佛說呪小兒經
仏説 呪小児経
「羅那多羅 摩羅提離 耽波羅提利 吼樓壽 無樓壽 聞闍 輂叉輂差」
「南無佛,南無法,南無比丘僧,南無過去七佛,南無諸佛,南無諸佛弟子,令我所呪即從如願。」
南無仏、南無法、南無比丘僧(びくそう)、南無過去七仏、南無諸仏、南無諸仏の弟子たちよ。どうか、私の唱える呪いが、そのまま願いの通りに叶いますように。
若小兒頭痛、腹痛,當說七過即愈。
もし子どもが頭痛やお腹の痛みを訴えたら、これを七回唱えれば治ります。
佛說呪小兒經
東晋 · 底本の訳者:曇無蘭
85 字 · 約 1 分
東晋の高僧である曇無蘭が翻訳した『仏説呪小児経』は、初期密教の経典です。この経典は、インド密教の初期発展期に成立し、主に幼児の健康問題に対応するため、病気を癒し、邪気を払うためのさまざまな陀羅尼(呪文)を提供しています。経中には、子どもを守るための儀軌や真言が数多く記されており、仏教が信徒の現実的な悩みに寄り添う姿勢を反映しています。中国に早期に伝わった密教文献の一つとして、仏教と民間の需要との融合を示すだけでなく、漢伝密教の発展を研究する上でも重要な資料となっており、仏教医学や護法信仰の分野において特別な位置を占めています。