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宝行王正論 (寶行王正論)


寶行王正論菩提資糧品第三

国王の宝の行 悟りへの糧 第3章

諸佛大相好, 從難思福生,
我今為汝說, 依大乘阿舍。
一切緣覺福, 有學無學福,
及十方世福, 福如世難量。
此福更十倍, 感佛一毛相,
九萬九千毛, 一一福皆爾。
如此眾多福, 生佛一切毛,
復更百倍增, 方感佛一好。
如是如是多, 一一好得成,
乃至滿八十, 隨飾一大相。
如是福德聚, 能感八十好,
合更百倍增, 感佛一大相。
如是多福德, 能感三十相,
復更百倍增, 感毫如滿月。
能感白毫福, 復更千倍增,
此福感難見, 頂上欝尼沙。
如此無量福, 方便說有量,
於一切十方, 如說十倍世。
諸佛色身因, 尚如世無量,
況佛法身因, 而當有邊際?
世間因雖小, 若果大難量,
佛因既無量, 果量云何思?
諸佛有色身, 皆從福行起,
大王佛法身, 由智慧行成,
故佛福慧行, 是菩提正因,
故願汝恒行, 菩提福慧行。
於成菩提福, 汝莫墮沈憂,
有理及阿舍, 能令心安信。
如十方無邊, 空及地水火,
有苦諸眾生, 彼無邊亦爾。
此無邊眾生, 菩薩依大悲,
從苦而拔濟, 願彼般涅槃。
從發此堅心, 行住及臥覺,
或時小放逸, 無量福恒流。
福量如眾生, 恒流無間隙,
因果既相稱, 故菩提不難。
時節及眾生, 菩提與福德,
由此四無量, 菩薩堅心行。
菩提雖無量, 因前四無量,
修福慧二行, 云何難可得?
福慧二種行, 如此無邊際,
菩薩身心苦, 故疾得消除。
惡道飢渴等, 身苦惡業生,
菩薩永離惡, 行善苦不生。
欲瞋怖畏等, 心苦從癡生,
由依無二智, 菩薩離心苦。
有苦時若促, 難忍何況多;
無苦時長遠, 有樂云何難?
身苦永不有, 假說有心苦,
悲世間二苦, 故恒住生死。
故菩提長時, 智人心不沈,
為滅惡生善, 是時無間修。
貪瞋及無明, 願汝識捨離,
無貪等眾善, 知應恭敬修。
由貪生鬼道, 由瞋墮地獄,
由癡入畜生, 翻此感人天。
捨惡及修善, 此法是樂因,
若是解脫法, 由智捨二執。
佛像及支提, 殿堂并寺廟,
最勝多供具, 汝應敬成立。
坐寶蓮花上, 好色微妙畫,
一切金寶種, 汝應造佛像。
正法及聖眾, 以命色事護,
金寶網繖蓋, 奉獻覆支提。
金銀眾寶花, 珊瑚琉璃珠,
帝釋青大青, 金剛貢支提,
能說正法人, 以四事供養,
六和敬等法, 常應勤修行。
於尊恭敬聽, 勤事而侍護,
菩薩必應行, 亡後亦供養。
於天外道眾, 不應親事禮,
因無知邪信, 莫事惡知識。
佛阿含及論, 書寫讀誦施,
亦惠紙筆墨, 汝應修此福。
於國起學堂, 雇師供學士,
興建永基業, 汝行為長慧。
解醫巧曆數, 皆為立田疇,
潤老小病苦, 於國有濟益。
起諸道伽藍, 園塘湖亭屋,
於中給生具, 草蓐飲食薪。
於小大國土, 應起寺亭館,
遠路乏水漿, 造井池施飲。
病苦無依貧, 下姓怖畏等,
依慈悲攝受, 勤心安立彼。
隨時新飲食, 果菜及新穀,
大眾及須者, 未施莫先用。
屣繖瓶鉤鑷, 針綖及扇等,
荃提寢息具, 應施寺亭館。
三果及三辛, 蜜糖酥眼藥,
恒應安息省, 書呪及藥方。
塗首身藥油, 澡盤燈麨果,
水器及刀斧, 應給亭館中。
米穀麻飲食, 糖膏等相應,
恒置陰涼處, 及淨水滿器。
於蟻鼠穴門, 飲食穀糖等,
願令可信人, 日日分布散。
如意前後食, 恒施於餓鬼,
狗鼠鳥蟻等, 願汝恒施食。
災疫飢餓時, 水旱及賊難,
國敗須濟度, 願汝恒拯恤。
田夫絕農業, 願給糧種具,
隨時蠲租稅, 輕微受調斂。
施物濟貧債, 出息不長輕,
直防許休偃, 以時接賓客。
境內外劫盜, 方便斷令息,
隨時遺商侶, 平物價鈞調。
八座等判事, 自如理觀察,
事能利萬姓, 恒恭敬修行。
應作何自利? 如汝恒敬思。
利他云何成? 如此汝急思。
地水風火等, 草藥及野樹,
如此或暫時, 受他無礙策。
七步頃起心, 為捨內外財,
菩薩福德成, 難量如虛空。
童女好色嚴, 惠施求得者,
故獲陀羅尼, 能持一切法。
愛色具莊嚴, 并一切生具,
施八萬童女, 釋迦佛昔時。
光明種種色, 衣服莊嚴具,
花香等應施, 依悲惠求者。
若人離此緣, 於法無安行,
則應施與之, 過此後莫惠。
毒亦許施彼, 若此能利他;
甘露不許施, 若此損害他。
若蛇嚙人指, 佛亦聽則除,
或佛教利他, 逼惱亦可行。
固謹持正法, 及能說法人,
恭敬聽受法, 或以法施他。
莫愛世讚歎, 恒樂出俗法,
如立自體德, 於他亦如此。
於聞莫知足, 及思修實義,
於師報恩施, 應敬行莫悋。
莫讀外邪論, 但起諍慢故,
不應讚自德, 怨德亦可讚。
莫顯他密事, 及惡心兩舌,
自於他有過, 如理觀悔露。
若由此過失, 智者訶責他,
自須離此失, 有能拔濟他。
他辱己莫瞋, 即觀宿惡業,
莫報對他惡, 為後不受苦。
於他應作恩, 莫希彼報答,
唯自應受苦, 共求眾受樂。
若得大富貴, 自高不應作,
遭枉如餓鬼, 莫起下悲行。
假設失王位, 或死由實言,
亦恒說此語, 無實利默然。
如言如此行, 願汝堅行善,
因此好名遍, 自在成勝量。
應作熟簡擇, 後則依理行,
莫由信他作, 須自了實義。
若依理行善, 好名遍十方,
王侯續不斷, 王富樂轉大。
死緣百一種, 壽命因不多,
此因或死緣, 故恒應修善。
若人恒行善, 是所得安樂,
於自他若等, 此善樂圓足。
依法為性人, 臥覺常安樂,
夢中見善事, 由內無過惡。
若人養父母, 恭奉自家尊,
恭善人用財, 忍辱有大度。
軟語不兩舌, 實言同止樂,
此九天帝因, 盡壽應修行。
由昔行九法, 天主感帝位,
時時處法堂, 至今恒說此。
一日三時施, 美食三百器,
福不及剎那, 行慈百分一。
天人等愛護, 日夜受喜樂,
免怨火毒杖, 是行慈現果,
無功用獲財, 後生於色界,
得慈十功德。 若人未解脫,
教一切眾生, 堅發菩提心。
菩薩德如山, 菩提心牢固,
由信離八難, 因戒生善道。
數修真如空, 得善無放逸,
無諂得念根, 恒思得慧根。
恭敬得義理, 護法感宿命,
布施聽聞法, 或不障他聞,
疾得如所愛, 與佛相值遇。
無貪作事成, 不慳財物長,
離慢招上品, 法忍得總持。
由行五實施, 及惠無怖畏,
非諸罵能辱, 故感大勝力。
支提列燈行, 幽闇秉火燭,
布施續明油, 故得淨天眼。
供養支提時, 即設鼓聲樂,
䗍角等妙音, 故獲淨天耳。
於他失默然, 不談人德闕,
隨順護彼意, 故得他心智。
由施徙舟乘, 運致羸乏人,
恭謹瞻尊長, 故獲如意通。
令他憶法事, 及正法句義,
或淨心施法, 故感宿命智。
由知真實義, 謂諸法無性,
故得第六通, 最勝是流盡。
平等悲相應, 由修如實智,
故自得成佛, 恒解脫眾生。
由種種淨願, 故佛土清淨,
眾寶獻支提, 故放無邊光。
如此業及果, 已知義相應,
故應修利他, 即菩薩自利。

諸仏の大いなる相好は、 計り知れない福徳から生じる。 今、あなたのために説こう、 大乗の阿含経に基づいて。

すべての縁覚の福、 有学・無学の福、 そして十方世界の福は、 その量は世間では測りがたい。

この福の十倍をもって、 仏の一本の毛の相が感得される。 九万九千の毛、 その一本一本の福もまた同じ。

このように多くの福が、 仏のすべての毛を生み、 さらに百倍増して、 初めて仏の一つの好が感得される。

かくも多く、 一つの好が成就し、 ついに八十の好が満ち、 それぞれが一つの大相を飾る。

このような福徳の集まりが、 八十の好を感得し、 さらに百倍増して、 仏の一つの大相を感得する。

このような多くの福徳が、 三十二相を感得し、 さらに百倍増して、 満月のような白毫を感得する。

白毫を感得する福は、 さらに千倍増し、 この福は見えがたい 頂上の肉髻(にっけい)を感得する。

このような無量の福を、 方便として量があると説き、 すべての十方世界において、 その十倍が世間という。

諸仏の色身の因でさえ、 すでに世間の無量のようであり、 ましてや仏の法身の因に、 限りがあるはずがあろうか?

世間の因は小さくても、 その果が大きく測りがたいならば、 仏の因はすでに無量、 その果の量をどうして思量できよう?

諸仏には色身があり、 すべて福の行いから起こる。 大王よ、仏の法身は、 智慧の行いによって成就する。

ゆえに仏の福と慧の行いは、 菩提の正しい因である。 だから願わくは、あなたは常に 菩提の福と慧の行いをせよ。

菩提を成就する福について、 あなたは憂いに沈んではならない。 道理と阿含経があり、 心を安心させ確信させることができる。

十方に限りがないように、 虚空や地・水・火・風もまた同じ、 苦しむすべての衆生も、 その数は限りがない。

この限りない衆生を、 菩薩は大悲に基づき、 苦しみから救い出し、 彼らが涅槃に入ることを願う。

この堅固な心を発してから、 行住坐臥のどの時も、 あるいは少し怠ける時も、 無量の福が絶え間なく流れる。

福の量は衆生の数と同じく、 絶え間なく流れ続ける。 因果がすでに相応するから、 菩提は難しくない。

時と衆生、 菩提と福徳、 この四つの無量によって、 菩薩は堅固な心で行じる。

菩提は無量であっても、 先の四つの無量の因により、 福と慧の二つの行いを修めるなら、 どうして得ることが難しかろう?

福と慧の二種の行いは、 このように限りがない。 菩薩の身心の苦しみは、 速やかに消え去る。

餓鬼道の飢渴など、 身体の苦しみは悪業から生じる。 菩薩は永遠に悪を離れ、 善を行うゆえ苦しみは生じない。

怒りや恐怖など、 心の苦しみは無知から生じる。 不二の智慧に依って、 菩薩は心の苦しみを離れる。

苦しみがある時が短くても、耐え難い。まして長ければなおさら。 苦しみがなく長い時があるなら、楽しみがあって何が難しいか?

身体の苦しみは決してなく、 仮に心の苦しみがあると言っても、 世間の二種の苦しみを悲しみ、 故に生死に永く住する。

ゆえに菩提の長い時を、 智慧ある人の心は沈まない。 悪を滅し善を生むため、 その時に休みなく修める。

貪り・怒り・無知を、 あなたは識って捨て去ることを願う。 貪りなきことなどの多くの善を、 敬って修めるべきと知れ。

貪りからは餓鬼道が生まれ、 怒りからは地獄に堕ち、 無知からは畜生に入る。 これらを離れて人間・天界が感得される。

悪を捨て善を修めること、 この法は楽の因である。 もしこれが解脱の法なら、 智慧によって二つの執着を捨てる。

仏像や仏塔、 殿堂や寺廟には、 最上の多くの供物を、 あなたは敬って設置すべきである。

宝の蓮華の上に座り、 美しい色で微細に描かれた、 すべての金宝の種類で、 あなたは仏像を造るべきである。

正法と聖なる僧伽を、 命をかけて守り、 金宝の網や傘蓋を、 捧げて仏塔を覆え。

金銀・多くの宝花、 珊瑚・琉璃の珠、 帝釈青・大青、 金剛を仏塔に供えよ。

正法を説く人を、 四つの必需品で供養し、 六和敬などの法を、 常に精進して修行せよ。

尊い人に恭敬して聴き、 精進して仕え守ること、 菩薩は必ず行うべきであり、 亡き後も供養せよ。

天や外道の者たちを、 親しく仕え礼拝してはならない。 無知や邪信によって、 悪い知識に仕えてはならない。

仏の経典や論を、 書き写し読誦し布施し、 また紙や筆や墨を与えよ。 あなたはこの福を修めるべきである。

国に学堂を建て、 教師を雇い学び人を供養し、 永遠の基盤を築け。 あなたの行いは智慧を長ずる。

医術や暦数、工巧を解し、 すべて田畑のために立て、 老・幼・病・苦を潤し、 国に利益をもたらせ。

様々な道や伽藍を建て、 園・池・湖・亭・家屋を設け、 その中に生活用具を備え、 草蓐・飲食・薪を与えよ。

小国・大国に、 寺や亭・館を建て、 遠路で水や飲み物の乏しい所には、 井戸や池を造り飲み物を施せ。

病苦で無依の貧者、 下賎の種姓・怖れる者などに、 慈悲によって摂受し、 心を尽くして彼らを安んじよ。

その時々の新しい飲食、 果物・野菜・新穀は、 僧伽や必要な者に、 施さずに先に使ってはならない。

履き物・傘・水瓶・鉤・鎳、 針・糸・扇など、 荃提・寝息具を、 寺や亭・館に施せ。

三果・三辛、 蜜・糖・酥・眼薬を、 常に安息所に備え、 書いた呪文や薬方を置け。

頭や体に塗る薬油、 澡盤・灯明台・果物、 水器や刀斧を、 亭・館に備え与えよ。

米・穀・麻・飲食、 糖・膏など相応のものを、 常に日陰の凉しい場所に置き、 清浄な水を器に満たせ。

蟻や鼠の穴の門に、 飲食・穀・糖などを、 信頼できる人に、 毎日配らせよ。

自分の食事の前後に、 常に餓鬼に施し、 犬・鼠・鳥・蟻などに、 あなたは常に食べ物を施すことを願う。

災害・疫病・飢饉の時、 水害・旱魃・賊難の時、 国が敗れた時は救済せよ。 あなたは常に救い恤むことを願う。

農夫が農業を断たれたなら、 糧食や種・農具を与えることを願い、 時宜に応じて租税を減免し、 軽く徴収せよ。

物を施して貧者の負債を救済し、 利息は長く軽くとり、 直に防ぎ休ませ、 時に応じて賓客をもてなせ。

領内外の盗賊を、 方便して断ち止めさせ、 時々商人を遣わし、 物価を平らかに調えよ。

八座などの判事は、 如理に観察し、 万事が万民を利するように、 常に恭敬して修行せよ。

何を自利とすべきか? あなたは常に敬って思え。 利他はどのように成し遂げるのか? このようにあなたは急いで思え。

地・水・風・火など、 草・薬・野の樹々、 これらを仮初めに、 他人から妨げなく受けよ。

七歩の間に心を起こし、 内外の財を捨てるため、 菩薩の福徳は成就し、 量りがたく虚空の如し。

美しい童女を飾って、 求める者に施せば、 ゆえに陀羅尼を得て、 一切の法を保持できる。

愛らしい色と荘厳具、 そしてすべての生活用具を、 八万の童女に施したのは、 釈迦仏が昔のことであった。

光明・種々の色、 衣服・荘厳具、 花・香などを施すべきであり、 悲心により求める者に与えよ。

もし人がこれらの縁を離れ、 法に安住する行いがないなら、 その時は施し与えるべきであり、 これを過ぎたら後には施すな。

毒もまた、もしそれが他を利するなら、 彼に施すことを許す。 甘露も、もしそれが他を損なうなら、 施すことを許さない。

もし蛇が人の指を噛んだなら、 仏もまた切除を許す。 あるいは仏は、他を利するために、 苦痛をもたらす行いも許すことがある。

堅く正法を護り、 そして説法者を護り、 恭敬して法を聴き受け、 あるいは法を他に施せ。

世間の称賛を愛してはならず、 常に出家の法を楽しめ。 自らの徳を立てるように、 他に対してもまた同じくせよ。

聴聞に満足せず、 そして思惟・修行・真実の義を、 師には恩を報いる施しをし、 敬って行い吝るな。

外道の邪論を読むな、 ただ争いと慢心を起こすから。 自らの徳を褒めてはならず、 怨みある者の徳もまた褒めるべきである。

他人の秘密を明かすな、 そして悪心で両舌するな。 自分に他に対する過ちがあれば、 如理に観じて悔い露わにせよ。

もしこれらの過失によって、 智者が他を呵責するなら、 自らはこの過失を離れ、 他を救済する能力を持て。

他が自分を辱めても怒るな、 すぐに過去の悪業を観じよ。 他に対する悪意で報復するな、 後の苦しみを受けないためである。

他に対しては恩を施すべきであり、 その報いを期待してはならない。 ただ自らは苦しみを受けるべきであり、 共に楽を求めるべきである。

もし大いなる富貴を得ても、 高慢になってはならない。 餓鬼のような遭遇をしても、 下劣な悲しみの行いを起こすな。

仮に王位を失っても、 あるいは真実の言葉によって死んでも、 常にこの言葉を語れ。 真実がなければ利益なく沈黙せよ。

言葉の通りにこのように行い、 あなたは堅く善を行うことを願う。 これによって良い名声は広まり、 自在に勝れた量を成就する。

熟考して選択すべきであり、 後に道理に従って行え。 他人の言葉によって行ってはならず、 自ら真実の義を了知せよ。

もし道理に従って善を行うなら、 良い名声は十方に広まり、 王位は絶えず続き、 王家の富と楽はますます増大する。

死の縁は百種あり、 寿命の因は多くない。 この因あるいは死の縁がある故に、 常に善を修めるべきである。

もし人が常に善を行うなら、 それによって得られる安楽は、 自他において等しいならば、 この善の楽は円満に足りる。

法に依って生きる人は、 臥しても覚めても常に安楽であり、 夢の中で善い事を見る、 内に過悪がないからである。

もし人が父母を養い、 自らの家の尊長を恭しく奉り、 善人に恭しく財を用い、 忍辱には大いなる度量がある。

柔和な言葉で両舌せず、 真実の言葉で共に止まり楽む。 これらは九つの天の帝の因であり、 寿が尽きるまで修行すべきである。

昔、九つの法を行ったことにより、 天主は帝位を感得した。 時々法堂に居て、 今に至るまで常にこれを説く。

一日に三度、 美食三百器を施す福は、 一刹那の慈しみを行うことの 百分の一にも及ばない。

天人などが愛護し、 日夜に喜び楽を受け、 怨み・火・毒・杖を免れる、 これが慈しみを行う現在の果報である。

努力せずに財を得、 後に色界に生まれ、 慈しみの十の功徳を得る。 もし人が未だ解脱していなければ、 一切の衆生に教え、 堅く菩提心を発せしめよ。

菩薩の徳は山の如く、 菩提心は牢固である。 信によって八難を離れ、 戒によって善道が生まれる。

真如・空を数多く修めて、 善を得て放逸なし。 諂わずに念根を得、 常に思惟して慧根を得る。

恭敬して義理を得、 法を護って宿命智を感得する。 布施して法を聴き、 または他が聴聞するのを妨げず、 速やかに愛する如く 仏に値遇することを得る。

貪りなければ万事成り、 慳吝なければ財物は長じ、 慢心を離れて上品を招き、 法忍を得て総持を持つ。

五種の実践的な施しを行い、 そして無畏施を施せば、 罵詈によって辱められることなく、 ゆえに大いなる勝れた力を感得する。

仏塔に灯明を列べ、 暗い所には火や蝋燭を掲げ、 燈油を施し続ければ、 ゆえに清浄な天眼を得る。

仏塔を供養する時、 鼓の音や音楽を設け、 法螺・角笛などの妙音により、 ゆえに清浄な天耳を得る。

他の過失には黙し、 人の徳や欠点を語らず、 彼の意に随順し守る、 ゆえに他心智を得る。

船や乗り物を施し、 弱く疲れた人を運び、 尊長を恭しく謹んで瞻ること、 ゆえに如意通を得る。

他に法事を憶念させ、 そして正法の句義を憶念させ、 あるいは清浄心で法を施す、 ゆえに宿命智を感得する。

真実の義を知ること、 すなわち諸法に実体がないと知ること、 ゆえに第六の神通を得る。 最勝なるは漏尽通である。

平等の悲心と相応し、 如実の智を修めることにより、 ゆえに自ら成仏し、 常に衆生を解脱させる。

種々の清浄な願により、 ゆえに仏土は清浄となり、 多くの宝を仏塔に献じる、 ゆえに限りのない光を放つ。

このような業と果を、 すでに義が相応すると知ったなら、 ゆえに利他を修めるべきであり、 それがすなわち菩薩の自利である。


2 雜品
4 正教王品

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