歸敬請加
稽首慈氏佛 如尊在目前 如來已涅槃
今日無請益 故祈冥加力 命筆成此論
搜盡八識旨 言言投祖意 普利諸異生
同證唯識性 以斯淨妙善 回向於淨土
速見阿彌陀 頓捨異熟盡
清 · 性起論釋 善漳等錄 著
2.7 万字 · 約 89 分
八識規矩論義は、清代の仏教学者善漳らによる玄奘大師の『八識規矩頌』に対する論釈を集録したもので、唯識学の重要な注釈書に属する。本書は性起論を核心とし、阿頼耶識(あらやしき)、末那識(まなしき)、および前六識の体性、機能と転依(てんね)の機制を体系的に闡明し、如来蔵思想と唯識の理路を融合させている。著者は唐代の唯識の枠組みに立ちつつ、清代の漢伝仏教の実践的需要を合わせ、識変(しきへん)の理論と修証の次第との関連を深化させた。この論は、唯識学と漢伝仏教思想の展開を研究する上での鍵となる文献であり、唯識宗典籍の中でも先駆を承け後を啓く学術的立場を有する。