山中四威儀供佛鑑師翁韻
山中での四威儀、仏鑑師翁の韻に供す
山中行。步高身儘輕。擬飛去。惟恐世人驚。
山の中を歩いています。高みへと歩を進めると、からだはすっかり軽くなりました。このまま飛び去ってしまいたいけれど、ただ世間の人が驚くのではないかと心配です。
山中住。黯淡雲無數。誓相期。共守無生路。
山の中に住みます。暗くたなびく雲は数えきれません。誓いを交わし、共に無生の道を守りましょう。
山中坐。靜看空花墮。問何為。待結團欒果。
山中に座して、静かに空の花が散るのを見ています。何をしているのかと問われれば、丸く実が結ばれるのを待っているのです。
山中臥。月落猿啼過。正堪眠。石定從教破。
(山の中で横になります。月が沈み、猿の声が過ぎ去りました。ちょうどよく眠れるところです。石が定(じょう)から破れるままに任せましょう。)