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仏説如幻三摩地無量印法門経 (佛說如幻三摩地無量印法門經)


佛說如幻三摩地無量印法門經卷下
西天譯經三藏朝奉大夫試光祿卿傳法大師賜紫臣施護等奉 詔譯
「復次勝華藏!爾時彼二童子,向佛世尊復說伽陀曰:
「『能仁作大師子吼, 天人一切普得聞,
我等今對世尊前, 各發誠實最上願:
我等乃至未來際, 願我所行經多劫,
隨入生死輪迴中, 救度無數眾生類。
我等今者以此緣, 盡未來際悉思念,
普為利樂諸眾生, 於無邊劫行無懈。
我等從今日已去, 永滅貪瞋癡等垢,
十方現在佛世尊, 證我所說誠無妄。
我等今發菩提心, 不樂聲聞緣覺果,
我等若有樂小心, 決定當招妄語報。
我所不樂二乘果, 但以悲心為眾生,
縱經俱胝多劫中, 願我常行而不懈。
如佛世尊所成就, 如應佛剎廣莊嚴,
願我當來得佛時, 剎土倍多俱胝數。
又願當來佛剎中, 無有聲聞緣覺眾,
純一菩薩所莊嚴, 廣集無量諸智聚。
願我得是莊嚴已, 當令眾生得離垢,
從諸佛法所出生, 普使當持佛法藏。
若我今時諸所說, 真實無妄無別異,
願此大海及山川, 乃至大地皆震動。』
當發如是願言時, 大地即時皆震動,
不鼓音樂自然鳴, 出微妙音遍十方,
天雨眾華眾妙香, 殊麗嚴好極可愛,
俱胝百千妙天衣, 周遍繽紛而散布。

「能仁が大いなる師子吼をなされば、天人也すべてよく聞く。 今、われら世尊の前にあって、各々誠実な最上の願いを発す。 われら、未来の際に至るまで、願わくはわが行い、多劫を経て、 生死の輪廻の中に入り、無数の衆生を救済せん。 われら今、この縁をもって、未来の際を尽くして思念し、 あまねく諸々の衆生を利益安楽せんために、無辺の劫にわたって行い、懈怠せず。 われら、今日より以後、貪・瞋・癡などの垢を永く滅し、 十方にいます現在の仏世尊よ、われらの言説の真実にして偽りなきことを証したまえ。 われら、今、菩提心を発す。声聞・縁覚の果を楽しまず。 われら、もし小さき心を楽しまば、必ず妄語の報いを受けん。 われら、二乗の果を楽しまず、ただ大悲心をもって衆生のため、 たとえ俱胝の多劫を経るとも、願わくば常に行い、懈怠せず。 仏世尊の成就したまいし如く、しかるべき仏剎の広大荘厳の如く、 願わくばわれら当来に仏を得るとき、剎土は倍多にして俱胝の数ならん。 また願わくば当来の仏剎の中に、声聞・縁覚の衆なく、 純一に菩薩に荘厳され、無量の諸々の智の集まりを広く集めたまわん。 願わくばわれ、この荘厳を得て、衆生をして垢を離れしめ、 諸々の仏法より出生して、あまねく彼らに仏法の蔵を持たしめん。 もしわれが今、諸々に説くところ、真実にして偽りなく異なるところなれば、 願わくばこの大海および山川、さらに大地もことごとく震動せん。」 かくの如く願言を発ししとき、大地すなわち震動し、 鼓せざるに音楽自然に鳴り、微妙の音を出して十方に遍くし、 天は衆華・衆妙香を雨し、殊麗厳好にして極めて愛すべく、 俱胝百千の妙なる天衣、周遍して繽紛と散布せり。

「爾時彼二童子,各發阿耨多羅三藐三菩提心。勝華藏!於汝意云何?彼時勝威王者豈異人乎?即今無量光如來、應供、正等正覺是。彼時寶嚴童子者,今觀自在菩薩摩訶薩是,寶上童子者,今大勢至菩薩摩訶薩是。是二菩薩,於彼師子遊戲金光王如來所,首發阿耨多羅三藐三菩提心。」
復次勝華藏菩薩前白佛言:「世尊!此二大士甚為希有,如是名字難可得聞,而復具足甚深信解,所發菩提心無與等比。世尊!此二大士於師子遊戲金光王如來之後,又復供養幾許諸佛?」

さらに、勝華蔵菩薩が仏陀に申し上げた。「世尊よ、この二尊の大菩薩は非常に稀有な存在でございます。そのような御名を聞くことさえ容易ではなく、しかも深い信仰と理解を完全に備え、発せられた菩提心には比肩するものがございません。世尊よ、この二尊の大菩薩は、獅子遊戯金光王如来の後、どれほどの諸仏に供養を捧げられたのでしょうか。」

佛言:「善男子!所有殑伽河沙尚可知其邊際數量,此二大士於彼佛後其所供養諸佛如來,我亦不能知其邊際。何以故?此二大士悉已被於不思議鎧,具足無量殊勝功德,是故不能知其邊際。」

仏は言われた。「善男子よ、ガンジス川の砂の数さえも、その端と量を知ることができる。しかし、この二人の大士(菩薩)が、かの仏の後ろで供養した諸仏の如来については、私でさえもその端を知ることができない。なぜか。この二人の大士は、すべてすでに考え及ばない鎧をまとい、無量のすぐれた功徳を備えているからである。それゆえに、その端を知ることができないのだ。」

爾時,勝華藏菩薩摩訶薩復白佛言:「世尊!彼無量功德寶莊嚴普現妙樂世界,在何方處?」

そのとき、勝華蔵菩薩摩修薩が再び仏に申し上げました。「世尊(仏様)、あの無量功徳宝荘厳普現妙楽世界は、どちらの方角にあるのでしょうか?」

佛言:「善男子!今此西方極樂世界,即是彼往昔時無量功德寶莊嚴普現妙樂世界。」

仏は言われた。「善き者よ、今この西方極楽世界こそが、かの昔、無量の功徳をもって宝のように荘厳され、普く現れた妙なる楽の世界なのです。」

勝華藏言:「此二大士,當於何時成就阿耨多羅三藐三菩提果?當得何等佛剎功德莊嚴?而佛壽量其數幾何?復有幾許菩薩之眾?惟願如來、應供、正等正覺,廣為悲愍利樂一切世間天人,宣說此二大士當成佛事,令餘菩薩聞已悉得大願圓滿。」

勝華蔵が申し上げました。「この二人の大菩薩は、いつ、無上正等覚(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の悟りの果報を成就されるのでしょうか。どのような功徳によって荘厳された仏の国土を得られるのでしょうか。そして、その仏の寿命はどれほどなのでしょうか。また、どれほどの菩薩の衆が集うのでしょうか。どうか如来、応供、正等覚であられる世尊が、あまねく世の天人のすべてをあわれみ、利益し、楽しませるために、この二大菩薩が成仏される事柄をお説きくださいますよう。それによって、他の菩薩たちも、この説法を聞いて、皆が大きな願いを満ち足りることができますように。」

佛言:「勝華藏!汝應善聽,極善作意,今為汝說。」是時勝華藏菩薩受教而聽。

仏が言われた。「勝華蔵よ、あなたはよく聞きなさい。心してよく受け止めなさい。今、あなたのために説き明かそう。」そのとき、勝華蔵菩薩は教えを受け、耳を傾けた。

佛言:「善男子!當知西方無量光如來壽命無量,極不可計,假使俱胝那庾多百千劫中,亦復不能說其邊際。其佛正法住世八萬四千那庾多劫,佛涅槃後,以諸眾生善根力故,亦得值遇餘佛出世,而諸菩薩安住念佛三昧,常得見佛中無間缺。善男子!又復無量光如來涅槃之後,其說法處七寶莊嚴妙蓮華樹,自然演出微妙法音,經于一夜至明旦時,觀自在菩薩摩訶薩,即於眾寶莊嚴菩提樹下,安處其座成等正覺。成正覺已,號曰普明高顯吉祥峯王如來、應供、正等正覺、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、佛世尊。勝華藏!彼佛剎土功德莊嚴等事,假使我於殑伽沙數劫中,巧以譬喻言詞,而亦不能說其少分。又善男子!如是佛剎功德莊嚴,若以師子遊戲金光王如來剎土功德莊嚴而較量者,即前百分不及一分,千分百千分亦不及一,數分喻分乃至烏波尼殺曇分皆不及一。又彼剎中無有聲聞緣覺名字,純一清淨大菩薩眾。又善男子!總以無量光如來會中一切聲聞、緣覺、菩薩合集較量,而普明高顯吉祥峯王如來會中菩薩之眾,亦復倍多。其佛壽命九十六俱胝那庾多百千劫,正法住世六十俱胝劫。」

仏陀は言われた。「善男子よ、知るがよい。西方の無量光如来(阿弥陀如来)の寿命は無量であり、はかり知ることができない。たとえ俱胝(千万)那由他(億)の百千劫(極めて長い年月)の間でも、その限界を説くことはできない。その仏の正法は八万四千那由他の劫の間、世に留まる。仏が涅槃に入られた後も、諸々の衆生の善根の力によって、他の仏が世に出現するのに巡り合うことができる。そして諸々の菩薩は、念仏の三昧(心を一つの対象に集中する瞑想)に安住し、常に仏を見ることができ、その間に途切れることはない。善男子よ、さらに、無量光如来が涅槃に入られた後、その説法の場にある七宝で荘厳された美しい蓮華の木から、自然と微細な法の音声が流れ出す。一夜が過ぎて明け方になると、観自在菩薩(観音菩薩)は、衆宝で荘厳された菩提樹の下に座し、等正覚(完全な悟り)を成就される。正覚を成就された後、その名を普明高顕吉祥峯王如来、応供、正等正覚、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏世尊と称される。勝華蔵よ、あの仏の国土の功徳と荘厳の様子は、たとえ私がガンジス川の砂の数ほどの劫の間、巧みな譬えや言葉を用いても、その一端すらも説くことはできない。また、善男子よ、このような仏の国土の功徳と荘厳を、もし師子遊戯金光王如来の国土の功徳と荘厳と比較するならば、先の百分の一にも満たず、千分、百千分の一にも及ばない。数分、譬喩分、さらには烏波尼殺曇分(極めて微細な割合)にも及ばないのである。また、あの国土には声聞や縁覚という名はなく、純粋に清らかな大菩薩の衆のみがいる。善男子よ、総じて、無量光如来の会座にいる一切の声聞、縁覚、菩薩を合わせて比較しても、普明高顕吉祥峯王如来の会座にいる菩薩の数は、さらにその何倍もある。その仏の寿命は九十六俱胝那由他百千劫、正法が世に留まる期間は六十俱胝劫である。」

勝華藏菩薩白佛言:「世尊!彼佛世界豈不亦以極樂為名邪?」

勝華藏菩薩が仏に申し上げた。「世尊よ、かの仏の世界は、極楽と名づけてはおりませんか?」

佛言:「不也。善男子!彼世界名眾寶普嚴。彼佛如來隨其所應作諸利樂,而此大勢至菩薩摩訶薩於彼法中,隨佛壽量住世久近,承事供養,乃至彼佛入涅槃後,奉持佛法令法久住,至於最後法欲滅時,大勢至菩薩於其剎中,得成阿耨多羅三藐三菩提果。成正覺已,號曰善住功德寶峯王如來、應供、正等正覺、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、佛、世尊。其佛剎中所有功德莊嚴等事,菩薩大眾皆悉具足,其佛壽命及正法住世,與普明高顯吉祥峯王如來皆悉同等,一切圓滿不增不減。」

お答えします。仏がおっしゃいました。「いいえ、善男子よ。あの世界の名は『衆宝普厳(しゅほうふごん)』といいます。そこの如来は、それぞれの者に応じて様々な利益と楽しみをもたらしておられます。そして、この大勢至菩薩は、その教えの中で、仏の寿命の長さに従って、お仕えし供養を続け、その仏が涅槃に入られた後も、仏の教えを守り伝え、法を長く世に留められました。ついに法が滅びようとする最後の時、大勢至菩薩はその世界で、無上の正しい悟り(阿耨多羅三藐三菩提)を成就されました。悟りを開かれた後は、『善住功徳宝峯王如来(ぜんじゅうくどくほうぶおうにょらい)』、すなわち応供(おうぐ)、正等覚(しょうとうがく)、明行足(みょうぎょうそく)、善逝(ぜんぜい)、世間解(せけんげ)、無上士(むじょうし)、調御丈夫(じょうごじょうぶ)、天人師(てんにんし)、仏(ぶつ)、世尊(せそん)と称えられます。その仏の世界にあるすべての功徳や荘厳な事柄は、菩薩の大衆がすべて完全に備えており、その仏の寿命と正法が世に留まる期間は、普明高顕吉祥峯王如来とすべて等しく、一切が円満で、増えることも減ることもありません。」

復次佛告勝華藏菩薩摩訶薩言:「汝今當知,普明高顯吉祥峯王如來、善住功德寶峯王如來,如是名字,若善男子善女人暫得聞者,是人當得不退轉於阿耨多羅三藐三菩提。又勝華藏!若善男子善女人,得聞過去師子遊戲金光王如來及彼未來普明高顯吉祥峯王如來、善住功德寶峯王如來名字之者,隨彼聚落族氏之中,一切女人皆轉女身而成男子,四十俱胝劫中,背於生死,轉生當得清淨出家,常得見佛聞法,承事僧伽,世世所生具宿命智,及得總持無礙辯才,不退轉於阿耨多羅三藐三菩提。」

また、仏は勝華蔵菩薩摩訶薩に告げて言われました。「あなたは今、知っておくべきです。普明高顕吉祥峯王如来、善住功徳宝峯王如来、このような名前を、善男子や善女人がほんの少しでも聞くことができたなら、その人は阿耨多羅三藐三菩提において不退転を得ることができます。また、勝華蔵よ、もし善男子や善女人が、過去の師子遊戯金光王如来、そして未来の普明高顕吉祥峯王如来、善住功徳宝峯王如来の名前を聞くことができたなら、その聚落や氏族の中のすべての女人は女身を転じて男子となり、四十倶胝劫の間、生死を離れ、生まれ変わって清らかな出家を得て、常に仏を見て法を聞き、僧伽に仕えることができます。世々生まれるところで宿命智を具え、また総持と無礙の弁才を得て、阿耨多羅三藐三菩提において不退転となります。」

爾時世尊作是說時,會中有九十六俱胝天人,異口同音作如是言:「南無十方三世一切諸佛,及未來世普明高顯吉祥峯王如來、善住功德寶峯王如來,普集一切諸佛一切善利,我皆隨喜,我等悉發阿耨多羅三藐三菩提心。」

その時、世尊がこのように説かれると、会の中にいた九十六俱胝の天人たちが、皆そろって声をそろえてこう言いました。

「南無、十方三世の全ての諸仏、そして未来世の普明高顕吉祥峯王如来、善住功徳宝峯王如来に敬礼します。一切の諸仏が集めたすべての善い利益を、私たちも共に喜び、皆、無上なる悟りを求めようと決意いたします。」

即時諸佛咸為記言:「汝等當得不退轉於阿耨多羅三藐三菩提。」

即座に、すべての仏たちがこう宣言された。「あなたがたは、まさに悟りの境地への不退転の位を得るであろう。」

爾時會中有七千菩薩得無生法忍,八十四那庾多眾生遠塵離垢得法眼淨,八千苾芻無復諸漏得心解脫。

そのとき、集まった人々の中の七千の菩薩は無生法忍を得ました。八十四那庾多の衆生は塵を遠く離れ、垢を離れて法眼浄を得ました。八千の苾芻は、もはや諸々の漏れがなくなり、心の解脱を得ました。

爾時觀自在菩薩摩訶薩、大勢至菩薩摩訶薩,於此會中如其所應現諸色相神通事已,一切眾會皆悉得見。是時十方無量阿僧祇諸佛世尊見如是相,及聞宣說彼二菩薩當成佛事已,咸共讚言:「希有世尊釋迦牟尼如來!能善護念是二菩薩,我等諸佛亦共稱讚。」

その時、観自在菩薩摩様(観音菩薩)と大勢至菩薩摩様は、この集会においてそれぞれにふさわしい姿と神通力を現し尽くし、集まったすべての人々がそれを目の当たりにしました。すると、十方の無数の仏たちがこの現象を目にし、またこの二人の菩薩がやがて仏となるという説法を聞き、口を揃えて称賛しました。「なんと稀有なことだ。世尊、釈迦牟尼如来よ。あなたは見事にこの二人の菩薩を慈しみ守っている。私たち諸仏もまた、共に彼らを称えよう。」と。

復次勝華藏菩薩摩訶薩白佛言:「世尊!佛所宣說如是甚深微妙經典,若善男子善女人有能受持、讀誦、為他廣說者,得幾所福?」

さらに、勝華蔵菩薩摩詰(まかさつ)が仏に申し上げました。「世尊よ、仏がお説きになったこの非常に深く微妙な教えを、もし善良な男女が受け持ち、読み誦し、他の人のために詳しく説いたならば、どれほどの福徳を得るのでしょうか。」

佛言:「止止。善男子!勿致斯問。何以故?諸有劣信解者,於佛所說如是深經不能生信,故我不說。」

仏は言われた。「お止め、お止めなさい。善き人よ、そのような問いを発してはなりません。なぜなら、浅い理解しか持たない者たちは、仏が説くこのような深遠な経典に信を生じることができないからです。それゆえ、私は説かないのです。」

勝華藏菩薩白佛言:「世尊!今此會中亦有廣大具深信解諸善男子善女人等,惟願如來略為宣說受持功德,與後末世一切眾生作大明照。」

勝華蔵菩薩が仏に申し上げた。「世尊よ、今この会の中には、深い信心と理解を備えた多くの善き男子、善き女人たちもおります。どうか如来様、その受持する功徳について簡潔にお説きください。後の世のすべての衆生にとって、大きな明るい灯りとなるようにお願いいたします。」

佛言勝華藏:「諦聽諦聽!今為汝說。」時勝華藏菩薩受教而聽。

仏は勝華蔵に告げた。「よく聞きなさい、よく聞きなさい。今、あなたのためにお話ししましょう。」その時、勝華蔵菩薩は教えを受け、心を込めて聞いた。

佛言:「善男子!假使有人有大勢力,福德具足,悉能了知眾生界分,作如是言:『如佛所說世界無邊眾生無盡,我能於彼一切眾生頂肩荷負,經無量無邊俱胝劫數,復能以其飲食、衣服、一切樂具,周遍供給一切眾生。』勝華藏!於汝意云何,此人以是因緣得福多不?」

仏陀が言われた。「善男子よ。たとえ、ある人が大きな力を持ち、福徳を完全に備え、すべての衆生の領域を完全に理解し、こう言ったとしよう。『仏が説かれたように、世界は infinite であり、衆生は尽きることがない。私はその一切の衆生を、無量無辺の劫の間、頭や肩に担いで支え、さらに飲食や衣服、あらゆる快楽の道具をもって、すべての衆生に余すところなく施そう。』勝華蔵よ。あなたの考えでは、この人はこの因縁によって、多くの福徳を得るだろうか。」

勝華藏白佛言:「甚多,世尊!若有人經一彈指間,於一眾生起慈心者得福尚多,況如是邪?」

勝華蔵が仏に申し上げました。「たくさんでございます、世尊。もし人が指を一回鳴らすほどの短い間でも、一人の生きとし生けるものに対して慈しみの心を起こせば、その功徳はすでに多いのです。ましてや、そのような(多くの生き物に対して慈しみを注ぐ)場合はなおさらのことです。」

佛言:「勝華藏!我今實言告汝,若有善男子、善女人於此深經自能生信、勸令他信者,其所得福倍多於彼。又若有人於此深經能受持、讀誦、為他廣說者,當知是人,以菩提心而為依止。」

仏はおっしゃいました。「勝華蔵よ、私は今、真実の言葉をもってあなたに告げます。もし善男子・善女人が、この深い経典に対して自ら信を生じ、他の人にも信じるよう勧めるならば、その得る福は、かのものよりも倍多くあります。また、もし人がこの深い経典を受持し、読誦し、他のために広く説くならば、この人は菩提心をよりどころとしていると知るべきです。」

爾時,勝華藏菩薩摩訶薩白佛言:「世尊!如來所說如是深經,若佛現在、若涅槃後,我當受持、讀誦、為他廣說、宣通流布使不斷絕。」

その時、勝華蔵菩薩が仏に申し上げた。 「世尊よ、如来がお説きになったこの深い教えを、仏が在世の時も、また涅槃の後も、私はしっかりと心に受け止め、読み誦し、ひろく人々に説き、広め伝えて絶えることのないようにいたします。」

勝華藏菩薩發是言時,會中有九十六俱胝菩薩異口同音作如是言:「世尊!我等於佛所說深經,亦當受持、讀誦、為他廣說。」

勝華蔵菩薩がこの言葉を述べたとき、その法会には九十六俱胝の菩薩たちがいて、皆そろって異口同音にこう言いました。「世尊よ、私たちもまた、仏の説かれた深遠な経典を心に納め、読み誦し、広く他の人々に説き伝えましょう。」

爾時娑婆世界主大梵天王、帝釋天主、護世四王,及餘無數諸天子眾,各以天曼陀羅華散於佛上,及以天華散諸菩薩,復作百千俱胝種天妙音樂而為供養。又發是言:「一切眾生得聞如是甚深正法,光明普照得大善利,我等於此法門咸當受持宣通流布。」

その時、この世界の主である大梵天王、帝釈天、四方を護る四天王、そして数えきれないほどの天の神々が、それぞれ天の曼陀羅華を仏の上に散りばめ、また天の花を菩薩たちにまき散らしました。さらに、何百億という種類の天の妙なる音楽を奏でて供養しました。そしてこう宣言しました。「すべての生きとし生けるものが、この深遠な正しい教えを聞き、その光に照らされて大きな善い利益を得られますように。私たちはこの教えの門を必ず受け持ち、伝え広めてまいります。」

佛言:「如是如是。諸善男子!如汝所說。今此正法不可思議,若人曾於十千佛所深種善根,是人方得此經墮手,況復有能受持、讀誦、生信解邪!」

仏陀はこう言われた。「その通りだ。善き男子たちよ。汝らの言う通りである。今この正しい教えは、思議を絶するものである。もし人がかつて一万の仏のもとで深く善根を積んでいれば、その人こそがこの経典を手にすることができるのである。ましてや、これを受持し、読誦し、信解を生じることなど、なおさらである。」

復次佛告勝華藏菩薩摩訶薩言:「今此正法若得聞者,隨彼方處,一切女人轉成男子,唯除二種,謂慳、嫉者。」

また、仏は勝華蔵菩薩摩訶薩に告げられました。

「この正法を聞く者は、どのような場所にいても、すべての女は男に転じます。ただ、二つの者だけは除かれます。それは、もの惜しみする者と、嫉み嫉妬する者です。」

即時會中有一女人,名曰離塵,心生信解,從座而起,前白佛言:「世尊!我今內心已滅慳嫉,我發阿耨多羅三藐三菩提心。若我發心真實無妄,當得成佛,及如佛所言,聞此法時隨處即得轉女人相。是事實者,願我轉身得成男子。」爾時彼女發如是言已,即得轉成男子之身。時佛為授不退轉阿耨多羅三藐三菩提記,當得成佛,號除一切煩惱如來、應供、正等正覺。

そのとき、集まった人々の中に離塵(りじん)という名の一人の女がいました。この女は心に信と理解を生じ、座から立ち上がって仏の前に進み出て、こう申し上げました。「世尊、私は今、心の内の慳(ものおしみ)と嫉(ねたみ)をすでに滅ぼし、阿耨多羅三藐三菩提の心を起こしました。もし私のこの発心が真実で偽りがないなら、きっと仏に成れるはずであり、また仏がおっしゃったように、この法を聞いたときには、その場でただちに女の姿を転じることができるはずです。これが事実であるなら、どうか私が身を転じて男子となれますように。」そのとき、この女がこのように言い終えると、ただちに男子の身に転じました。そこで仏は、彼女に不退転の阿耨多羅三藐三菩提の記別をお授けになりました。のちに仏に成り、除一切煩悩如来・応供・正等正覚と号することになるのです。

佛說此經已,勝華藏等諸菩薩摩訶薩,并諸苾芻眾,乃至世間天、人、阿脩羅等,一切大會聞佛所說、皆大歡喜,信受奉行。

仏がこの経を説き終えられると、勝華蔵などの菩薩摩訶薩たち、そして比丘たち、さらには世の中の天、人、阿修羅など、すべての大集会に集まった者たちは、仏の説法を聞いて皆大いに喜び、その教えを信じて受け入れ、実践しました。

佛說如幻三摩地無量印法門經卷下

仏説如幻三摩地無量印法門経 巻下


第二

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