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深密解脱経 (深密解脫經)

「深密解脫經」について

北魏 · 底本の訳者:菩提流支

3.3 万字 · 約 109 分

『深密解脫経』は、元魏の時代に菩提流支によって漢訳された重要な仏教経典であり、瑜伽行唯識学派の根本典籍に属します。弥勒菩薩の説いたものと伝えられています。この経典は、諸法唯識、三性、三無性などの核心的な教義を明らかにし、心識と外界の関係、そしてどのように修行を通して解脱を証得するかを体系的に論じています。その内容は深遠であり、了義経と見なされ、漢伝仏教において崇高な地位を占めています。後世の唯識思想の発展に深遠な影響を与え、インド仏教と中国仏教思想史を研究する上で重要な文献です。


序品第一

序品第一

歸命釋迦牟尼佛
如是我聞:
一時婆伽婆住法界殿如來境界處——眾寶赫焰一切莊嚴第一之處;遍至無量諸世界處;放大光明普照之處;無量善巧差別住處;無有分齊、過分齊處;過諸一切三界境界、出世間、上上善根境界成就之處;善得清淨、自在解脫、無礙之處;諸佛如來神力住持之處;無量菩薩眾所行處;無量諸眾天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等之所行處;是大法界究竟滿足喜樂之處;畢竟能與一切眾生利益之處;離諸一切煩惱垢處;離諸一切諸魔、怨敵,諸佛住持莊嚴之處;大法意去之所明處;奢摩他、毘婆舍那大乘之處;入空、無相、無願大解脫樂處;無量功德眾大寶蓮華王之所莊嚴處——婆伽婆住如是等不可思議自在之處。
諸佛如來善覺所覺,離於二行,到無相處;行諸佛行,得諸如來一切平等,到無障礙之所去處;能到一切不退法輪、能到不可降伏境界、不可思議體、能到一切三世平等、遍至一切諸世界身、到於諸法無疑之處;能到一切究竟智行、悉能到於法智無疑、得諸一切無分別身、能答一切菩薩問智、能到無二行之彼岸、能到諸佛無有差別解脫智處;能到無邊無中三昧,境界廣大如法界、究竟如虛空;盡未來際與諸無量聲聞眾俱——心善調伏,皆是佛子,善得心解脫、善得慧解脫、善得清淨戒,求法者與樂,成就多聞、住持多聞、具足多聞,善思所思、善說所說、善作所作,善得一切速疾般若、善得一切疾去般若、善得一切猛利般若,具足三明,見第一法,得究竟行,能作清淨,受大施主具足成就、寂靜威儀畢竟成就,忍辱柔和,善受佛教,能如說行。

諸仏・如来は、善く覚り、覚られるものであり、 二つの行(迷いと悟りの対立)を離れ、 相のない境地に至っています。 諸仏の行を実践し、 一切の如来の平等を得て、 障りのないところへと赴くことができます。 すべての退転しない法輪に至り、 すべての征服しがたい境地、 不可思議な体に至り、 一切の三世の平等に至り、 あらゆる世界の身に遍く及び、 諸法について疑いのない場所に至ります。 一切の究極の智の行に至り、 あまねく法の智に疑いなく至り、 すべての無分別の身を得て、 すべての菩薩の問いに答える智に至り、 二つの行のない彼岸に至り、 諸仏に差別のない解脱の智の境地に至ります。 辺もなく中もない三昧に至り、 その境界は法界のように広大で、 虚空のように究極です。 尽未来際(未来永劫)にわたって、 無量の声聞の衆(弟子たち)と共におられます。 彼らの心はよく調えられ、 みな仏の子であり、 よく心の解脱を得、 よく慧の解脱を得、 よく清らかな戒を得ています。 法を求める者には喜びを与え、 多聞(多くの教えを聞くこと)を成就し、 多聞を受持ち、 多聞を見事に具えています。 考えたことをよく思い、 語ったことをよく語り、 なしたことをよく為し、 すべての速やかな般若を得、 すべての疾く去る般若を得、 すべての猛利な般若を得ています。 三明(三つの明らかな智慧)を具え、 第一の法を見て、 究極の行を得て、 清らかさを為すことができ、 大施主として具足し成就しています。 寂静の威儀を究極まで成就し、 忍辱(忍耐)と柔和(穏やかさ)をそなえ、 よく仏の教えを受け入れ、 説かれた通りに修行することができます。

時諸無量大菩薩眾,皆從無量種種佛土而來集會——是諸菩薩皆住一切所求大處,畢竟能取無上大法,得一切眾生平等之心,離諸一切分別,分別降伏一切諸魔、怨敵,離諸一切聲聞、辟支佛之所念處,得大法味喜樂具足,過五怖畏得不退地,一乘之體現前,能滅一切眾生怖畏之地——如是等,不可說、不可思、不可稱、不可量、不可數菩薩眾俱。

深密解脫經序
2 聖者善問菩薩問品(一)

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