阿吒婆𤘽鬼神大將上佛陀羅尼經一卷(亦直云阿吒婆𤘽呪經貞元圓覺)
阿吒婆𤘽鬼神大将上仏陀羅尼経
梁失譯(曉珍)
梁失訳(曉珍)
如是我聞:
私はこのように聞きました。
一時佛在王舍城迦蘭陀竹林中。爾時王舍城內有一比丘,為賊所劫、為蛇所螫、為鬼所嬈,受大苦惱。爾時鬼神大將阿吒婆𤘽見是比丘受如是苦,心生憐愍,即往佛所。至佛所已,頭面禮足,在一面立,白佛言:「世尊以降伏一切極惡諸鬼神等。我今憐愍一切眾生故,為降伏一切諸惡鬼神及一切惡人毒等故,上佛世尊極嚴惡呪,以用降伏諸鬼神等。若有讀誦是呪之者,其人威德乃至力能降伏梵天,何況餘惡。」爾時佛告阿吒婆𤘽鬼神大將:「我不順此極惡嚴惡呪,儻能傷害諸眾生等。」爾時阿吒婆𤘽重白佛言:「世尊!後世中惡鬼增盛、惡人眾多,惡毒蟲獸侵害眾生,或值諸難,所謂王賊水火、刀兵恐畏怨憎、惡鬼等難。若佛弟子出家在家,若作住寂靜乞食、道路塚間樹下四部等眾,若行曠野山林道中、若在城邑村里巷陌,當為救護不令遇惡。世尊慈矜,願垂納受。善逝世尊願垂顧錄。」爾時世尊聞是語已,默然受之。爾時阿吒婆𤘽見佛默然,心懷喜悅,即於佛前說呪曰:
ある時、お釈迦さまは王舎城の迦蘭陀竹林におられました。その時、王舎城内に一人の比丘がおりました。彼は賊に襲われ、蛇に噛まれ、悪鬼に悩まされ、大きな苦しみを受けていました。その様子を見た鬼神の大将、阿吒婆𤘽は、この比丘がそのような苦しみを受けているのを憐れに思い、すぐにお釈迦さまのもとへ参りました。
お釈迦さまのもとに着くと、頭を地につけて礼拝し、脇に立って申し上げました。「世尊よ、どうか一切の極悪の鬼神どもを降伏させてください。私は今、一切の衆生を憐れむがゆえに、一切の悪しき鬼神や、一切の悪人、毒などから守るために、世尊に極めて厳しい悪を退ける呪文を捧げます。これをもって諸々の鬼神などを降伏させましょう。もしこの呪文を読誦する者がいれば、その人の威徳は梵天をも降伏させる力に至りましょう。ましてや、その他の悪しきものなど、なおさらです。」
すると、お釈迦さまは阿吒婆𤘽鬼神大将に告げられました。「私はこのような極めて厳しい悪を退ける呪文には賛成しない。もしや、衆生を傷つけることになるかもしれないからだ。」
そこで、阿吒婆𤘽は重ねてお釈迦さまに申し上げました。「世尊よ、後の世には悪鬼が増し盛んになり、悪人が多く現れ、悪しき毒虫や獣が衆生を侵害し、あるいは様々な難儀に遭うでしょう。いわゆる、王や賊、水難、火難、刀兵の難、恐れや怨み憎しみ、悪鬼などの難です。もし仏弟子である出家者や在家の者、あるいは静かな所に住み乞食する者、道路や塚の間、樹の下にいる四部の衆などが、広野や山林の道中を行く時、あるいは城邑や村里、路地裏にいる時、彼らを救い護り、悪しきものに遭わせないようにいたしましょう。世尊よ、どうか慈しみをもってお受け取りください。善逝たる世尊よ、どうか顧みてお認めください。」
その言葉を聞かれたお釈迦さまは、黙ってそれを受け入れられました。阿吒婆𤘽はお釈迦さまが黙ってお受け取りになったのを見て、心に喜びを抱き、すぐにお釈迦さまの前で呪文を唱えました。
「豆𠺕咩豆𠺕咩陀咩陀咩豆留咩豆留咩豆留咩豆留咩豆留咩豆留隷尼利尼利利尼那羅那羅那羅尼利尼利尼利那羅㝹富尼利豆留豆留荼濘荼濘摩訶豆留荼濘究吒濘究吒濘摩訶究吒濘 究吒濘多吒濘多吒濘摩訶多吒濘多吒濘吒吒吒吒吒吒吒吒摩訶吒吒吒吒吒吒吒吒阿毘阿毘摩訶阿毘阿毘阿毘利阿毘利阿婆阿婆毘毘摩訶阿婆毘阿婆毘律師律師梨濘梨濘梨濘摩訶律師律師 梨濘梨濘摩訶梨濘梨濘 首婁首婁 摩訶首婁首婁仇婁仇婁 摩訶仇婁仇婁 留仇牟留仇牟 留仇留仇牟牟仇摩仇摩 仇摩仇摩 唏𠼝唏𠼝唏𠼝唏𠼝伊持伊持伊持伊持 比持比持比持比持 呵羅呵羅呵羅呵羅 唏泥唏泥唏泥唏泥休泥休泥休泥休泥醯泥醯泥呵那呵那呵那呵那 牟尼牟尼牟尼牟尼摩訶牟尼牟尼婆羅婆羅婆羅婆羅尼利假(究那反)路迦遮利蛇蛇(一本作𨟰,下同)時那時那(一上有作真言,下同)時那時那無婆那暮蛇修迦都多牟尼迦羅摩迦羅摩迦羅摩闍竭提多蛇奢摩陀摩奢摩陀摩閻摩陀摩閻摩陀摩奢摩目多彌提
「那婆羅闍奢那咩富留沙摩牟尼那毘闍那彌修伽都多牟尼那毘闍那咩莎呵」
ナバラジャシャナメフルサマムニナビジャナミシュガドタムニナビジャナメソワカ
「世尊!此陀羅尼句,為一切眾生作諸救護持是人,悉皆令得安穩寂靜,令離衰惱,滅諸惡毒離諸苦惱、王難賊難怨憎之難。若天、龍、鬼神、羅剎、夜叉、鳩槃荼、復多那、阿跋沫羅、呿屈陀,如是等所觸惱者、所侵損者,悉得除滅。亦復世間一切諸毒,若草若木根花菓、衣裳飲食世間之物,及蟲鳥禽獸諸龍為毒惡傷人者,悉令消壞不能為惡。亦復虛空日月星辰、旋嵐風輪鬼神,起風欲來害人諸鬼神等、欲來求食吸人精氣食人害面者,令疾病熱病若一日二日三日四日乃至七日,或令冷病風病濕寒病熱等病。若身內外一切眾病,若七日若十六日,悉令消滅,不能為害。是等諸鬼神,若以手若以脚、若以舌若以心欲惱人者,及以惡人欲為人作惱害者,先當誦此呪,力能噤持,令彼惡人惡鬼噤持碎失念,不令為惡。世尊!我今當說神呪,以守護之。」即說呪曰:
世尊よ、この陀羅尼の句は、すべての衆生のためにあらゆる救護となって、この呪を持つ人を守り、すべて安らかで静かな境地を得させ、衰えや悩みから遠ざけ、あらゆる悪しき毒や苦しみ、王の難・賊の難・怨み憎しみの難を滅ぼします。もし天、龍、鬼神、羅刹、夜叉、鳩槃荼、復多那、阿跋沫羅、呿屈陀などが触れ悩ませ、侵し損なうことがあっても、すべて除き滅ぼされます。また、世の中のあらゆる毒、草や木の根・花・果実、衣服や飲食といった世の物、そして虫や鳥・禽獣、諸龍が毒をもって人を傷つけることも、すべて消し壊して悪をなすことができなくします。さらに、虚空の日月星辰、旋嵐風輪の鬼神、人を害そうと風を起こす諸鬼神など、人の精気を吸い、顔を食い害そうと求めてくる者たちが、一日二日三日四日、あるいは七日まで、熱病や冷病、風病、湿寒病、熱病などの病を起こそうとしても、身の内外のあらゆる病が、七日あるいは十六日で、すべて消滅し、害をなすことができません。これらの諸鬼神が、手や足、舌や心をもって人を悩ませようとし、また悪人が人に悩み害を与えようとするときは、まずこの呪を誦すれば、その力によって彼ら悪人や悪鬼を封じ、念を砕き失わせ、悪をなさせません。世尊よ、私は今、これを守護する神呪を説きましょう。」そして呪を説いて言った:
「阿車阿車(嗔彌反)牟尼牟尼摩訶牟尼牟尼薁(烏乃反)尼休休摩訶那迦休休剅伽那知阿呼阿伽那知阿多那阿吒阿吒阿吒那吒那吒留豆留豆留豆休休豆.留唏埿唏埿唏埿唏埿郁仇摩仇摩仇摩仇摩唏梨唏梨唏梨唏梨埿尼梨尼梨摩訶尼利莎呵」
アチャアチャ(しんびはん)ムニムニマカムニムニウ(うないはん)ニシュウシュウマカナカシュウシュウロカナチアコアカナチアタナアタアタアタナタナタルドルドルドシュウシュウド.ルケイネイケイネイケイネイケイネイウクグウグウグウグウケイリケイリケイリケイリネイニリニリマカニリソワカ
「此陀羅尼,為受持讀誦者作護。若有鬼食人精氣、若精人資產耗人財物,如是一切眾怖怨等悉為結界。今為某甲合家,無量作大擁護,今當更重說防諸惡。」而說呪曰:
この陀羅尼は、受持し読誦する者を守護するためのものです。 もし鬼が人の精気を奪い、あるいは人の資産を減らし財物を損なうならば、このようなすべての恐ろしい怨敵などに対して結界を張ります。 今、某甲(名前)とその家族のために、無量の大いなる守護を与え、さらに重ねて諸々の悪を防ぐことを説きます。 そして呪文を唱えます。
「留牟留牟留摩留摩留摩唏梨唏梨唏梨唏梨唏梨仇那仇那仇那仇那仇那仇那仇菟仇菟仇菟仇留仇留仇留仇留休婁休婁休婁休婁休婁唏梨暮休暮唏梨暮唏梨暮唏梨暮唏梨休牟休牟休牟休摩休咩提摩咩思摩阿提伽羅咩唲莎訶」
留む留む留摩留摩留摩、唏梨唏梨唏梨唏梨唏梨、仇那仇那仇那仇那仇那仇那、仇菟仇菟仇菟仇留仇留仇留仇留、休婁休婁休婁休婁休婁、唏梨暮休暮唏梨暮唏梨暮唏梨暮唏梨、休牟休牟休牟休摩休咩、提摩咩思摩阿提伽羅咩唲、莎訶。
大將重白佛言:「世尊!此呪極有神力,如上所說。莫令持是呪者有王畏賊畏火畏水畏、風毒畏刀兵等畏、日月星辰鬼神等畏,或有餘惡知識,心生怒妬意生惡害欲相侵惱者,當先誦此呪為其結界,令彼惡鬼惡人仇怨之人心生侵惡者,令其愚癡迷悶噤碎,自遇眾惡不越此界,不能侵犯誦此呪者。世尊!若有善男子善女人誦此呪者,一切天、龍、阿修羅、諸惡鬼神、人非人等,皆悉隨侍擁護,不令遇惡。世尊!我是鬼神大將,力能降伏一切諸鬼。若有誦此呪者,我當將諸鬼神晝夜不離擁護其人,令不見惡鬼惡人得其便也。若侵損惱害誦此呪者,我當以千輻輪轢碎其頭,令諸鬼神為作衰害。世尊!此呪極有神力、極有威德,唯願流布眾安樂。世尊!誦此呪者,其人德力唯佛知之。此大神呪應付賢有智之人。若不能誦者,應以好紙書寫盛以綵囊,著種種香常持隨身。若有憂怖恐難,常當憶念此呪,無不消滅。世尊!若有事難憂怖、惡鬼神惡夢欲消滅者,先當結界,使諸惡不起,令彼惡人惡鬼惡賊自受其殃,身體燋枯心意狂亂。欲結界之時,應淨洗浴著淨衣服,好淨塗地,安七器漿飲,二器著少血、一器著種種漿飲,燃八燈,燒熏陸香運心供養,我將諸鬼神至其人邊施其所願。其人應誦此呪結赤縷,然後持行,即能消除一切諸難。」爾時佛告阿難:「此呪極有大神力,能消除諸惡,擁護眾生,多所利益。汝好受持廣令流布。若有城邑村落誦此呪者,莫不利益。若有國王大臣誦此呪者,其人境土無有惡賊怖難、災橫疾疫水旱風霜。若遇惡賊,應誦此呪。若繫著高幢上,賊見此幢,賊尋退散降伏。阿難!此呪極有神力、極有大威德、應令四眾善誦持之。」爾時眾會聞佛所說,歡欣奉行。
大将は重ねて仏に申し上げました。 「世尊よ、この呪文は極めて大いなる神力を持ち、先に申し上げた通りです。 どうかこの呪文を持つ者が、王による畏れ、賊による畏れ、火による畏れ、水による畏れ、風毒による畏れ、刀兵による畏れ、また日月星辰や鬼神などによる畏れを持つことがありませんように。 あるいは、悪しき知識があり、怒りや妬みの心を起こし、害をなそうとする意図を持ち、侵し悩ませようとする者があれば、まずこの呪文を唱えてその者のために結界を結び、その悪鬼や悪人、仇や怨みを持つ者の心に生じた侵害の悪意を、愚かで迷い、口を閉ざし砕かれるようにさせ、自ら多くの悪に遭わせ、この結界を越えることができず、この呪文を唱える者を侵犯することができないようにさせてください。 世尊よ、もし善男子・善女人がこの呪文を唱えるならば、一切の天、龍、阿修羅、諸々の悪鬼神、人であれ人でなき者であれ、皆ことごとく従い侍り、擁護して、悪に遭わせることはありません。 世尊よ、私は鬼神の大将であり、力をもって一切の諸鬼を降伏させることができます。 もしこの呪文を唱える者がいれば、私は諸々の鬼神を率いて昼夜を分かたず離れることなくその人を擁護し、悪鬼や悪人に付け入る隙を与えません。 もしこの呪文を唱える者を侵し損ない悩ませ害そうとするならば、私は千輻の車輪でその頭を轢き砕き、諸々の鬼神に衰えと害を為させましょう。 世尊よ、この呪文は極めて大いなる神力を持ち、極めて大いなる威徳があります。どうか広く流布され、多くの人々が安楽でありますように。 世尊よ、この呪文を唱える者の徳と力は、ただ仏のみがご存知です。 この大いなる神呪は、賢く智恵のある人に託すべきです。 もし唱えることができないならば、良質の紙に書き写し、彩りの袋に入れ、種々の香を添えて常に身に付けて持ち歩くべきです。 もし憂いや怖れ、恐れや難いことがあれば、常にこの呪文を心に思い起こせば、消滅しないものはありません。 世尊よ、もし事の難しさや憂い怖れ、悪鬼神や悪夢を消滅させたいならば、まず結界を結び、諸々の悪が起こらないようにし、その悪人・悪鬼・悪賊に自らその災いを受けさせ、身体は焦げ枯れ、心は狂乱するようにさせてください。 結界を結ぼうとする時は、清らかに沐浴し清らかな衣服を着け、清らかな場所を塗り清め、七つの器に漿飲を入れ、二つの器には少量の血を、一つの器には種々の漿飲を入れ、八つの灯を灯し、熏陸香を焚いて心を運んで供養すれば、私は諸々の鬼神を率いてその人のもとに至り、その願いを施します。 その人はこの呪文を唱えて赤い糸に結び、それを持ち歩けば、即ち一切の諸難を消除することができます。」
その時、仏は阿難に告げられました。 「この呪文は極めて大いなる神力を持ち、諸々の悪を消除し、衆生を擁護し、多くの利益をもたらす。 汝はよく受け持ち、広く流布させよ。 もし城邑や村落でこの呪文が唱えられるならば、利益をもたらさないことはない。 もし国王や大臣がこの呪文を唱えるならば、その人の境土には悪賊による怖れや難いこと、災いや横死、疾疫、水害、旱害、風霜はありません。 もし悪賊に遭えば、この呪文を唱えるべきである。 もし高い幢の上に掲げておけば、賊はこの幢を見て、賊はたちまち退散し降伏する。 阿難よ、この呪文は極めて大いなる神力を持ち、極めて大いなる威徳がある。四衆に善く唱え持たせるべきである。」
その時、会座の大衆は仏の説かれたことを聞き、歓喜して奉行しました。
「若行此法者,先畫一鋪象大力神將,或一幅或三幅或四幅上上好絹,起八月一日畫。若自畫,教人畫皆得。先齋七日,即著上妙之衣清淨洗浴,即與畫師受八戒,於一淨室懸幡花,作一大火壇高一尺,壇上多剛炭火,即取白汁木作一千八段,取胡麻、粳米、蜜酪及香花,誦呪一呪一燒盡物已。用上好上彩色,安壇上呪一百八遍,勿用膠和。取白汁木及薰陸香汁和之。一上廁一洗浴。畫阿吒婆𤘽元帥,身黑奧青色,身長六尺,四面。當前面作佛面,左面虎牙相叉,三眼,眼赤如血。右面作神面,嗔相,亦虎牙相叉,三眼,左右安牙髮。頭上一面作惡相,亦三眼,虎牙相叉出,眼赤如血色。最上頭用赤龍纏髮,火焰連聳頂上,耳釧蛇項盤蛇。八臂,左上手執輪、第二手執槊、第三手與右第三手當前令作供養印,左下手執索、右上手跋折羅、第二手執棒、第三手作印叉、下手執刀。手節腕臂上皆纏蛇,身著七寶交絡甲,膊上皆龍。龍合垂出胸前,出三面,作赤黃,二眼,合口。其上左右面皆青奧深色,上面黃白色,左面白色,右面赤黑色,前面青白色。手皆青色,象頭皮作行纏,脚著履,脚踏二藥叉皆黑色。其神作極惡相,可畏雄狀如前奮迅形作。左右畫四侍者,左提頭賴吒、毘樓勒叉,右毘樓博叉、毘沙門,皆作瞋相,七寶花冠,身著細金甲。龍頭臂釧,天衣七寶行纏及履,脚踏藥叉。右亦依此。提頭賴吒執刀按之,毘樓勒叉執叉,毘樓博叉按劍,毘沙門執杵。四天王各領眷屬,東方天王領乾闥婆將軍執鐸鈴,南方天王鈴鳩槃荼王執弓箭,西方天王領龍王執劍,北方天王領藥叉王執伏突。其神頭上赤黑雲起。四方天王足下作二童子,青衣作之,右執紙筆,左執硯盤。神前作一天,頂戴香爐供養。極須鮮潔作之,所求如意。若欲求神見者,七月七日、三月三日,收一切草木花、稻穀花、蘇蜜酪燒之,一切天神八部見,皆歡喜現身。
この法を行う者は、まず一組の象の大力神将の絵を描く。一枚でも三枚でも四枚でもよい。上質の絹を用い、八月一日から描き始める。自分で描いても、人に描かせてもよい。まず七日間の斎戒を行い、清浄に沐浴して上等の衣を着る。絵師に八戒を授け、清浄な部屋に幡や花を飾り、高さ一尺の大きな火壇を作る。壇の上に炭火を多く置き、白汁木を千八段取り、胡麻、粳米、蜜、酪、香花を用意する。呪文を唱え、一呪ごとにこれらの物を焼き尽くす。上等の彩色を壇の上に置き、百八回呪文を唱える。膠は用いてはならない。白汁木と薫陸香の汁で溶く。一度用便をしたら、必ず沐浴する。
阿吒婆𤘽元帥を描く。体は黒みがかった青色で、身長は六尺、四面である。正面は仏の顔、左面は虎牙が交差し、三つの眼は血のように赤い。右面は神の顔で、怒りの相をなし、これも虎牙が交差し、三眼である。左右に牙と髪を配する。頭上の一面は悪相をなし、これも三眼で、虎牙が交差して出ており、眼は血のように赤い。最上部は赤い龍で髪を巻き、炎が頂上に立ち上っている。耳には蛇の飾り、首には蛇が巻き付いている。八本の腕があり、左上の手は輪を持ち、第二の手は槊を持ち、第三の手と右の第三の手は前に出して供養印を結ぶ。左下の手は索を持ち、右上の手は金剛杵を持ち、第二の手は棒を持ち、第三の手は印叉を結び、下の手は刀を持つ。手首や腕にはすべて蛇が巻き付いている。体には七宝の甲冑を着け、肩には龍がいる。龍は胸の前で合わさって垂れ下がり、三つの面を出す。色は赤黄色で、二つの眼があり、口を閉じている。その上の左右の面は青みがかった深色で、上面は黄白色、左面は白色、右面は赤黒色、前面は青白色である。手はすべて青色で、象の皮で巻きつけ、履物を履き、二つの薬叉を踏みつけている。薬叉は皆黒色である。この神は極めて悪相で、恐ろしい雄々しい姿で、前に奮迅の形をしている。
左右に四人の侍者を描く。左には提頭頼吒と毘楼勒叉、右には毘楼博叉と毘沙門を描く。皆怒りの相をなし、七宝の花冠をかぶり、細かな金の甲冑を着ている。龍の頭の腕飾り、天衣、七宝の巻きつけと履物を身に付け、薬叉を踏みつけている。右側もこれに倣う。提頭頼吒は刀を持って押さえ、毘楼勒叉は叉を持ち、毘楼博叉は剣を押さえ、毘沙門は杵を持つ。四天王はそれぞれ眷属を率いる。東方天王は乾闥婆将軍を率いて鐸鈴を持ち、南方天王は鳩槃荼王を率いて弓箭を持ち、西方天王は龍王を率いて剣を持ち、北方天王は薬叉王を率いて伏突を持つ。神の頭上には赤黒い雲が立ち上る。四方天王の足元には二人の童子を描き、青衣を着せ、右は紙筆を持ち、左は硯盤を持つ。神の前には一つの天を描き、香炉を頂戴して供養する。極めて鮮やかで清潔に描き、求めるところは如意に叶う。
もし神に会いたいと思うなら、七月七日か三月三日に、すべての草木の花、稲の花、蘇、蜜、酪を集めて焼く。するとすべての天神八部が現れ、歓喜して姿を現す。
「若降伏大魔王及神者,懸脚坐,以左右手急作拳,捺左右二腿上,急以上脣齧下脣,裂眶看,即是大降伏印。一、若縛鬼神印,以左右二小指反相叉,以二大指押二小指甲上,中指無名指開竪,頭指亦然。二、若勅鬼神印,偏坐,以左手托跨,右手以大指押小指無名指甲上,直竪頭指中指。三、若伏大力惡鬼,作火輪印,以左右二無名指屈在掌中令頭齊,餘皆相拄頭,稍虛掌即是。四、若欲投魅鬼,作印,中指以下三指皆相叉掌背後,二頭指相著令齊,大指橫捻二指頭中節文,三呼三吸即縛來(已上五種法契用大呪)。」
もし大魔王や神々を降伏させたいなら、足を組んで座り、左右の手を急いで拳にし、左右の二つの腿の上に置く。急いで上唇で下唇を噛み、目を見開いて睨む。これが大降伏の印である。
一、鬼神を縛る印は、左右の二つの小指を互いに反対に組み、二つの親指で二つの小指の爪の上を押さえ、中指と薬指を開いて立てる。人差し指も同様にする。
二、鬼神に命令する印は、片足を組んで座り、左手で腰を支え、右手は親指で小指と薬指の爪の上を押さえ、人差し指と中指をまっすぐに立てる。
三、強大な悪鬼を降伏させるには、火輪の印を作る。左右の二つの薬指を掌の中で曲げ、先端を揃え、残りの指は先端を軽く合わせる。掌を少し開くのがこれである。
四、魅鬼を捕らえたいなら、印を作る。中指以下の三本の指を互いに組み、掌の後ろに置き、二本の人差し指を合わせて揃え、親指で二本の指の先端の中節を横に捻る。三度呼気し、三度吸気すれば、縛りが来る。
(以上の五種の法印は大呪と共に用いる。)
「四天王結界呪曰:
四天王の結界の呪文は次のように唱えます。
「唵娑帝耶盤陀盤陀唅吽泮」
「おん そていや ばんだ ばんだ かん こん はん」
「八部都呪:
八部の総呪:
「南無勃陀耶 南無達摩耶 南無僧伽耶南無佛利藥叉楬藍藥叉帝佛利藥叉阿吒婆𤘽無無莎呵」
南無仏陀よ、南無法よ、南無僧伽よ。 南無仏利薬叉よ、楬藍薬叉よ、帝仏利薬叉よ、阿吒婆𤘽よ。 無無、莎訶。
「若追八部神,舉前八部印,即誦前呪二十一遍,其神立至。世尊!願傳流布遍於閻浮,令一切眾生受持,為作大救護。」
もし八部の神々を招き寄せたいならば、先ほどの八部の印を結び、先の呪文を二十一遍唱えれば、その神々はたちまちやって来ます。世尊よ、どうかこの法を広く閻浮提に伝え広めてください。すべての生きとし生けるものがこれを受持し、大いなる救いの力とならんことを。
阿吒婆𤘽。有七十二大將首領掌握鬼神,有三十二大神王、二十八鬼王,一一王各領二萬五千眷屬,常前隨侍元帥大將。若人鬼聞前大神名字,若大將嗔念觀世音菩薩一百八遍,若諸鬼神嗔即灰一把,望口散之結小界,持行治病,依孔雀王法用。若欲見鬼神者,七月七日收猪子,服三七,即得見也。
阿吒婆𤘽には、七十二人の大将がおり、鬼神を統率しています。三十二人の大神王と二十八人の鬼王がいて、それぞれの王は二万五千の眷属を従え、常に元帥大将に付き従っています。もし人が鬼神の前に大神の名を唱え、大将が怒りを覚えたなら、観世音菩薩を百八遍唱え、鬼神が怒ったなら灰を一握り取り、口に向かって撒いて小さな結界を結び、行いを持って病を治し、孔雀王の法に従って用います。もし鬼神を見たいなら、七月七日に子豚を捕らえ、三七日間服用すれば、見ることができるでしょう。
「次阿吒婆拘法。
次に、阿吒婆拘の法を説く。
「以箭十二枚、刀二口、燈四十九盞,蘇乳蜜漿等各別器盛,鏡二面,呪白芥子四角散之以為界場。非縷綖為呪界,柳枝、桃枝、湯葦火,即以天羅印,呪三遍,結十二結也。」
矢十二本、刀二口、灯四十九盞を用意し、蘇・乳・蜜・漿などはそれぞれ別の器に盛ります。鏡二面を置き、呪文を唱えながら白芥子を四隅に撒いて結界とします。糸で結界を張るのではなく、柳の枝と桃の枝、湯葦の火を用い、天羅印を結び、呪文を三回唱えて十二の結び目を作ります。
阿吒婆拘請賢聖法第一請十方諸佛印一
阿吒婆拘の賢聖法第一請、十方諸仏印一