No. 880-A物不遷論辯解題辭
常人即不遷見流動。智者即流動見不遷。故曰人之所謂動者以昔物不至今。吾之所謂靜者亦以昔物不至今。而或者駁之。謂肇公立昔有今無。為斷常遷滅之法。是大不然。甞為之頌曰。昔自在昔。昔非來今。自在今。今不往昔。今非往亦非來。以是知法相常住。或者執藥成病。刻舟求劒。不慧甚矣。幻居界公物不遷解之所由出也。日照四天下本無次第。而方位湛然。智者作日軌察之。愚者倒操日軌方位亦倒。界公之解。其操日軌之法與。乃刻而流通之。
萬曆己丑五月望日真實居士憑夢禎題
明 · 真界解 著
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明末の高僧・真界が著した『物不遷論弁解』は、東晋の僧肇による『物不遷論』に対する権威ある注釈書です。本書は仏教教学が復興した晩明期に生まれ、主に小乗仏教や世俗の人々が運動や変化に執着する傾向に対し、「動きの中に静寂を見出す」「本性は一つの時点に留まる」という般若空の思想を解き明かし、すべての現象が刹那に生滅しつつも流転しないという真理を論証しています。中観学の核心文献『肇論』に対する重要な解釈書として、本書は仏教における時間・空間と運動の存在論的探求を深め、中国仏教哲学史において重要な位置を占めており、中国仏教思想の変遷を研究する上で欠かせないテキストです。