五 象天宮
五 象天宮
一
一つ
「汝之象,大象裝飾種種寶石,美雅力強,迅速行虛空。
あなたの象は、様々な宝石で飾られた大象で、美しく優雅で力強く、空を速やかに行きます。
二
二
蓮華色並具蓮葉眼,紅蓮華、青蓮華之華鬘輝,蓮葉花瓣著全身,掛金色蓮華之華鬘。
蓮の花の色をまとい、蓮の葉のような眼差しを持ち、紅蓮や青蓮の花飾りが輝いています。全身に蓮の葉や花びらがつき、黄金の蓮の花飾りを身に着けています。
三
三
蓮華撒滿道路,象為蓮華葉所裝飾、壯力發快音、不動搖,穩健之步伐行進於道路。
蓮の花が道一面にまかれ、その上を象が歩みます。 象は蓮の葉で飾られ、力強く快い声を発し、 ゆらぐことなく、落ち着いた歩みで道を進みます。
四
四
象之行步,金鈴聲快響,其聲如聞五支樂器之音。
象は歩くたびに、金の鈴が快く鳴り響く。その音は、五つの楽器を奏でるように聞こえる。
五
五
象體掛美雅之布飾,容色光輝勝於天女群。
象の体は美しく雅やかな布で飾られ、その姿は天女の群れよりも輝いている。
六
六
汝之布施果、戒果、合掌業之果耶?問汝請語我。」
あなたの布施の果報、戒律の果報、合掌の行いの果報でしょうか?お尋ねします。お教えください。」
七
七
女神今受目連問,充滿歡喜悅,解說其所問,如何得業果。
さて、女神目連の問いを受け、 喜びに満ち溢れて、 その問いに答え説く、 どのようにして業の果報を得るかを。
八
八
「具足靜慮德、樂於靜慮、見寂靜人,以衣裝飾,布佩坐椅而布施。
静慮(瞑想)の徳を備え、静慮に喜び、沈黙の人を見て、衣をまとい、飾り、敷物や椅子をささげる。
九
九
我喜自隨手徧飾蓮華座、以蓮葉覆被。
私は自ら進んで手で蓮の座を飾り、蓮の葉で覆いました。
一〇
一〇
我恭敬、尊重、供養諸天,我今得如是善業果。
私は天を敬い、尊び、供養してきました。その結果、今このような善い果報を得ることができたのです。
一一
一。
誰正解脫、寂靜、修梵行者,歡喜以座布施彼者,恰如我歡喜。
真の解脱を得て、静かに清らかな行いを修める者に、喜んで座布を施すならば、私が喜ぶように、その方もまた喜ばれよう。
一二
一二
是故希望己利益,願求得大果報者,應布施彼座於最後身之〔應供者〕。」
故に、自らの利益を望み、大きな果報を願う者は、最後の身を生きる応供(阿羅漢)に、座を布施すべきである。