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  1. 仏説報恩奉盆経 (佛說報恩奉盆經)
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仏説報恩奉盆経 (佛說報恩奉盆經)

「佛說報恩奉盆經」について

355 字 · 約 1 分

『恩に報い盆を奉ずる経』は、唐代の高僧によって翻訳あるいは編纂されたと伝えられる、現在は失われてしまった仏典です。この経は、恩に報いるという思想を主に説き、父母を養い敬い、三宝(仏・法・僧)を敬うことの大切さを強調しています。そこには、仏教の孝の考え方と儒教の倫理観が融合した姿が現れています。経典の内容には、お盆(盂蘭盆)の行事に関わる作法も含まれていた可能性があり、中国仏教が伝統的な孝の道徳を取り入れ、発展させていった過程を反映しています。漢伝仏教における重要な文献として、この経典自体は失われてしまいましたが、その思想は後世の仏教倫理やお盆の習俗の形成に深い影響を与え、仏教の中国化の過程を研究する上で貴重な資料となっています。


佛說報恩奉盆經(亦云報像功德經)

仏説報恩奉盆経(またの名を報像功徳経という)

闕譯附東晉錄

東晋録所収・訳者不明

聞如是:

私がこのように聞きました。

一時,佛在舍衛國祇樹給孤獨園。大目揵連始得六通,欲度父母報乳哺之恩,即以道眼觀視世界,見其亡母生餓鬼中,不見飲食,皮骨相連柱。目連悲哀,即鉢盛飯,往餉其母。母得鉢飯,便以左手障飯、右手摶食,食未入口化成火炭,遂不得食。

その時、仏は舎衛国の祇樹給孤独園にいらっしゃいました。大目乾連はようやく六神通を得て、父母を救って乳を飲ませ育ててくれた恩に報いようと思いました。そこで神通の眼で世界を見渡すと、亡き母が餓鬼道に生まれ、食べ物も飲み物も見えず、皮と骨だけがつながった姿でいるのを見ました。目連は悲しみ、鉢に飯を盛って母のもとへ届けました。母は鉢の飯を受け取ると、左手で飯を隠し、右手で掴んで食べようとしましたが、口に入れる前に、その飯は火の燃えさしに変わり、食べることができませんでした。

目連馳還白佛,具陳如此。佛告目連:「汝母罪根深結,非汝一人力所奈何;當須眾僧威神之力,乃得解脫。吾今當說救濟之法,令一切難皆離憂苦。」

目連は急いで佛のもとへ戻り、詳しくこのことを報告しました。佛は目連に告げられました。「あなたの母は罪の根が深く結ばれていて、あなた一人の力ではどうにもできません。僧侶たちの威神の力を借りることで、ようやく解脱できるのです。今、救いの方法を説きましょう。すべての苦難から憂いや苦しみを離れさせてあげなさい。」

佛告目連:「七月十五日,當為七世父母在厄難中者,具麨飯、五果、汲灌瓫器、香油、庭燭、床榻、臥具,盡世甘美以供養眾僧。當此之日,一切聖眾,或在山間禪定、或得四道果、或樹下經行、或得六通飛行,教化聲聞、緣覺。菩薩大人權示比丘在大眾中,皆共同心受鉢和羅。具清淨戒聖眾之道,其德汪洋,其有供養此等之眾,七世父母、五種親屬得出三塗,應時解脫衣食自然。」

仏は目連に告げられた。「七月十五日のこの日には、七世の父母で苦難の中にある者のために、食べ物を満たした器、五種の果物、水を汲む瓶や器、香油、庭を照らす灯明、床や榻、寝具を備え、世の中のすべての素晴らしい味わいを尽くして、僧侶たちに供養しなさい。この日には、すべての聖なる僧侶たちが、ある者は山の中で坐禅に耽り、ある者は四つの悟りの果てを成就し、ある者は木の下で経を唱えながら歩き、ある者は六つの神通力を得て空を飛び、声聞や縁覚を教え導いている。また、菩薩たちが身分を隠して比丘の姿で大衆の中に現れ、皆が心を一つにして鉢に盛られた施しを受けられる。清らかな戒律を備えた聖なる僧団の教えは、その徳が大海のように広く深い。このような僧侶たちに供養するならば、七世の父母と五種類の親族は三つの苦しい道から救い出され、その時に応じて解脱し、衣服や食べ物が自然に得られるであろう。」

佛勅眾僧:「當為施主家七世父母,行禪定意,然後食此供。」

仏は僧団に告げられた。「施主の家の七世代にわたる父母のために、心を静めて禅定の思いを巡らせてから、この供物をいただきなさい。」

目連、比丘及一切眾,歡喜奉行。

目連尊者、比丘たち、そしてすべての衆生は、喜びをもってこの教えを受け入れ、実践したのである。

佛說報恩奉盆經

仏説報恩奉盆経


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