辨色空第二
色と空を弁ずる 第二
謂師子相虛唯是真金 幻色之相既虛。真空之性唯實(諸本無虛字唯五臺注本有之)。
師子の姿は虚ろであり、ただ真金のみが実在する。幻のような色の相はすでに虚ろであり、真の空の本性はただ実在するのみである。
師子不有金體不無 色相從緣而非有。揀凡夫實色也。空性不變而非無。揀外道斷空也。
故名色空 色蘊既爾。諸法例然。大品云。諸法若不空。即無道無果。上句雙標色空。次句雙釋。下句雙結。
ゆえに「色即是空」と言われるのです。色蘊がこのように空であるならば、他のすべての法も同じように空です。
『大品般若経』にはこうあります。「もし諸法が空でなければ、道も果も存在しない」。前半の句では「色」と「空」の二つを掲げ、次の句でその両方を解き明かし、最後の句で両方を結びつけているのです。
又復空無自相。約色以明 空是真空。不礙於色。則觀空萬行沸騰也。
また、空には自らの固定的な姿もありません。色を通して明らかにするならば、空は真の空であり、色を妨げることはありません。つまり、空を観じながらも、あらゆる修行が沸き立つのです。
不礙幻有。名為色空 色是幻色不礙於空。則涉有一道清淨也。總而辨之。先約性相不變隨緣。以揀斷實。後約不住生死涅槃。以明悲智。