經題具如玄義中說,今更略提綱要。此經以人法為名,謂此大佛頂法,非因非果,一切因果,無不依之。如來果人,以此為密因,故若修若證,無非了義,而果徹因源。諸菩薩因人,亦以此具足萬行,故根塵識大,一切皆得畢竟堅固,而因該果海也。如來藏妙真如性為體,由法法皆如來藏,故稱為大佛頂也。不生不滅因果為宗,因果皆不生滅,故稱密因也。離愛得脫為用,永離諸愛,究竟解脫,故號首楞嚴也。生酥毒發為教相,此是方等部中圓頓味也。
経題の詳細は『玄義』の中で述べられているが、ここで改めて要点を簡潔に示す。
この経は「人」と「法」を題名としている。すなわち、この大仏頂の法は、原因でも結果でもなく、すべての因果がこれに依拠している。如来という果位に至った人も、これを密因とし、修行にも悟りにも、すべてが真実の教えであり、果は因の根源にまで貫徹している。諸菩薩という因位にある人も、これによって万行を具足し、六根・六塵・六識・四大のすべてが、ことごとく究極の堅固さを得て、因は果の大海を包含している。
如来蔵の妙なる真如性がその本体である。すべての法がことごとく如来蔵であるゆえに、大仏頂と称されるのである。不生不滅の因果がその宗旨である。因果がともに不生不滅であるゆえに、密因と称されるのである。愛着を離れて解脱を得ることがその作用である。永遠にすべての愛着を離れ、究竟の解脱を得るゆえに、首楞厳と号されるのである。生酥の毒が発するのがその教相である。これは方等部の中の円頓の味わいである。