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  1. 菩薩訶色欲法経 (菩薩訶色欲法經)
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菩薩訶色欲法経 (菩薩訶色慾法經)

「菩薩訶色欲法經」について

姚秦 · 底本の訳者:鳩摩羅什

329 字 · 約 1 分

菩薩訶色欲法経は鳩摩羅什大師により後秦の弘始年間に漢訳された。本経は大乗仏教典籍に属し、菩薩行者が如何に色欲貪愛を訶斥し対治するかを重点的に闡明し、貪欲の過患を明らかにするとともに、修行者が智慧観照と禅定対治をもって欲染から遠離し解脱へと向かうことを指導する。経文は簡潔にして義豊かであり、仏教の厳格な戒律と修行体系を体現している。修行者が欲を離れ清浄となるための重要な指針であり、漢伝仏教において崇高なる経典的地位と実践的価値を有する。


菩薩訶色欲法經

菩薩が色欲を戒める法の経

後秦三藏鳩摩羅什譯

後秦の三蔵法師鳩摩羅什訳

女色者,世間之枷鎖,凡夫戀著,不能自拔。女色者,世間之重患,凡夫困之,至死不免。女色者,世間之衰禍,凡夫遭之,無厄不至。行者既得捨之,若復顧念,是為從獄得出,還復思入;從狂得正,而復樂之;從病得差,復思得病。智者怒之,知其狂而顛蹶,死無日矣!

女色は、世の枷であり、凡夫はそれに執着して、自ら抜け出せない。女色は、世の重い患いであり、凡夫はそれに囚われて、死ぬまで免れない。女色は、世の衰えと禍であり、凡夫はそれに遭えば、あらゆる災厄が訪れる。修行者はこれを捨てたならば、もし再び顧みるならば、それは牢獄から出たのに、また入ろうと考えるようなもの。狂気から正気に戻ったのに、再びそれを楽しもうとするようなもの。病が癒えたのに、また病を得ようとするようなもの。智者はこれを怒り、その狂気と倒錯を知り、死の日が近いと悟るのである。

凡夫重色,甘為之僕,終身馳驟,為之辛苦。雖復鈇質寸斬,鋒鏑交至,甘心受之,不以為患。狂人樂狂,不是過也。行者若能棄之不顧,是則破枷脫鎖,惡狂厭病,離於衰禍,既安且吉,得出牢獄,永無患難。

凡夫は色に執着し、甘んじてその僕となり、一生を駆け回り、そのために苦労する。たとえ鉄の刃で寸断され、鋭い矢が降り注ごうとも、喜んでそれを受け入れ、患いとは思わない。狂人が狂気を楽しむのも、これ以上ではない。修行者がもしこれを捨て去り顧みなければ、枷を破り鎖を脱ぎ、狂気を憎み病を厭い、衰えと災いから離れ、安らかでかつ吉祥を得て、牢獄から出て、永遠に患難なくなる。

女人之相,其言如蜜,而其心如毒,譬如:停淵澄鏡,而蛟龍居之;金山寶窟,而師子處之;當知此害不可近。室家不和,婦人之由;毀宗敗族,婦人之罪。實是陰賊,滅人慧明;亦是獵圍,尠得出者。譬如高羅,群鳥落之,不能奮飛;又如密網,眾魚投之,刳腸俎肌;亦如暗坑,無目投之,如蛾赴火。是以智者知而遠之,不受其害;惡而穢之,不為此物之所惑也。

女の姿は、その言葉は蜜のようだが、心は毒のようだ。例えるならば、静かな淵や澄んだ鏡のようでありながら、その中には蛟龍が住んでいる。金山や宝窟のようでありながら、その中には獅子が潜んでいる。この害は近づくべきではないと知るべきである。

家庭の不和は、女の原因による。宗族を滅ぼし、一族を敗るのは、女の罪である。彼女らはまさに陰の賊であり、人の智慧の光を消し去る。また狩りの囲いのようであり、そこから逃れられる者はほとんどいない。

高い網のように、群れをなす鳥が落ちれば、飛び立つことができない。密な網のように、多くの魚がかかれば、内臓をえぐられ、身を裂かれる。また暗い穴のように、目が見えずに落ちれば、蛾が火に飛び込むがごとし。

それゆえ、智者はこれを知って遠ざけ、その害を受けない。これを憎み、穢れたものとして、このものに惑わされることはない。

菩薩訶色欲法經

菩薩が色欲を戒める法の経


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