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  1. 般泥洹後灌臘経 (般泥洹後灌臘經)
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般泥洹後灌臘経 (般泥洹後灌臘經)

「般泥洹後灌臘經」について

西晋 · 底本の訳者:竺法護

453 字 · 約 2 分

『般泥洹後灌臘経』は、西晋時代に活躍した訳経僧・竺法護によって漢訳された仏典であり、初期中国仏教の重要な文献の一つです。西域出身の高僧である竺法護は、西晋期に多くの経典を翻訳し、仏教の中国伝播に大きな役割を果たしました。この経典は、仏陀が涅槃に入られた後、弟子たちが行う灌臘の儀式について説いたもので、供養や戒律の遵守、仏陀の功徳を偲ぶ実践方法などが記されています。そこには、初期仏教における仏陀追慕と僧団の規律への重視が表れており、仏教儀軌や涅槃思想を研究する上で貴重なテキストとなっています。漢訳仏典の中でも特異な位置を占めるこの経典は、初期仏教の実践と教義の継承を知るための重要な文献です。


般泥洹後灌臘經

般泥洹後灌臘経

西晉月氏國三藏竺法護譯

西晋・月氏国・三蔵竺法護訳

聞如是:

このように私は聞きました:

一時,佛在舍衛國祇樹給孤獨園,與摩訶比丘僧、諸天人民共會,坐說經。

ある時、仏はシャーラ国(舎衛国)のジェータ林(祇樹)にある孤独園(給孤独園)に滞在され、多くの修行者たちや天の人々と共に集まり、お経を説いておられました。

阿難前長跪叉手白佛言:「天中之天!欲有所問,願佛說之!若佛般泥洹後,四輩弟子——比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷——四月八日、七月十五日灌臘,當何所用?」

阿難がひざまずいて両手を合わせ、仏に申し上げました。「天の中の天よ、お尋ねしたいことがあります。どうかお聞かせください。もし仏が般涅槃された後、四種類の弟子たち——比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷——が、四月八日と七月十五日に行う灌臘の行事には、どのように用いるべきでしょうか?」

佛語阿難:「灌臘佛者,是福願人之度者,各自減錢寶,割取珍愛,用求度世之福;當給寺然燈、燒香、用作經像;若供養師,施與貧窮,可設齋會。不可貰許,然後不出,此為現世負佛,自是心口所作,當得妄語之罪。所以者何?為佛投槃作禮,以五種香水手自浴佛,師噠嚫呪願,當此之時,天龍鬼神皆明證知,此人出五家財物、侵妻子分用求福利,而反不出,當有五罪入三惡道。何等為五?一者、財物日減,二者、憙忘遺,三者、治生所向無利,四者、入太山地獄中被考治,苦痛難言,五者、後世來生,或作奴婢、牛馬、騾驢、駱駝,或作猪羊。是為五。更罪三惡:一者、為入薜荔中作餓鬼,二者、入禽獸作畜生,三者、泥犁中當更十八地獄,罪不可數。

仏、阿難に告げたまわく。「灌臘(かんろう)の仏とは、これ福願ある人の度する所なり。各自、銭宝を減じ、珍愛を割き、用いて度世の福を求めん。当に寺に油を灯し香を焚き、経像を作るべきなり。もし師を供養し、貧窮に施与し、斎会を設くべし。許して後に出ださずんば、これを現世に仏に負くと為す。自らこれ心口の作す所、当に妄語の罪を得ん。所以は何ん。仏のために槃に投じて礼し、五種の香水をもて手ずから仏を浴せしめ、師は噠嚫(たちしん)して呪願す。この時に当たりて、天・龍・鬼神みな明らかに証知す。この人、五家の財物を出だし、妻子の分を侵して、用いて福利を求む。而るに反って出ださずんば、当に五つの罪ありて三悪道に入るべし。何等を五つと為す。一には、財物日々に減ず。二には、喜びて忘れ遺す。三には、生を治むるに向かう所利無し。四には、太山の地獄に入りて拷治せられ、苦痛言い難し。五には、後世来生して、或いは奴婢、牛馬、騾驢(らろ)、駱駝と作り、或いは猪羊と作る。是を五と為す。更に三悪の罪有り。一には、薜荔(へいれい)の中に入りて餓鬼と作る。二には、禽獣に入りて畜生と作る。三には、泥犁(ないり)の中に当に十八地獄を更うべし、罪数うべからず。」

「七月十五日,自向七世父母、五種親屬、有墮惡道勤苦劇者,因佛作禮福,欲令解脫憂苦,名為灌臘。

七月十五日に、自身の七代にわたる父母や五種類の親族のために、もし悪道に堕ちて激しい苦しみを受けている者がいるならば、仏に礼拝した功徳をもって、その苦しみから救い出したいと願うこと、これを灌臘(かんろう)と呼びます。

「佛者,天上天下三界之王,不食世間人民也。其物皆眾僧分之,不應獨取,是為大罪;若無僧可分,施貧窮、孤獨、羸老,是種善根。」

仏とは、天上天下、三界の主であり、世間の人々のものを食べることはありません。それらのものはすべて僧侶たちで分け合うべきものであり、独り占めしてはいけません。それが大いなる罪となります。もし僧侶たちに分け与えることができないならば、貧しい人、孤独な人、弱った老人に施しなさい。これが善い根を植えることなのです。

諸弟子聞經歡喜,為佛作禮而去。

弟子たちは経を聞いて喜び、仏に礼をしてから去っていった。

般泥洹後灌臘經

般泥洹後灌臘経


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