根本陀羅尼品 第二
南無一切如来よ。 オン。 ヴィプラ・ガルベ。 マニ・プラバエ。 タタータ。 ニダシャネ。 マニ・マニ。 ス・プラバエ。 ヴィマレ。 サ・ガラ。 ガンビレ。 ウン。 ウン。 ジャ・ワラ。 ジャ・ワラ。 ブッダ・ヴィロキテ。 グヒヤ・ディシュティタ・ガルバエ。 ソワカ。
その時、世尊はこの大宝広博楼閣善住秘密根本陀羅尼を説き終えられると、この大地に六種の震動が起こり、大宝の雨と大妙華が降り注ぎました。集まったすべての大衆は皆、歓喜に満ち、未曾有の出来事を讃嘆し、一切の善法がことごとく成就し、十地を証得することができました。
その時、十方の諸如来が声を合わせて釈迦牟尼如来を讃嘆して言われました。「善きかな、釈迦牟尼如来よ。よくもこの菩提道場に入る陀羅尼を説かれた。もしこの陀羅尼をわずかに聞くだけで、一切の悪趣は除き滅ぼされる。わずかにこの陀羅尼を心に思い起こすだけで、それはすなわち、あらゆる微妙な香華・塗香・抹香をもって十方の一切諸仏を供養することとなる。もしわずかに唱えることができれば、不退転の無上正覚を得ることができる。百劫、千劫、百千劫に至るまで、一切の如来でもその功徳を讃嘆し尽くすことはできない。この陀羅尼は大いなる威力を持ち、一切の諸魔はついにその障害となることができず、一切の怨敵・悪友・鬼神・薬叉・羅刹・人非人なども、その機会を得ることはない。無量の善根を増長する。もしわずかにこの陀羅尼を念じるだけで、無量の福を得る。ましてや長く誦持することができれば、その福は量り知ることができない。」
その時、執金剛手薬叉将と四大天王は、仏のもとに赴き、恭しく合掌して仏足を礼拝し、供養して立ち、仏に申し上げた。 「世尊よ、我らはこの陀羅尼を持つ有情を擁護し、加護して養い育て、皆を喜ばせます。」
その時、世尊は金色の手を伸ばし、執金剛菩薩の頭頂を撫で、また四天王を慰めながら、このようにおっしゃいました。 「私はこの陀羅尼をあなた方に託します。もしこの陀羅尼を持つ者がいれば、あなた方はその者を守りなさい。」