No. 535-A
般若波羅蜜多心經解義節要
明 · 宋濂文句 著
7,328 字 · 約 24 分
『般若心経解義節要』は、明代の大儒・宋濂による仏教経典『般若波羅蜜多心経』の注釈を簡潔にまとめた書です。本書は明朝初期に成立し、宋濂の深い儒教の教養と仏法への理解を融合させ、心経の空の智慧と般若思想を明らかにすることを目的としています。内容は、五蘊皆空や一切の苦しみを度するといった経文の核心的な教えに焦点を当て、簡明な言葉で仏教用語を解説し、学ぶ者が理解しやすいようにしています。文人による経典注釈の代表的な作品として、仏教の教理が中国の士大夫階級に広まることを促しただけでなく、儒教と仏教の融合という思想的特色を示しており、仏教典籍の解釈史において重要な位置を占めています。