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  1. 入法界品十八問答終 (入法界品十八問答終)
  1. 華厳経入法界品十八問答 (華嚴經入法界品十八問答)
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華厳経入法界品十八問答 (華嚴經入法界品十八問答)

「華嚴經入法界品十八問答」について

唐 · 澄觀述 著

1,242 字 · 約 4 分

『華厳経入法界品十八問答』は、唐代の高僧・澄観によって述べられ著されたもので、『華厳経・入法界品』の重要な教義を解説しています。この品は、善財童子の五十三人の善知識への参拝を中心に、円満で妨げのない法界縁起の思想を示しています。華厳宗の第四祖である澄観は、問答形式を用いて、法界に入る道筋や「一と多が互いに即する」といった深遠な意味を詳細に分析し、中観と唯識の学説を融合させています。この著作は、華厳の境地を理解する上で重要な注釈であるだけでなく、唐代における華厳教学の高度な成熟を体現しており、中国仏教思想史において前後の時代をつなぐ権威ある地位を占めています。華厳円教の根本経典を学ぶ上で必読の書です。


入法界品十八問答

法界に入る章 十八の問答

清涼國師述

清涼国師述

問:佛說此經要入師子嚬申三昧者何?
答:嚬申者,即舒展通暢之狀,亦是震動。縱任自在無畏之相,顯如來定。即用之體,寂而造極,則差別萬殊,無非法界。即體之用,不為而周,故大小相參,緣起無盡,是曰自在。從喻為名,故云是也。

答え:眉をひそめ伸ばすというのは、心身がほぐれて伸びやかになる様子であり、また震動(心の動き)でもあります。それは、自由自在で恐れのない様相を現し、如来の禅定(深い瞑想)を明らかに示しています。

この「用」の根源である「体」は、静まりきって最高の境地に達しているため、千差万別のあらゆる現象も、ことごとく宇宙そのもの(法界)でないものはありません。一方、この「体」に基づく「用」は、何もしなくても全てに及ぶため、大きなものと小さなものが互いに関わり合い、縁によって生じる働きは尽きることがありません。これを「自在」と言います。

これは、例え話を用いた呼び名ですから、このように

問:何故佛入三昧後,普賢開顯;放光之後,文殊述德?

質問:なぜ仏が三昧に入った後に普賢が示現し、光を放った後に文殊が徳を述べるのですか?

答:入定顯理,普賢表理故。故放光顯能證智,文殊表智故。
問:地獄天子尚得頓超,何故二乘如聾如盲?
答:機有勝劣,為種別故。地獄天子昔聞圓法植金剛種,今得遇光頓超十地。二乘小器昔無大因,故對如來不覩神變,其猶雷霆震地聾者不聞,日月麗天盲者不見。

お答えします。機根には勝れたものと劣ったものがあり、種子が異なるからです。地獄の天子は昔、円満な教えを聞いて金剛のような種子を植えたので、今、光に出会ってたちまち十地を超えることができました。二乗の小さな器は昔、大きな因がなかったので、如来に対しても神通変化を見ることができません。それはちょうど、雷が地を震わせても耳の聞こえない者には聞こえず、日月が天に輝いても目の見えない者には見えないようなものです。

問:逝多林佛入三昧,作用無方,可得稱經。文殊從善住樓閣出,遊歷人間,既非佛會,何得稱經?
答:文殊從於本會流故,雖遍法界而不離逝多林故,末後善財亦於金剛菩提場見普賢故,以本統末故得稱經,展轉相推成鈎鎖故。
問:何故要有五十五善友?
答:顯五相故。云何五相也?一、初四十一人明寄位修行相,寄於五位顯修行故;二、摩耶下十一人名會緣入實相,會差別緣入幻智故;三、彌勒一人名攝德成因相,攝上二義為補處因當得成佛故;四、文殊一人名智照無二相,般若照極反照初心無二相故;五、普賢一人名顯因廣大相,證入界一一行門皆稱法界無邊涯故。
問:何要五相?
答:顯菩薩五行故。云何五行?第一位修行相,名高行,歷位漸行故。二會緣入實相,名大行,入一實故。三攝德成因相,名勝行,具上差別無差別故。四智照無二相,名深行,甚深般若難測量故。五顯因廣大相,名廣行,一一之中含容無外故。
問善財:何以最初福城東遇文殊耶?
答:表福德分善故,故在福。城東為群方之首,故在東。表初起智明故,信心創立故。
問:會中大機,廣沙莫算,何故偏舉善財一人?
答舉一例,餘警未悟。此小童子,尚能頓超。勉乎行人,白首愧故。經云:信樂堅固力,善財成此功。若有敬慕心,亦當如是學。
問:十方賢聖無處不有,何要南方?
答:有所表故。然有多意,一西城人居宅多向東,自東向南順日月轉,表於善財順人法故。餘如別說。
問:何故文殊來就善財?諸友善財往何求耶?
答:表初心尚微故,菩薩大悲不待請故;後約機就,為熏法故;乃至普賢知識不就善財不往而忽得見,表法界位滿無來去故。
問:諸善知識皆徧通達,何要謙己知一,推勝知多?
答:顯法界深故。乃至多意,略舉一二:一者、為後之軌,令善財求法無倦,善友說法無悋故;二、顯勝緣,須善友故;三、破愚執,自師心故;四、破宅慢,今無偏執故;五、顯佛法,無有盡故。不應言我已窮言妙,攝他屬己,不欲推人。
問:最初令見德雲法門無邊,何以先明念佛三昧耶?
答:念佛三昧,功高易進,眾行先故;通淺深能,普收攝故;雙兼人法,消重障故;佛為勝緣,即心即佛,是一境故。
問:第二海雲何故聞法?復海中聞法耶?
答:前友見佛,次友聽法,入要道故。海中聞者,表於教法,從大悲中之所㳅故。
問:海雲說海中德,何故與十地中名不同耶?
答:十地表佛智海,十地所依,今辨大悲,故不同也。
問:後文殊師利、善財何故不見身相,但見伸手耶?
答:表於智照離身相故。而見手者,表依信心得至此故。經云:若離信心,功行不具,不得成就諸功德故。
問:見普賢時,何以善財入其身中?
答:普賢表法界,善財證窮法界故。
問:普賢何以不令見佛耶?
答:表於果海離言說相故。又表善財今生解行,至於後生聞果海故。
問:見五十五善知識,那過一百一十城耶?
答:一人當二分故。謂自分是一,推勝為二,以城、鈎、鎻故。又要一百一十,表十地、等覺。一一具十,顯圓融故。三賢未證,攝屬他故。
入法界品十八問答(終)
明治三十四年十一月十六日寫訖。原本在於京都府鳴瀧山藏中,後以東大寺本校合。
止舟齋主人慧雲含潤。

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