阿彌陀佛因地
鼓音王經云。過去劫中有國名妙喜。王名憍尸迦。祖父清泰國王。父月上轉輪王。母殊勝妙顏。生三子長曰月明。次曰憍尸迦。三曰帝眾。時有一佛出世。名曰世自在王。憍尸迦心發道意。棄捨國位投佛出家。號曰法藏比丘。又大彌陀經云。法藏比丘於世自在王佛所。發無上意。一切世間無能及者。時佛說二百一十億諸佛剎土應其心願。法藏稽首禮佛。廣說四十八願云(本經具載)若不爾者誓不成佛。是時大地震動。天雨妙華空中。同聲讚言決定成佛。
『鼓音王経』にはこう説かれています。過去の劫に、妙喜という名の国がありました。王は憍尸迦といい、祖父は清泰国王、父は月上転輪王、母は殊勝妙顔でした。三人の子がおり、長男は月明、次男は憍尸迦、三男は帝衆といいました。その時、世自在王という名の仏が世に現れました。憍尸迦は心に悟りを求める志を起こし、王位を捨てて仏のもとで出家し、法蔵比丘と名乗りました。
また『大阿弥陀経』にはこうあります。法蔵比丘は世自在王仏のもとで、この世の誰にも勝る最高の志を起こしました。その時、仏は二百十億の諸仏の浄土について、彼の願いに応じて説かれました。法蔵はひれ伏して仏に礼拝し、四十八の大きな願いを詳しく述べられました。(本経に詳細に記されている)「もしこの願いが成就しなければ、私は決して仏とはなりません」と誓われました。その時、大地は震動し、天からは美しい花が降り注ぎ、虚空からは「必ず仏となるでしょう」と皆が声を揃えて称賛する声が聞こえました。