同彭淵才謁陶淵明祠讀崔鑒碑
彭淵才と共に陶淵明の祠を訪れ、崔鑒の碑を読む
武王既伐紂,乃不立微子。雖有去惡仁,終失存商義。夷齊不肯臣,甘作首陽死。下視莽操輩,欺孤奪幼稚。汗面亦戴天,特猴而冠耳。桓公弄兵權,劉裕竊神器。先生於此時,抽身良有以。袖手歸去來,詩眼飽山翠。追還聖之清,太虛絕塵滓。長恨千載心,斷絃掩流水。崔子果何人?賞音乃知此。與君讀此碑,相視一笑喜。
武王が紂を討った後、微子を立てることはしなかった。 悪を除く仁はあれど、ついに商を存続させる義を失った。 夷と齊は臣となることを肯まず、甘んじて首陽山で死を選んだ。 下を見れば王莽や曹操の輩、孤児を欺き幼い者から奪う。 汗にまみれた顔も天を戴くが、ただ猿が冠をかぶったに過ぎない。 桓公は兵権を弄び、劉裕は神器を盗んだ。 先生はこの時にあたり、身を引かれたのはまことに道理がある。 袖に手を隠して帰りゆく、詩人の目は山の翠に飽き足りる。 聖者の清らかさを追い求め、太虚は塵の滓を絶つ。 長く恨む千載の心、断たれた弦が流水の音を覆う。 崔子は果たして何者か?賞音してこそこのことを知る。 君とこの碑を読み、互いに見交わして一笑し喜ぶ。