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勝天王般若波羅蜜経 (勝天王般若波羅蜜經)


勝天王般若波羅蜜經證勸品第九

勝天王般若波羅蜜経 証勧品第九

爾時,佛告勝天王言:「過去之世阿僧祇阿僧祇劫,不可數不可思量,此時有佛,名功德寶王如來、應供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、佛、世尊,國名寶莊嚴,劫名善觀。時世豐樂無諸疾惱,人天往來不相隔礙,地平如掌,無有山陵堆阜荊蕀;生諸細草,柔軟青紺如孔雀毛,長可四寸,下足則靡、舉步隨昇;種種名花,須摩那花、薝蔔伽花,及餘軟草皆悉周遍。不寒不熱,四時調和。純青琉璃以成其地。世界眾生,心性柔和,善伏三毒,不隨之行。時功德寶王佛,有聲聞眾一萬二千那由他人,菩薩摩訶薩眾六十二億人,時人壽命三十六億那由他歲,無復中夭。有一國土名無垢莊嚴,其城南北廣一百二十八由旬,東西八十由旬,十千園苑以為嚴飾,十千小國周遍圍繞。轉輪聖王名曰治世,七寶具足王四天下,已曾供養無量諸佛,深種善根,不退阿耨多羅三藐三菩提心。有四園苑,妙花莊嚴功德悅意,孔雀遊戲四時適樂。城壁厚十六由旬,門堞樓觀悉用七寶。有四大池皆廣半由旬,七寶為岸,閻浮檀金以成階道,底布金沙,池中之水具八功德,生寶蓮華,鳧、鴈、鵝、鶴、鴛鴦、猩猩遊戲其中。岸列諸樹——白檀、赤檀、尸梨沙等——上有鸚鵡、舍利、迦鳥翔集遊戲。王之內宮七十千人,相貌端正承事寶女,咸悉發心向阿耨多羅三藐三菩提。王有千子,大力勇健能摧怨敵,具二十八大丈夫相莊嚴其身,悉已發心向阿耨多羅三藐三菩提。

そのとき、仏は勝天王に告げられた。「過去の世、はかりしれないほど遠い昔、数えることも思いはかることもできないほど昔、そのとき功德宝王如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏・世尊という名の仏がおられました。国は宝荘厳といい、劫は善観といいました。その時代は豊かで安楽で、病や悩みはなく、人も天も互いに往来して隔てられることがありませんでした。大地は掌のように平らで、山や丘や茨はなく、細やかな草が生え、孔雀の羽のように柔らかく青く、長さは四寸ほどで、足を下ろせば伏し、歩みを上げればそれに従って持ち上がりました。さまざまな名花、須摩那花、薝蔔伽花、そのほかの柔らかな草もすべてにあまねくありました。寒くも暑くもなく、四季は調和していました。純粋な青い瑠璃でその大地はできていました。世界の衆生は心が柔和で、よく三毒を伏し、それに従うことはありませんでした。そのとき功德宝王仏には、声聞の衆が一萬二千那由他の人々、菩薩摩訶薩の衆が六十二億の人々がおられました。そのとき人の寿命は三十六億那由他の歳で、中途で夭折する者はありませんでした。無垢荘厳という一つの国土があり、その城は南北が百二十八由旬、東西が八十由旬の広さで、一万の園苑が飾りとなり、一万の小国が周りを囲んでいました。転輪聖王は治世という名で、七宝を具え四天下を治め、すでに無量の諸仏を供養し、深く善根を植え、阿耨多羅三藐三菩提の心から退くことはありませんでした。四つの園苑があり、妙花が荘厳され功德は悦意で、孔雀が遊び四時が適楽でした。城壁の厚さは十六由旬、門や楼観はすべて七宝でできていました。四つの大池はすべて広さ半由旬で、七宝が岸となり、閻浮檀金が階道を作り、底には金沙が敷かれ、池の水は八功德を具え、宝の蓮華が生え、鴨、雁、鵝、鶴、鴛鴦、猩猩がその中で遊んでいました。岸にはさまざまな樹――白檀、赤檀、尸梨沙など――が並び、その上には鸚鵡、舍利、迦鳥が飛び集まり遊んでいました。王の内宮には七十千人おり、相貌は端正で宝女に仕え、皆ことごとく阿耨多羅三藐三菩提に向かって心を発しました。王には千の子があり、大力で勇健、怨敵を摧くことができ、二十八の大丈夫相を具えてその身を荘厳し、すべてすでに阿耨多羅三藐三菩提に向かって心を発していました。

「爾時功德寶王如來,與無量天、龍、夜叉、揵闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等,前後圍繞,入無垢莊嚴大城。治世聖王即與七寶千子、宮人奉迎世尊,施設種種微妙供養。

そのとき、功徳宝王如来は、無数の天・龍・夜叉・揵闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩睺羅伽・人非人などの大勢に前後を囲まれて、無垢荘厳大城に入られました。治世聖王は七宝と千人の子、宮人たちとともに世尊をお迎えし、さまざまなすばらしい供養をささげました。

「爾時,世尊及諸大眾,受供養已,還歸本處。王與七寶千子、內人,出城奉送亦即還宮。時治世王忽自歎曰:『人身無常,富貴如夢,諸根不缺正信甚難,值佛聞法如優曇華。』時彼千子知其父王戀仰世尊,樂聞正法,即為營造牛頭栴檀七寶莊嚴妙臺——其香一兩直閻浮提——此臺東西廣十由旬,南北十三由旬,四角大柱眾寶莊嚴。一千寶輪諸子將送奉獻聖王。時王受已而讚歎曰:『善哉,諸子!我欲詣佛聽受正法。』

そのとき、世尊と多くの人々は、供養を受けたあと、もとの場所へお帰りになった。王は七宝と千人の子、および宮中の人々とともに、城を出てお見送りし、そのまま宮殿へ戻られた。そのとき、治世王はふと自ら嘆いて言った。「人の身は無常であり、富貴は夢のようだ。諸根が欠けることなく正しい信を得ることは、まことに難しい。仏にお会いし法を聞くことは、優曇華が咲くように稀である。」そのとき、千人の子たちは、父である王が世尊を慕い、正しい法を聞くことを願っているのを知り、牛頭栴檀と七宝で飾られた見事な台を造った——その香は一両で閻浮提に値するほどであった——この台は東西に十由旬、南北に十三由旬の広さで、四隅の大きな柱は多くの宝で飾られていた。千の宝輪を、子たちが聖王にお送りし奉献した。王はこれを受け取って讃嘆して言った。「善いかな、子たちよ。私は仏のもとへ参り、正しい法を聞き受けたい。」

「爾時,千子於此臺中造師子座,安處聖王及諸宮人,其臺四邊懸繒幡蓋,覆七寶網角垂金鈴,種種諸華——薝蔔伽華、須摩那華、優鉢羅華、拘勿頭華、分陀利華、迦摩羅華——而散臺上。燒無價香,泥香塗之,末香以散。爾時,千子共捧此臺,人各一輪,飛騰虛空猶如鵝王,往詣佛所安詳不搖,至地徐下即到佛前。頭頂禮足,右遶世尊及諸大眾凡七匝已,退立一面。爾時,聖王及諸宮人從寶臺下,王脫寶冠,各脫革屣,至世尊前頂禮佛足,右繞世尊及諸大眾凡七匝已,退坐一面。

そのとき、千人の王子たちはこの台の上に獅子座を設け、聖王と后妃たちを安置した。台の四方には絹の幡や蓋を掛け、七宝の網を覆い、四隅には金の鈴を垂らし、さまざまな花――薝蔔伽華、須摩那華、優鉢羅華、拘勿頭華、分陀利華、迦摩羅華――を台の上に散らした。無価の香を焚き、泥香を塗り、末香を散じた。そのとき、千人の王子たちはともにこの台を捧げ持ち、それぞれが一つの輪を担ぎ、鵝王のように虚空を飛び翔け、穏やかに揺れずに仏のもとへと向かい、地にゆっくりと降りて仏の前に到った。頭を地に頂礼し、世尊と大衆の周りを七度右に巡ってから、退いて一方に立った。そのとき、聖王と后妃たちは宝の台から降り、王は宝冠を脱ぎ、それぞれ革の履き物を脱いで、世尊の前に至り仏の足を頂礼し、世尊と大衆の周りを七度右に巡ってから、退いて一方に座った。

「爾時,寶莊嚴王佛即告之言:『聖王!今來聽正法乎?』

そのとき、宝荘厳王仏はすぐにこう告げられました。「聖王よ、今、正しい法を聞きに来られたのですか。」

「爾時,治世聖王即從座起,齊整衣服,頭頂禮足,而白佛言:『世尊!所說正法,何者是乎?』

そのとき、治世聖王は座から立ち上がり、衣服を整え、仏の足に頭を垂れて礼をし、仏にこう申し上げました。「世尊、お説きになった正しい法とは、どのようなものでございましょうか。」

「爾時,世尊讚治世王言:『善哉,善哉!能為利益無量天人作是深問。如來、應供、正遍知當為大王分別解說。』

そのとき、世尊は治世王をほめてこう言われました。「すばらしい、すばらしい。多くの人々と天の者のために利益となる、この深い問いをよくぞ尋ねた。如来・応供・正遍知である私は、大王のために詳しく説き明かそう。」

「治世聖王即白佛言:『世尊!唯然願聞。』

「治世の聖王がすぐに仏に申し上げました。『世尊よ、どうかお聞かせください。』」

「爾時,佛告治世聖王言:『大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,通達一切法,名為正法。所謂四念處、四正勤、四如意足、五根、五力、七覺分、八聖道分,空,無相,無願,通達平等,名為正法。』

そのとき、仏は治世の聖王に告げて言われた。「大王よ、菩薩摩訶薩が般若波羅蜜を行じ、すべての法に通達することを、正法というのです。いわゆる四念処、四正勤、四如意足、五根、五力、七覚分、八聖道分、空、無相、無願に通達し、平等であることを、正法というのです。」

「治世聖王白佛言:『世尊!菩薩摩訶薩云何行般若波羅蜜,於大乘中恒得勝進而不退墮?』
「佛告治世聖王言:『大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,因正信故而得勝進。何者正信?知一切法,不生不滅自性寂靜,常能親近正行之人,不應作法終不造作,心離散亂聽受正法,不見說者不見我聽,勤修精進令得神通,身心輕舉教化眾生,不見我有神通能化、眾生受化。何以故?大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,不見我、不見眾生,二處平等,則得勝進而不退墮。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,攝護諸根不令取著,一切資生起無常想,知法寂靜,命如假借。大王!菩薩摩訶薩如是行般若波羅蜜,於大乘中心不放逸。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜!於其夢中尚不忘失菩提之心!教化眾生令修佛道!一切善根迴向阿耨多羅三藐三菩提!見佛神力歡喜讚歎。大王!菩薩摩訶薩如是行般若波羅蜜,則能速成阿耨多羅三藐三菩提。是故,大王!當勤精進,莫生放逸。菩薩摩訶薩欲求法者,勿著五欲。大王!一切凡夫於欲無厭,得聖智者則能捨棄。人身無常壽命短促。是故,大王!應離世間求出世道。大王今者供養如來所得善根,應作如是四種迴向:自在無盡、法無盡、智無盡、辯才無盡。此四迴向,與般若波羅蜜同,皆悉無盡。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,應淨身、口、意戒。何以故?為聞思修故,以方便力教化眾生,以般若力降伏諸魔,願力成就行不違言。』
「爾時,治世轉輪聖王聞佛所說甚深般若波羅蜜,心生歡喜,得未曾有。即取寶冠,自解纓絡,供養如來,捨四天下皆以奉佛,作如是願:『常修梵行,學此甚深般若波羅蜜,以決定心趣向阿耨多羅三藐三菩提。』王宮女人聞佛說法,皆生歡喜,發菩提心,脫上分衣及寶纓絡,供養如來。治世聖王即捨寶臺以奉上佛,而求出家。
「爾時,功德莊嚴王佛讚治世轉輪聖王言:『善哉,善哉!大王!今日所行,不違昔願。大王善修布施、持戒、忍辱、精進、禪定、智慧,過去諸佛已修此法得成佛道,未來諸佛亦修此法當得成佛。』
「爾時,治世聖王白佛言:『世尊!菩薩摩訶薩修行布施,為與般若波羅蜜異不?』
「佛告治世聖王言:『大王!夫布施者,若無般若波羅蜜,但名為檀,非波羅蜜。以般若波羅蜜故,乃得名為檀波羅蜜。持戒、忍辱、精進、禪定、智慧,亦復如是。何以故?般若波羅蜜性平等故,功德莊嚴故。』
「佛說是法時,治世聖王得無生法忍。」
佛告勝天王言:「菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,應如彼王。爾時治世轉輪聖王,即然燈佛是;其王千子,賢劫千佛是。」
爾時,勝天王白佛言:「世尊!云何菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,修學速成阿耨多羅三藐三菩提道?」佛告勝天王言:「大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,修習大慈,於諸眾生不起惱心,具足勤行諸波羅蜜,及以四攝、四無量心助菩提法,修學神通了達優波憍舍羅,一切善法無不修滿,如是行者則能速成阿耨多羅三藐三菩提。大王!菩提道者,所謂信心、清淨心、離諂曲心、行平等心、施無畏心,令諸眾生咸悉親附,勤行布施果報不盡,堅持淨戒而無障礙,修行忍辱離諸瞋惱,勤加精進修行則易,以有禪定不起散亂,具足般若能善通達,有大悲故終無退轉,有大喜故能悅彼心,修行大捨不起分別,無三毒故離諸棘刺,不著色、聲、香、味、觸故滅諸戲論,無煩惱故遠離怨敵,捨二乘念其心廣大,具一切智能出眾寶。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,如是學者,速成阿耨多羅三藐三菩提。」
爾時,勝天王白佛言:「世尊!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,現何色貌教化眾生?」
佛告勝天王言:「菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,示現色形無有定相。何以故?隨諸眾生心之所樂,即見菩薩色貌如是,或現金色、或現銀色,或頗梨色、或琉璃色、或馬瑙色、或車𤦲色、或真珠色、青色、黃色、赤色、白色,或日月色、火色、焰色,帝釋色、梵王色,霜色,雌黃色,朱色,薝蔔伽色、須摩那色、婆利師迦色、波頭摩色、拘勿頭色、分陀利色、功德天色、鵝色、孔雀色、珊瑚色、如意珠色、虛空色;天見是天,人見是人。大王!十方恒河沙世界中,一切眾生色形相貌,菩薩摩訶薩悉現如是。何以故?菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,不捨一眾生故,遍能攝取。何以故?一切眾生心各不同,是故菩薩種種示現。何以故?菩薩摩訶薩過去世中有大願力,隨諸眾生心所樂見而受化者,即為示現所欲見身。大王!如淨明鏡本無影像,隨諸外色若好若醜種種悉現,亦不分別我體明淨、能現眾色。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜亦復如是,無功用心隨眾生樂,種種示現悉令悅彼,而不分別我能現身。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,於一座中隨諸聽眾,或見菩薩說法、或見佛說法、或見辟支佛說法、或見聲聞說法,或見帝釋、或見梵王、或見摩醯首羅、或見圍紐天、或見四天王、或見轉輪聖王,或見沙門、或見婆羅門、或見剎利、或見毘舍首陀、或見居士、或見長者,或見坐寶臺中、或見坐蓮華上、或見行在地上、或見飛騰虛空,或見說法、或入三昧。大王!菩薩摩訶薩行般若波羅蜜,為度眾生,無一形相及一威儀不示現者。大王!般若波羅蜜無形無相,猶如虛空遍一切處,譬如虛空無諸戲論,般若波羅蜜亦復如是,過諸語言。又如虛空世所受用,般若波羅蜜亦復如是,一切凡聖之所受用。又如虛空無有分別,般若波羅蜜亦復如是,無分別心。譬如虛空容受眾色,般若波羅蜜亦能容受一切佛法。譬如虛空能現眾色,般若波羅蜜亦復能現一切佛法。譬如空中,一切草木眾藥華果依之增長,般若波羅蜜亦復如是,一切善根依之增長。譬如虛空非常無常、非言語法,般若波羅蜜亦復如是,非常無常,悉離言語。大王!世間沙門、婆羅門,若釋若梵,無能思量般若波羅蜜者。大王!般若波羅蜜無有一法可為譬喻,若善男子、善女人,信受般若波羅蜜者,所獲功德不可思量。若此功德有色形者,空界不容。何以故?般若波羅蜜出生世間及出世間一切善法,若人若天,若天、人王,若須陀洹向、須陀洹果,乃至阿羅漢向、阿羅漢果,辟支佛道,菩薩十地,十波羅蜜,諸佛阿耨多羅三藐三菩提,一切種智,十力、四無畏、十八不共法,皆從般若波羅蜜生。」
說是法門時,眾中五萬菩薩摩訶薩得不退轉,一萬五千天子得無生法忍,一萬二千天人得遠塵離垢得法眼淨,恒河沙數眾生發阿耨多羅三藐三菩提心。諸天空中作眾伎樂不鼓自鳴,散眾天華供養如來般若波羅蜜,天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等,散種種華及諸寶物,供養世尊般若波羅蜜,異口同音一時讚曰:「善哉,善哉!世尊!快說般若波羅蜜。」
勝天王般若波羅蜜經卷第五

8 無所得品
10 述德品

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