入中論講記
月稱論師造頌
法尊法師譯講
隆蓮比丘尼筆記
前言
5.1 万字 · 約 172 分
『入中論講記』はチベット仏教ゲルク派の重要な論書であり、インド中観派の大師チャンドラキールティによる偈頌を、中国仏教の高僧・法尊法師が解説したものです。チャンドラキールティは7世紀インドの中観帰謬論証派を代表する人物で、その『入中論』は龍樹菩薩の『中論』の思想を体系的に解釈し、誤った見解を破り正しい見解を明らかにする方法で般若の空性を論じています。法尊法師は20世紀にチベット中観学を中国に導入し、その解説は平易でありながら深遠で、漢蔵両仏教の精髄を融合させています。この論書は主に菩薩の十地の修行階梯を詳述し、特に第六現前地における般若の智慧を重点的に分析しており、中観学派の核心的な著作と見なされ、漢蔵仏教界で高い地位を占め、中観哲学と菩薩道を研究する上で重要な文献です。