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占察善悪業報経玄義 (佔察善惡業報經玄義)

「占察善惡業報經玄義」について

明 · 智旭撰 著

2.1 万字 · 約 69 分

『占察善悪業報経玄義』は、明代の高僧・智旭によって著された『占察善悪業報経』に対する深遠な解釈書である。智旭は明末仏教の四大高僧の一人に数えられ、天台宗と浄土宗の弘通に顕著な功績を残した。本書は天台宗の教義を基盤とし、善悪の業報の原理、占察法の実践方法、因果の法則を体系的に解説する。占察による懺悔を通じて業障を浄化し、修行を高めることを強調している。仏教の重要な典籍として、理論と実践を融合させ、信者に具体的な修行の指針を提供する。漢伝仏教において重要な位置を占め、特に因果思想と懺悔法門の普及に深遠な影響を与えている。


占察善惡業報經玄義

占察善悪業報経玄義

蕅益沙門古吳 智旭 述

蕅益大師述

夫三界惟心,心外無法。理具事造,實非兩重。但迷之則三障宛然,悟之則三德法爾。迷悟無性,隨俗假名。真實指歸,二而不二。不二而二,迷悟似分。迷既迷其所悟,悟即悟其所迷。此占察善惡業報經,乃指迷歸悟之要津也。占察者,能觀之智。善惡業報者,所觀之境。能觀無非一心三智,所觀無非一境三諦。消除疑障,堅固淨信。開示進趣,方便安慰,令離怯弱。所以釋迦大聖,勸當機而耑請。地藏慈尊,乘悲願而演說。事理雙明,淺深同益。可謂照昏衢之寶炬,救痼疾之神丹。雖復去聖時遙,何幸妙詮猶在。鑽仰既切,欲罷不能。蠡測管窺,用公同志。將疏經文,先明玄義。第一釋名,第二顯體,第三明宗,第四辨用,第五教相。

三界はただ心のみにあり、心の外に法はない。理として具わり、事として造られるその二つは、実際には別々のものではない。ただ迷えば三障がはっきりと現れ、悟れば三徳が自然に備わる。迷いと悟りに本質はなく、世俗に従って仮の名がある。本当の目指すところは、二でありながら二ではなく、二でなくて二であり、迷いと悟りは分かれているようでいて、迷いはその悟るべきものに迷い、悟りはその迷っていたものを悟るのである。

この『占察善悪業報経』は、迷いを指して悟りに帰する大切な道しるべである。「占察」とは、観ずる智慧のこと。「善悪業報」とは、観ずる対象の境のこと。観ずる智慧はすべて一心三智にほかならず、観ずる対象はすべて一境三諦にほかならない。疑惑の障りを除き、清らかな信心を固め、進むべき道を示し、方便をもって心を安らかにし、怯え弱さを離れさせてくれる。

このゆえに、釈迦大聖は時機にかなった者に勧めて、ことさらに請わせられた。地蔵慈尊は大きな願いに乗って、説き明かされたのである。事と理の両方を明らかにし、浅い者も深い者も等しく益を得る。これはまさに、暗い道を照らす宝の灯明であり、長年の病を治す力強い薬である。たとえ聖人を遠く離れた時代になっても、この素晴らしい教えが今なお残っていることは、何とありがたいことか。仰ぎ学ぶ心が切になり、やめたくてもやめられない。浅はかな知識で、同志の方々のために役立てたいと思う。

経文の注釈をするにあたり、まずはその玄妙な意味を明らかにする。 第一に、名称を釈し、第二に、本体を示し、第三に、宗旨を明らかにし、第四に、働きを辨じ、第五に、教相を説く。


第一釋名

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