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  1. 金剛頂経観自在王如来修行法 (金剛頂經觀自在王如來修行法)
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金剛頂経観自在王如来修行法 (金剛頂經觀自在王如來修行法)

「金剛頂經觀自在王如來修行法」について

唐 · 底本の訳者:不空

2,388 字 · 約 8 分

『金剛頂経観自在王如来修行法』は、唐代の高僧・不空によって漢訳された密教の重要経典の一つです。不空は開元の三大訳経僧の一人として知られ、中国における密教の発展に大きく貢献しました。 この経典は『金剛頂経』体系に属し、観自在王如来の修行儀軌と密法を詳説しています。その内容には真言(マントラ)、印相(手印)、そして観想法などが含まれ、身・口・意の三密が相応して仏果を成就することを強調しています。 経文は、唐代密教が顕教と密教を融合させた特徴をよく表しており、密教の思想と実践を研究する上で重要な文献です。仏教密宗において高い地位を占め、修行者に対して体系的な密法の指導を提供しており、後世の密教に深遠な影響を与えました。


金剛頂經觀自在王如來修行法一卷

金剛頂経観自在王如来修行法

開府儀同三司特進試鴻臚卿肅國公食邑三千戶賜紫贈司空諡大鑒正號大廣智大興善寺三藏沙門不空奉 詔譯

開府儀同三司特進試鴻臚卿肅國公食邑三千戶賜紫贈司空諡大鑒正

我今依《金剛頂經》演金剛蓮花達摩法要。先須入於灌頂三昧耶曼茶羅,發大菩提心,捨身命財饒益一切,勇猛精進隨念相應,慈悲喜捨無有間斷,如是之人方應修習。其曼茶羅畫像等法,廣如餘經所說。凡入精舍欲念誦時,先以五輪著地,頂禮本尊觀自在王如來;次禮北方不空成就如來;乃至無動、寶生、遍照如來!悉皆依法至誠敬禮,雙膝而跪蓮花合掌,懺悔三業一切過咎:

私は今『金剛頂経』に基づき、金剛蓮華の法要を説き明かします。まず、灌頂三昧耶曼荼羅に入り、大いなる菩提心を発し、身命と財産を捨てて一切の衆生を利益し、勇猛に精進して念いに相応し、慈悲喜捨の心を絶やすことなく継続しなければなりません。このような人こそが修習にふさわしいのです。曼荼羅の画像などの作法については、他の経典に詳しく説かれている通りです。

修行道場に入り念誦を始めようとするときは、まず五体を地につけて本尊・観自在王如来に礼拝し、次に北方の不空成就如来を礼拝します。さらに、無動如来、宝生如来、遍照如来にも至誠を尽くして礼拝します。両膝を立てて蓮華合掌を組み、身・口・意の三業によるすべての過ちを懺悔します。

「我從無量劫, 淪滯生死海;
今以清淨心, 發露而悔過。
如諸佛所懺, 我今亦如是;
願我及眾生, 一切皆清淨。」

私は無量の劫より、生死の海に漂い沈み続けてきました。

今、清らかな心をもって、過ちを明らかにし、悔い改めます。

諸仏が懺悔されるように、私も今、同じく懺悔いたします。

どうか私とすべての衆生が、一切清らかになりますように。

密言曰:

密なる言ありて曰く:

「唵(一)馺嚩(二合)婆(去)嚩 秝(入)陀(二)薩嚩 達摩(三)馺嚩(二合)婆(去)嚩(四)秝(入)度澸(五)」

オーム(一)サルヴァ(二合)バヴァ(去)ヴァ リ(入)ダ(二)サルヴァ ダルマ(三)サルヴァ(二合)バヴァ(去)ヴァ(四)リ(入)ドハン(五)

次應隨喜過、現、未來諸佛菩薩所集福智。

次に、過去・現在・未来の諸仏・菩薩が積み重ねた福徳と智慧に対して随喜すべきである。

「過去三世佛、 菩薩與眾生;
所集諸善根, 合掌盡隨喜。」

過去、現在、未来の三世にわたる仏、 菩薩とすべての衆生が、 積み重ねてきたあらゆる善い行いを、 合掌して心から喜びます。

次應右膝著地虛心合掌置於頂上,想禮諸佛如來及菩薩足,誦密言曰:

次に、右の膝を地につけ、心を虚しくして合掌し、頂上に置き、諸仏如来及び菩薩の足を礼することを想い、密言を誦して曰く。

「唵 鉢納摩(二合上)尾多(多字半音與尾字合呼)」

オーム パドマ ヴィッタ

禮諸佛已依座印而坐,入定思惟觀無量如來周遍法界,行者己身悉在彼會,然後結祕密三昧耶印,堅固縛以檀慧禪智相合而竪,以此驚覺聖眾,誦密言曰:

諸仏に礼拝を終えたら、座印に従って坐り、瞑想に入ります。無量の如来が法界に遍満している様子を観想し、行者自身もその法会の中にいることを思います。その後、秘密三昧耶印を結びます。堅固縛の印を結び、檀慧と禅智の指を合わせて立てます。この印で聖なる衆生を目覚めさせ、次の密言を唱えます:

「唵(一)嚩日囉(二合)(二)跛娜莾(二合)(三)三昧耶(四)薩怛梵(三合)(五)」

オン(一)・バザラ(二合)(二)・パドマ(二合)(三)・サンマヤ(四)・サトバン(三合)(五)

次應結一切如來歡喜悅意三昧耶印。准前印,唯以忍願入掌中。密言曰:

次に、一切の如来を歓喜させ、心を喜ばせる三昧耶の印を結ぶべきである。前の印に準じて、ただ忍と願の指を掌の中に入れる。密言は次のとおりである:

「唵(一)三莾耶呼(引)(二)蘇(去)囉多(三)薩怛梵(三合)(四)」

オーン、サンマヤ、ホー、シュラタ、サッタバン

次結開心印。觀二乳上有「怛囉(二合)吒」字,以金剛縛三拍開之。密言曰:

次に心印を開く。両乳の上に「タラッタ」の字があるのを観想し、金剛縛で三度打って開く。密言は次の通り。

「唵(一)嚩日囉(二合)(二)滿馱(三)怛囉(二合)吒(四)」

オン・ヴァジュラ・マンダ・ダラタ

次結入智字印。於己面前觀一紅蓮華上有「娑」字,以堅固縛禪智入中進力相拄,想「捻其」字內於心中,誦密言曰:

次に、智の字印を結ぶ。自らの面前に、赤い蓮華の上に「サ」の字があるのを観想する。堅固な縛りで禅定智を中に入れ、進む力を互いに支え合わせる。「サ」の字を捻り、心の中に納めることを想い、密言を唱える。

「唵(一)嚩日囉(二合引)吠捨(二)惡(三)」

唵、金剛の光よ、悪を払い給え。

次結闔智字印。不易前印,進力拄禪智背想闔心門,密言曰:

次に、智の字の印を結ぶ。前の印を崩さず、進力の指を禅智の背に立てて心の門を閉じ、密言を唱える。

「唵(一)嚩日囉(二合)(二)母瑟致(二合)(三)𤚥(四)」

「オーム、ヴァジュラ・ムシティ・バン」

次結辟除結界印。戒方右押左外相交,忍願相拄,以進力鉤戒方,禪智捻檀慧頭,密言曰:

次に、結界を結ぶ印を結ぶ。右手の薬指で左手の薬指を外側から交差させ、両手の中指を立てて合わせる。右手の人差し指で左手の薬指を引き寄せ、左手の親指と人差し指で右手の親指の先をつまむ。密言を唱える。

「唵(一)阿密栗(二合)覩娜婆(二合)嚩(二)吽(三)泮吒(吒半音呼之)(四)」

オーン(一)アミリト(二合)ドナバ(二合)バ(二)フーン(三)パッタ(タは半音で呼ぶ)(四)

以此印左轉三匝辟除不善,右旋三匝隨意遠近以為結界。

この印を左に三度回して、不善を退け、右に三度回して、意のままに遠近を定め、結界とする。

次結三摩地印。二羽仰叉,進力相背而竪,禪智捻進力,頭置於跏上,誦密言曰:

次に三摩地印を結ぶ。両手を仰向けに組み、人差し指を背中合わせに立て、親指で人差し指を挟み、頭を結跏趺坐の上に置き、密言を唱える。

「唵(一)三麼(引)地(二)鉢娜名(二合)(三)頡哩(二合引)」

オーム、サマーディ、パドマ、フリーム

其出入息一一明了,觀虛空中無量諸佛!一時彈指警覺行者而告之言:「汝今云何成無上覺,不知諸佛實相法要?」行者爾時聞警覺已,白佛言:「云何名真實?唯願如來為我解說。」爾時諸佛告行者言:「善哉,善哉!能作是問,汝想心中所內『惡』字瑩徹於心,誦密言曰:

その出入する息の一つ一つがはっきりとわかる。虚空の中に無量の諸仏を観じる。たちまち指をはじいて行者を警覚し、告げて言う。「汝は今、どうして無上の覚りを成じながら、諸仏の実相の法要を知らないのか?」行者はその時、警覚を聞いて、仏に白して言う。「何が真実というのでしょうか。どうか如来さま、私のために解き説いてください。」その時、諸仏は行者に告げて言う。「善きかな、善きかな。よくこのような問いをなす。汝は想いの心の中に『悪』という字を内に置き、心に透き通るようにし、密言を誦せよ。

「『唵(一)唧多鉢囉(二合)底(二)味鄧迦𡀔弭(三)』

「オーム、チッタ・プラティ・ヴィドゥヤ・カラミー」

「當默誦一遍,便想為月輪如在輕霧,為欲令其月輪得清淨故,誦此密言曰:

静かに一遍唱え、月輪がかすかな霧の中にあるかのように思い描きなさい。その月輪を清浄にするために、この密言を唱えます。

「『唵(一)冒地唧多 母怛跛(二二)娜夜弭』

「『オン(一)ボーディシッタ モータパ(二二)ナヤミ』

「誦已諦觀心月極令清淨,如處大虛廓無瑕翳,復於心月想一蓮華,誦密言曰:

唱え終えたら、心の月をじっと観じ、極めて清らかで澄み切るようにします。まるで広大な虚空の中にあり、わずかな曇りもないかのように。さらに心の月の中に一輪の蓮華を思い浮かべ、次の密言を唱えます。

「『唵(一)底瑟吒(二合)(二)嚩日囉(二合)(三)鉢娜麼(二合)(四)』

「『オーム(一)ティシュタ(二合)(二)ヴァジュラ(二合)(三)パドマ(二合)(四)』

「想其蓮花與月漸漸而引,周遍法界量等虛空,誦密言曰:

その蓮華と月が、次第に広がり、法界を満たし、虚空のごとく広大無辺となることを想い、密言を誦すべし。

「『唵(一)薩頗(二合)囉(二)嚩日囉(二合)(三)鉢娜麼(二合)(四)』

「『オーム(一)サパラ(二合)ラ(二)ヴァジラ(二合)(三)パドマ(二合)(四)』

「其引蓮華中放無量光,隨光流出無量無邊際極樂世界,一一世界妙寶莊嚴,皆有觀自在王如來與聖眾前後圍遶,如是觀已漸斂其蓮華,誦密言曰:

その蓮華の中から無量の光を放ち、光に従って無量無辺の極楽世界が流れ出る。それぞれの世界は妙なる宝で荘厳され、いずれも観自在王如来と聖なる衆生たちが前後に取り囲んでいる。このように観想した後、次第にその蓮華を収め、密言を誦する。

「『唵(一)僧賀囉(二合)(二)鉢娜麼(二合)(三)』

「『オーム(一)サンガラ(二合)(二)パドマ(二合)(三)』

「如是一切世界諸佛如來隨華而斂,量等本身,即變己身為無量壽佛,身紅頗梨色,放大光明,結三麼地印。金剛蓮華座想行者己身為如來已,復恐散亂而有退失,次作加持印而加持之。堅固縛以進力屈如蓮葉,禪智並竪印心、額、喉、頂,隨所印想『頡哩(二合)』字,誦密言曰:

すべての世界の諸仏如来が花に従って集まり、その大きさは自らの本体と同じである。すなわち、己の身を無量寿仏に変じ、身は紅き頗梨色を放ち、大光明を放ち、三摩地印を結ぶ。金剛蓮華座を想い、行者は己の身を如来と観じた後、再び散乱して退失することを恐れ、次に加持印を結んで加持する。堅固な縛りをもって進力を屈し蓮の葉の如くし、禅智を並べて心、額、喉、頂に印し、印する所に従って「頡哩(二合)」の字を想い、密言を誦する。

「『唵(一)嚩日囉(二合)(二)達麼(三)頡哩(二合)』

「オーム・ヴァジュラ・ダルマ・ヘリ」

「次結灌頂印。蓮華合掌,進力相蹙如寶,檀慧竪相遠置於額上,密言曰:

次に灌頂印を結びます。蓮華合掌の形から、進力(人差し指と中指)を互いに寄せて宝珠のようにし、檀慧(親指と小指)を立てて額の上に離して置きます。真言は次の通りです:

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)囉怛那(二合引)(三)毘詵遮(四)薩嚩𤚥(五)頡哩(二合)(六)怛𡀔(二合)(七)』

「『オーム(一)パドマ(二合)(二)ラタナ(二合引)(三)ヴィシャ(四)サルヴァ(五)ヘリ(二合)(六)ダー(二合)(七)』

「次結蓮華鬘印。以前印從額分手繞至頂後結蓮華拳,如繫華鬘勢徐徐前下散,誦密言曰:

次に蓮華の鬘印を結ぶ。先の印から額で両手を分け、頭頂を回って後ろへと導き、蓮華拳を結ぶ。まるで花の首飾りを掛けるように、ゆっくりと前に下ろして解き放つ。その際、密言を唱える。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)囉怛那(二合)(三)麼(引)隷(四)𤚥(牟含反)(五)』

「オーム、パドマ・ラトナ・マリ」

「次結甲冑印。結蓮華拳前後繞身如擐甲法,誦密言曰:

次に甲冑印を結びます。蓮華拳を結び、前後に身体を巡らせて鎧を着るようにし、密言を唱えます。

「『唵(一)阿婆耶(二)鉢娜麼(二合)(三)迦嚩制(四)滿馱(五)囉乞灑(二合)𤚥(六)吽(七)憾(八)』

「オーン(一)アパヤ(二)パドマ(二合)(三)カヴァチェ(四)マンダ(五)ラクシャ(二合)フ(六)フーン(七)ハーン(八)」

「次結歡喜印。蓮華合掌微拍三聲誦密言曰:

次に歓喜印を結びます。蓮華合掌の形で、軽く三度拍手しながら、次の密言を唱えます。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)覩使野(二合)護(引)(三)』

「オーム、パドマ・ドゥーシヤ、スヴァーハー」

「復於面前觀安樂世界琉璃為地功德乳海,於其海中觀『頡哩(二合)』字變為微妙開敷蓮華,即變其華為觀自在王如來!色相莊嚴如前身觀。

また、目の前の安楽世界を観想し、瑠璃を地とする功徳の乳海を観じる。その海の中に「キリ(二合)」の字を観じ、それが微妙に開敷した蓮華へと変わる。その華がさらに観自在王如来へと変容し、色相の荘厳さは先の身観と同様である。

「次結蓮華鉤印。蓮華合掌進力如鉤,誦密言曰:

次に蓮華鉤印を結びます。蓮華合掌の形から進力の指を鉤のように曲げ、次の密言を唱えます:

「『唵(一)鉢娜懵(二合)(引)(二)句捨(三)吽(四)若(五)』

「オーム(一)バドラマンダ(二合)(引)(二)クシャ(三)フーム(四)ジャ(五)」

「次結蓮華索印。即以前印進力如環,誦密言曰:

次に蓮華索印を結びます。先の印を進力の形に環のようにし、密言を唱えます。

「『唵(一)鉢娜麼(二合引)(二)母伽播捨(三)吽(四)』

「オーム、パドマ・ムカ・ヴァシャ、フーム」

「次結蓮華鎖印。芙蓉合掌進禪相捻,力智亦爾,相鉤成鎖,誦密言曰:

次に蓮華鎖印を結びます。蓮の花のように両手を合わせ、禅定の相を捻じり、力と智も同様に、互いに鉤をかけて鎖を成します。密言を誦して曰く:

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)塞怖(二合)吒(三)𤚥(四)』

「『オーム、パドマ、スプタ、ヴァム』

「次結蓮華鈴印。以蓮華合掌,禪智入中進力如環,誦密言曰:

次に蓮華鈴印を結ぶ。蓮華合掌をし、禅智を中に入れ、進力を環のようにし、密言を誦して曰く:

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(引)(二)吠捨惡(三)』

「オーン、パドマ・ヴィシャ・アー」

「次結蓮華部百字密言。捧閼伽器,以欝金、龍腦相和香水而為供養,誦百字密言曰:

次に蓮華部百字の密言を結ぶ。閼伽器を捧げ、鬱金と龍脳を合わせた香水をもって供養とし、百字の密言を誦して曰く:

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)薩怛嚩(二合)(三)三麼耶(四)麼弩播攞耶(五)鉢那麼(二合)(六)薩怛嚩(二合)(七)帝尾(二合)弩波底瑟姹(二合)(八)涅哩(二合)擢(茶護反)茗皤嚩(九)蘇覩灑諭(二合)茗皤嚩(十)阿弩囉訖覩(二合)茗皤嚩(十一)蘇報灑諭(二合)茗皤嚩(十二)薩嚩 悉簟寐 鉢囉(二合)也瑳(十三)薩婆 羯麼蘇 者 茗(十四)唧多失唎(二合)藥(十五)句嚧(十六)吽(十七)訶(十八)訶(十九)訶(二十)訶(二十一)護(二十二)薄伽梵(二十三)薩婆怛他孽多(二十四)鉢娜麼(二合二十五)莽 茗 悶遮(二十六)鉢娜茗(二合)皤嚩(二十七)麼訶三麼野(二十八)薩怛嚩(二合)(二十九)惡(引)(三十)』

「『オーム(一)パドマ(二合)(二)サットヴァ(二合)(三)サマヤ(四)マヌパーラヤ(五)パドマ(二合)(六)サットヴァ(二合)(七)テーヴェーヌパティシュタ(二合)(八)ドリトー(二合)メーバヴァ(九)ストシャヨメーバヴァ(十)スプルシャヨメーバヴァ(十一)スボシャヨメーバヴァ(十二)サルヴァ シッダム プラヤツァ(十三)サルヴァ カルマ スツァ メ(十四)チッタシリヤム(二合)クル(十五)フーム(十六)ハ(十七)ハ(十八)ハ(十九)ハ(二十)ホ(二十一)バガヴァーン(二十二)サルヴァ タターガタ(二十三)パドマ(二合二十四)マ メ ムンジャ(二十五)パドメーバヴァ(二合)(二十六)マハーサマヤ(二十七)サットヴァ(二合)(二十八)アー(引)(二十九)』

「次結蓮華內四供養嬉戲印。芙蓉合掌禪智並竪,誦密言曰:

次に、蓮華内四供養のうちの「嬉戯」の印を結びます。 蓮の花のように両手を合わせ、親指と人差し指を並べて立てます。 密言を唱えます。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)邏細(三)呼(四)(引)』

「オーン・パドマ・ラシ・フーン」

「次結蓮華鬘印。即以前印二臂俱申,誦密言曰:

次に蓮華の鬘の印を結ぶ。まず前の印のまま両腕を伸ばし、密言を唱える。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)麼隷(三)怛囉(二合)吒(半音輕呼)』

「オーム・パドマ・マレー・トラタ」

「次結蓮華歌印。以芙蓉合掌屈拄諸度,從臍而上至口方散,誦密言曰:

次に蓮華歌印を結ぶ。芙蓉合掌の形で指を曲げて互いにつなぎ、へそから口元へと上へ動かし、口元で開く。真言を唱える。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)擬(妍以反)帝(三)擬(同上)(音)(四)』

「オーン・パドマ・ニディ・ニディ」

「次結蓮華舞印。以芙蓉合掌左右而旋於頂上散,誦密言曰:

次に蓮華舞印を結ぶ。芙蓉の合掌を左右に旋らせて頂上に散らし、密言を誦す。曰く、

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)儞哩(二合)諦(三)訖哩(二合)吒(半聲)(四)』

「『オーン・パドマ・ニリティ・クリッタ』

「次結蓮華外四供養燒香印。蓮華合掌下散猶如焚香,誦密言曰:

次に、蓮華外四供養の焼香印を結びます。蓮華合掌を下に広げ、まるで香を焚くようにし、密言を唱えます。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)度閉(二合)(三)噁(四)』

「『オーム・パドマ・ドヴィーシャ・ア』

「次結蓮華散華印。蓮華合掌前上散猶如散華勢,誦密言曰:

次に蓮華散華印を結ぶ。蓮華合掌を前に上げ、華を散らすがごとくに動かす。密言を誦して曰く。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)補瑟閉(二合)(三)唵(四)』「

「『オーン(一)パドマ(二合)(二)プシュペ(二合)(三)オーン(四)』

次結蓮華燈印。蓮華合掌禪智竪相逼,誦密言曰:

次に蓮華燈印を結ぶ。蓮華合掌し、禅智の指を立てて互いに近づけ、密言を誦して曰く。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)儞(引)閉(三)儞(四)』

「オーン、パドマーニ、ニー、ニー」

「次結蓮華塗香印。十度作蓮華合掌,當心分散如塗香勢,誦密言曰:

次に蓮華塗香印を結ぶ。十度蓮華合掌を作り、心の前にて分散し、塗香を塗る勢いの如くす。密言を誦して曰く。

「『唵(一)鉢娜麼(二合)(二)囐提(三)虐(四)』

「『オーン、パドマ・ジャティ・ニャ』

「次結根本印。堅固縛以忍願相拄,如蓮葉形,誦密言曰:

次に根本印を結びます。 両手をしっかりと組み、人差し指と親指を蓮の葉のような形に合わせて、密言を唱えます。

「『唵(一)路計什嚩(二合)囉(二)囉(引)惹(三)頡哩(二合)(四)』

「オーム(一)ルケーシュヴァラ(二合)ラ(二)ラ(引)ジャ(三)ヘリ(二合)(四)」

「結根本印誦明七遍已,然後執蓮子珠相應念誦,於四時中隨力而作。若欲止時重結根本印,復誦七遍根本陀羅尼,次結八供養印,然後發遣本尊。

根本印を結び、真言を七回唱えた後、蓮華の実の数珠を手に取り、心を合わせて念誦します。四つの時節の中で、自分の力に応じて行ってください。止めたい時は、再び根本印を結び、根本陀羅尼を七回唱え、次に八供養印を結び、それから本尊を見送ります。

「發遣印。以前根本印從臍至面方散,合掌於頂上,想觀自在王如來復還本宮,誦密言曰:

発遣印。先の根本印を、臍から顔の前まで上げてから開き、合掌して頭の上に置く。観自在王如来が本来の宮殿に戻られる姿を心に描き、密言を唱える。

「『唵(一)嚩日囉(二合)(二)鉢娜麼(二合)(三)穆(四)』

「『オーム(一)ヴァジュラ(二合)(二)パドマ(二合)(三)ム(四)』

「發遣本尊已隨意發願,復以甲印護身,以馬頭明王結界印左旋解界,隨意經行往諸淨處,讀《大乘大般若經》、《華嚴》、《涅槃》及《楞伽》等經,行住坐臥常念本尊無令間斷。」

本尊にお見送りをした後、自由に願いを発し、さらに甲印で身を護り、馬頭明王の結界印で左回りに結界を解き、自由に経行し、清浄な場所へ赴きます。『大乗大般若経』『華厳経』『涅槃経』、そして『楞伽経』などの経典を読み、行くも住むも坐すも臥すも、常に本尊を念じ、途切れることのないようにします。

金剛頂經觀自在王如來修行法

金剛頂経観自在王如来修行法


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