り、托鉢してくる。戻ってきた時がその時だ。その時にあなたに説こう。」

第二亦如是說,第三復問:「瞿曇!何為我作留難?瞿曇!云何有異?我今欲有所問,為我解說。」

第二も同様に述べました。さらに第三者が尋ねました。「ゴータマよ、なぜ私に対して妨げとなることをされるのですか?ゴータマよ、どのように違いがあるというのですか?私は今、お尋ねしたいことがあります。どうか私のために説き明かしてください。」

佛告阿支羅迦葉:「隨汝所問。」

仏はアジラ・カーシャパに告げられた。「あなたの質問に、そのままお答えしましょう。」

阿支羅迦葉白佛言:「云何——瞿曇!——苦自作耶?」

阿支羅迦葉が仏に尋ねました。「瞿曇よ、苦しみは自分自身が作り出すものなのでしょうか?」

佛告迦葉:「苦自作者,此是無記。」

仏が迦葉に告げられた。「苦しみを自ら作るという見解は、これは無記(判断できないこと)である。」

迦葉復問:「云何——瞿曇!——苦他作耶?」

迦葉尊者が再び問いました。「では、ゴータマよ、苦しみは他者によって作られるのでしょうか?」

佛告迦葉:「苦他作者,此亦無記。」

釈迦は迦葉に告げた。「他によって苦しみが作られるという考えも、これまた無記(答えを超えた問い)である。」

迦葉復問:「苦自、他作耶?」

迦葉がまた尋ねました。「苦しみは、自分自身が作り出すものなのでしょうか?それとも、他の誰かが作り出すものなのでしょうか?」

佛告迦葉:「苦自、他作,此亦無記。」

釈尊は迦葉に告げられた。「苦しみは自分自身によって生じるものでも、他人によって生じるものでもない。このこともまた、分別を超えた道理である。」

迦葉復問:「云何——瞿曇!——苦非自非他、無因作耶?」

迦葉(カッサパ)がまた尋ねました。「では、ゴータマ尊よ、苦しみは、自分自身が作ったものでもなく、他人が作ったものでもなく、原因なく生じるものでもないのでしょうか?」

佛告迦葉:「苦非自非他、無因作者,此亦無記。」
迦葉復問:「瞿曇!所問:『苦自作耶?』答言:『無記』;『他作耶?』『自、他作耶?』『非自非他、無因作耶?』答言:『無記』——今無此苦耶?」

迦葉がまた問うた。「ゴータマよ、あなたは『苦しみは自ら作るものか』と問われて『それは答えない』と言い、『他者が作るのか』と問われても『答えない』と言い、『自他が共に作るのか』と問われても答えず、『自他によらず、無因で生じるのか』と問われても『答えない』と言われた。では、この苦しみはそもそも存在しないのですか。」

佛告迦葉:「非無此苦,然有此苦。」
迦葉白佛言:「善哉!瞿曇!說有此苦,為我說法,令我知苦見苦。」

迦葉が仏に申し上げました。「素晴らしい、ゴータマよ。あなたはこの苦しみについて説かれました。どうか私のために法をお示しください。苦しみを知り、苦しみをありのままに見ることができますように。」

佛告迦葉:「若受即自受者,我應說苦自作;若他受他即受者,是則他作;若受自受、受他受復與苦者,如是者自他作,我亦不說;若不因自、他,無因而生苦者,我亦不說。離此諸邊,說其中道。如來說法此有故彼有,此起故彼起;謂緣無明行乃至純大苦聚集,無明滅則行滅,乃至純大苦聚滅。」

仏は迦葉に告げられた。「もし苦しみを受ける者が、自らその苦しみを生み出すのであれば、『苦しみは自己によるものである』と私は説くべきであろう。そして、もし苦しみを受ける者とは別の他者が、その苦しみを生み出すのであれば、それは『他者によるものである』ということになる。また、苦しみを受ける者が自ら苦しみを生み出し、さらに他者も苦しみを生み出すのであれば、それは『自己と他者の共同によるものである』と説くことになるが、私はそれも説かない。さらに、自己にも他者にもよらず、原因なくして苦しみが生じるという『無因によるもの』も、私は説かないのである。このような偏った見解を離れて、私は中道を説く。如来が説法するには、『これがあるから、あれがある。これが生じるから、あれが生じる』という道理に基づく。すなわち、無明を縁として行が生じ、このようにして、ただ大いなる苦しみの集まりが生じる。逆に、無明が滅びれば行も滅び、このようにして、ただ大いなる苦しみの集まりが滅びるのである。」

佛說此經已,阿支羅迦葉遠塵離垢,得法眼淨。

釈尊がこの経を説き終えると、アチラ・カーシャパ(阿支羅迦葉)は煩悩の塵を離れ、法の眼(真理を見る智慧)が清らかに開かれました。

時,阿支羅迦葉見法得法,知法入法,度諸狐疑,不由他知,不因他度,於正法律,心得無畏,合掌白佛言:「世尊!我今已度,我從今日歸依佛、歸依法、歸依僧,盡形壽作優婆塞,證知我。」

そのとき、アジタラ・カーシャパは真理を観じ、法を得て、法を了知し、法に入り、あらゆる疑惑を超え、他に依らず、他によって悟られることなく、正法と律において心に畏れがなくなり、合掌して仏に申し上げた。 「世尊よ、私は今すでに解脱しました。私は今日より、仏に帰依し、法に帰依し、僧に帰依します。生涯を終えるまで在家信者となります。どうか私を証知してください。」

阿支羅迦葉聞佛所說,歡喜隨喜,作禮而去。

阿支羅迦葉は仏の教えを聞き、喜びに満ちてその教えに従うことを誓い、礼をして立ち去った。

時,阿支羅迦葉辭世尊去,不久為護犢牸牛所觸殺,於命終時,諸根清淨,顏色鮮白。

その時、アチラカッサパは尊き方を辞して間もなく、子牛を守る牛に突かれて命を落としました。命終の際には、諸々の感覚器官(諸根)は清らかで、顔色は鮮やかに白かったのです。

爾時,世尊入城乞食。時有眾多比丘,亦入王舍城乞食,聞有傳說阿支羅迦葉從世尊聞法,辭去不久,為牛所觸殺,於命終時,諸根清淨,顏色鮮白。諸比丘乞食已還出,舉衣鉢洗足,詣世尊所,稽首禮足,退座一面,白佛言:「世尊!我今晨朝眾多比丘,入城乞食,聞阿支羅迦葉從世尊聞法律,辭去不久,為護犢牛所觸殺,於命終時,諸根清淨,顏色鮮白。世尊!彼生何趣?何處受生?彼何所得?」

ある時、世尊は托鉢のために王舎城に入られた。その時、多くの比丘たちもまた王舎城へ托鉢に入り、ある噂を聞いた。それは、アチローラ・カーシャパが世尊から法を聞き、別れて間もなく、牛に襲われて命を落としたというものであった。その臨終の際、彼の感覚器官は清らかで、肌の色は鮮やかに白かったという。

比丘たちは托鉢を終えて街を出ると、衣と鉢を置き、足を洗ってから世尊のもとへ向かった。そして、世尊の足に頭を下げて礼拝し、退いて一方に座り、次のように申し上げた。

「世尊よ。今朝、私たち多くの比丘が托鉢のために王舎城へ入りましたところ、アチローラ・カーシャパが世尊から法と戒律を聞き、別れて間もなく、子牛を守る牛に襲われて命を落としたと聞きました。その臨終の際、彼の感覚器官は清らかで、肌の色は鮮やかに白かったとのことです。世尊よ、彼はどのような境涯に生まれたのでしょうか。どこに生まれ変わったのでしょうか。彼はどのような果報を得たのでしょうか。」

佛告諸比丘:「彼已見法知法,次法不受於法,已般涅槃,汝等當往供養其身。」

仏は諸比丘に告げられました。「彼はすでに法を見、法を知り、法に従って染まらず、すでに涅槃に入った。あなたがたはその身体を供養しなさい。」

爾時,世尊為阿支羅迦葉受第一記。

そのとき、世尊はアチラ・カーシャパに初めての授記をお与えになりました。

佛說為阿支羅迦葉自化作苦經一卷

仏がアキラガクサのために自ら苦を作る経


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