景教三威蒙度讚
無上諸天深敬歎 大地重念普安和
人元真性蒙依止 三才慈父阿羅訶
一切善眾至誠禮 一切慧性稱讚歌
一切含真盡歸仰 蒙聖慈光救離魔
難尋無及正真常 慈父明子淨風王
於諸帝中為師帝 於諸世尊為法皇
常居妙明無畔界 光威盡察有界疆
自始無人嘗得見 復以色見不可相
惟獨絕凝清淨德 惟獨神威無等力
惟獨不轉儼然存 眾善根本復無極
我今一切念慈恩 歎彼妙樂照此國
彌施訶普尊大聖子 廣度苦界救無億
常活命王慈喜羔 大普耽苦不辭勞
願捨群生積重罪 善護真性得無繇
聖子端任父右座 其座復超無𭨝高
大師願彼乞眾請 降栰使免火江漂
大師是我等慈父 大師是我等聖主
大師是我等法王 大師能為普救度
大師慧力助諸𮊵 諸目瞻仰不暫移
復與枯燋降甘露 所有蒙潤善根滋
大聖普尊彌施訶 我歎慈父海藏慈
大聖謙及淨風性 清凝法耳不思議
無上の諸天は深く敬い嘆き 大地は念を重ねて安らぎ和む 人のもとの真性は依りて護られ 三才の慈父アロハよ
一切の善き衆は至誠をもって礼し 一切の慧性は称えて歌う 一切の含真は尽く帰依し仰ぐ 聖なる慈光に蒙りて魔を離れる
求め難く及ぶことなき正真永遠 慈父・明子・浄風の王 もろもろの帝の中の師帝 もろもろの世尊の中の法皇
常に妙明の境なき界に住み 光と威は有界の疆を尽く照らす 初めより未だ誰も見ることを得ず また色をもって見るに相にあらず
ただ独り絶えず清浄なる徳 ただ独り神威にして等しき力なし ただ独り転ぜず厳として存す 衆善の根元にしてまた極まりなし
我ら今すべて慈恩を念じ 彼の妙楽を嘆きこの国を照らす 弥施訶(メシア)普く尊き大聖子 広く苦の世界を度し億を救う
常に命の王、慈しみ喜ぶ羔 大いに普く苦を担いて労を辞さず 願わくば群生積みし重き罪を捨て 真性を善く護りて無繇(よりどころ)を得させたまえ
聖子は父の右座に端座し その座は更に超えて限りなく高し 大師願わくば彼に衆の請いを乞い 筏を降ろして火の江に漂うを免れしめよ
大師は我等が慈父 大師は我等が聖主 大師は我等が法王 大師は能く普く救い度す
大師の慧力はもろもろの昏きを助け 諸の目は瞻仰して暫くも移らず また枯れ焦げたるに甘露を降ろし 潤い蒙るすべては善根を滋す
大聖普く尊き弥施訶(メシア) 我は慈父の海蔵の慈しみを嘆く 大聖の謙り及び浄風の性 清く凝れる法耳(ほうに)思議すべからず
大秦景教三威蒙度讚一卷
尊經
敬禮妙身皇父阿羅訶 應身皇子彌施訶證身盧訶寧俱沙 已上三身同歸一體
敬礼します、妙なる御身の皇父アロハ(アッラー/神)に。 応身の皇子(御子)ミシハ(メシア/キリスト)に。 証身のルハ・ニングシャ(聖霊)に。 以上の三身は、同一の一体に帰するものです。
瑜罕難法王 盧伽法王 摩矩辭法王明泰法王 牟世法王 多惠法王 景通法王 寶路法王 千眼法王 那寧逸法王 珉艶法王 摩薩吉思法王 宜和吉思法王 摩沒吉思法王 岑穩僧法王二十四聖法王 憲難耶法王 賀薩耶法彌沙曳法王 娑羅法王 瞿盧法王報信法王
敬禮常明皇樂經 宣元至本經 志玄安樂經 天寶藏經 多惠聖王經 阿思瞿利容經 渾元經 通真經 寶明經 傳化經 罄遺經 原靈經 述略經 三際經徵詰經 寧思經 宣義經 師利海經寶路法王經 刪河律經 藝利月思經寧耶𮟖經 儀則律經 毘遏啟經 三威讚經 牟世法王經 伊利耶經 遏拂林經 報信法王經 彌施訶自在天地經四門經 啟真經 摩薩吉斯經 慈利波經 烏沙那經
(謹案諸經目錄。大秦本教經都五百卅部。並是貝葉梵音。唐太宗皇帝貞觀九年。西域太德僧阿羅本屆于中夏。並奏上本音。房玄齡魏徵宣譯奏言。後召本教大德僧景淨。譯得已上卅部卷。餘大數具在貝皮夾。猶未翻譯)。
(諸経典の目録を謹んで調査したところ、大秦本教の経典は全部で五百三十部あり、いずれも貝葉に記された梵語の経典です。唐の太宗皇帝の貞観九年に、西域の高僧アロベンが中国に来て、これらの原典を奏上しました。房玄齢と魏徴がそれを翻訳して奏聞しました。その後、本教の高僧である景浄が招かれ、以上の三十部の経巻を翻訳しました。残りの大部分の経典は、貝葉の書挟みに収められたまま、まだ翻訳されていません。)