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  1. 元叟行端禅師語録 (元叟行端禪師語錄)
  2. 第5巻 (第五)
  3. 法語
  4. 泳蔵主、京に入り金字蔵経を求めしに語を求む (泳藏主入京書金字藏經求語)
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元叟行端禅師語録 (元叟行端禪師語錄)


泳藏主入京。書金字藏經。求語

泳藏主が都へと向かう。金字の経典を書写するため、言葉を求む。

山河大地。草木叢林。晝夜六時。常放妙寶光明。常出妙寶音聲。普為汝諸人。開演無上第一義諦。為汝諸人。當頭蹉過。當面諱却。不能領箇現成受用。遂乃勞他迦文老漢。起道樹。詣鹿苑。四十九年。三百餘會。曲開方便。巧說多端。有權有實。有頓有漸。有半有滿。有偏有圓。如將黃葉。暫止兒啼。其奈去聖時遙。其弊有不可勝言者矣。

山川や大地、草木や林も、昼夜六時(いつも)、素晴らしい宝の光を放ち、素晴らしい宝の音を響かせています。それは皆さんのために、この上ない最高の真理を説き示しているのです。ところが皆さんは、その目の前にあるものを素通りし、向き合いながらも見ようとせず、現に目の前にある恵みを受け取ることができません。そこで、釈迦牟尼老師が苦労して、菩提樹の下から立ち上がり、鹿野苑へと赴かれました。四十九年の間、三百回以上の説法会において、様々な方便を開き、巧みに多様な教えを説かれました。権(仮の教え)もあり、実(真実の教え)もあり、頓(直接の教え)もあり、漸(段階の教え)もあり、半(未完成の教え)もあり、満(完成した教え)もあり、偏(偏った教え)もあり、円(円満な教え)もありました。それはちょうど、黄色い葉っぱで子供の泣き声を一時的に止めるようなものです。しかし、聖者の時代から遠く離れてしまった今、その教えの弊害は語り尽くせないほどになっています。

當今聖天子。以佛心統御萬󳬛。日月所照。霜露所墜。悉稟威靈。咸歸化育。觀此大經。多成迷昧。憫此眾生。多成懈怠。大揮公帑精金。詔天下善書僧儒。畢會京師。重為書之。徑山泳藏主。由是以書畫。預選於斯行也。深蘸紫毫。大書碧楮。一經一偈。一文一義。一句一字。悉皆放光動地。將使五濁眾生。聞是經者。革迷昧。為明了。見是經者。䇿懈怠。為精進。同悟如來。十二行輪。豈但法門。增九鼎之重哉。

現代の聖明なる天子は、仏の心をもって天下を統治されています。太陽や月の照らすところ、露や霜の降りるところ、すべてがその威光と霊力を受け、ことごとく教化の恵みの中にあります。この大いなる経典を眺めるに、多くは迷いと曇りに惑い、かわいそうなことです。こうした人々が、多くは怠け心に陥っているのを哀れみ、天子は国費の純金を惜しみなく投じ、天下の能書家や学僧、儒者たちを京の都に集め、経典を新たに書き写させるよう詔を下されました。

径山の泳藏主は、この事業に際し、書画の技をもって選ばれました。彼は筆を深く墨に浸し、青い紙に力強く書き付けました。一つの経文、一つの偈、一つの文、一つの義、一つの句、一つの字までもが、全て光を放ち大地を震わせています。これにより、五つの濁りにまみれた人々が、この経を聞くならば迷いを改めて明らかになり、この経を見るならば怠りを捨てて精進し、共に如来の十二行輪を悟るでしょう。これはまさに、仏法の門を九鼎の重みをもってさらに増すことにほかなりません。


示果侍者
示壽維那

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