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  1. 般若心経論終 (般若心經論終)
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般若心経論 (般若心經論)

「般若心經論」について

清 · 圅昰撰 著

521 字 · 約 2 分

『般若心経論』は、清代の高僧・函昰による『般若波羅蜜多心経』の権威ある注釈書です。この論は、清初における仏教復興の潮流の中で生まれ、唯識と中観の思想を融合させながら、「般若の空性」や「五蘊皆空」といった核心的な教えを体系的に解き明かしています。そこでは、般若の智慧を通じて究極の解脱に至ることが強く説かれています。 著者である函昰は曹洞宗の法嗣であり、その注釈は哲学的深みと実践的指導の両方を兼ね備え、『心経』研究における重要な文献と称えられてきました。この論は、大乗仏教の空観に対する理解を深めただけでなく、教理と実践をつなぐ橋渡しとしての役割も果たし、漢伝仏教の典籍の中でも重要な位置を占めています。


般若心經論
丹霞沙門 釋天然圅昰 撰
梵語般若,此云智慧,以智慧解諸法空而至于彼岸是矣。又曰:心經何謂也?華首曰:心是體,智是用,體則通凡聖而皆徧,用則分迷悟以各成。天下無無用之體,體即徧而用安得不徧歟?曰:徧而迷悟異致,故曰各成,各成則不可均言智慧矣。此所謂本覺,則聖凡無二,迷本為妄,悟本為始,妄與始無二體而有二用也。當其迷也,見色而不見空,迺至見受想行識而不見空,行于日用,欲求其毫釐解脫而不可得矣。及其悟也,即色是空,更無別空,即空是色,更無別色,迺至即受想行識是空,更無別空,即空是受想行識,更無別受想行識,行於日用,欲求其毫釐凝滯而亦不可得矣。是迷悟之用各異,而皆原于本覺之心,固無有異也。通凡聖而無有異,故曰體也。自無始來,無佛名,無菩薩名,無二乘凡夫名,唯渾然藏識而已。藏無自性,不覺成識。識成而根身器界名相臚然,而藏性不失;識滅而三明六通智證詣極,而藏性不加。所謂無生滅之謂心,無垢淨之謂心,無增減之謂心。此心空相,本自如然,而非深于般若,則未有能徹見而返本歸源者,此三世如來所讚歎尊重無異旨也。般若生于本覺,而要迷情淨盡然後現;妄覺亦生于本覺,而要當體知歸然後泯。故知翻其妄而自照之為智,智生即無妄,妄成智也;智解諸法空,還其本覺之無動搖之為心,心返則無智,智盡心也。涅槃三德,非縱非橫,而悉始于明見佛性,融根本差別而一至于是,所謂佛性為因而涅槃為果也,由是而造焉之謂經也。
般若心經論(終)

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