No. 530-A刻般若心經疏詒謀鈔䟦
詒謀鈔宋孤山圓師釋自撰般若心經疏,其書研精發微,使經疏旨益彰彰焉,誠有益於物也。然疏已久行,而其鈔未流,學者憾之。近吾 靈空和尚嘗為之較正,且加訓點,劂生請鍥諸梓,就予需䟦語。予雖不文,隨喜其成,遂書卑云。
享保己亥年五月天台沙門智空謹書
宋 · 智圓撰 著
7,793 字 · 約 26 分
北宋の高僧・智円が著した『般若心経疏詒謀鈔』は、『般若波羅蜜多心経』に対する権威ある注釈書です。智円は天台宗山外派の代表的人物として、この著作に天台教学の観点と般若の空性思想を融合させ、『心経』の深遠な意味を一句一句丁寧に解き明かしています。特に「五蘊皆空」や「色即是空」といった核心的な教理について、重点的に分析・弁明しています。 この疏鈔は、唐代以来の『心経』注釈の要点を体系的にまとめているだけでなく、宋代仏教の教義研究が持つ融合的な特質をも反映しており、『心経』思想史と天台宗の発展を研究する上で重要な文献です。漢伝仏教典籍の中でも、先人の成果を受け継ぎ、後世に道を開く学術的な地位を有しています。