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法華三昧懺儀 (法華三昧懺儀)

「法華三昧懺儀」について

隋 · 智顗撰 著

9,633 字 · 約 32 分

法華三昧懺儀は、隋代の天台宗開祖・智顗大師によって撰述されました。この典籍は、中国仏教における懺悔法の体系が成熟した時期に生まれ、『法華経』の教義と天台宗の止観実践とを融合させたものです。全文は、懺悔・誦経・禅観を核心とする修行儀軌を体系的に構築し、修行者が身・口・意の三業を清浄にすることで、法華三昧の境地に証入することを導きます。漢伝仏教において最も早く成立した懺悔儀礼の一つとして、後世の懺法体系の理論的基礎を築き、天台宗の実践哲学の発展に深遠な影響を与え、今日なお仏教における重要な修行の範とされています。


明三七日行法華懺法勸修第一

法華懺法を三七日間行う方法と、その実践を勧める第一

如來滅後。後五百歲濁惡世中。比丘比丘尼優婆塞優婆夷。誦大乘經者。欲修大乘行者。發大乘意者。欲見普賢菩薩色身者。欲見釋迦牟尼佛多寶佛塔分身諸佛及十方佛者。欲得六根清淨入佛境界通達無閡者。欲得聞十方諸佛所說。一念之中悉能受持通達不忘。解釋演說無障閡者。欲得與文殊師利普賢等諸大菩薩共為等侶者。欲得普現色身一念之中不起滅定遍至十方一切佛土供養一切諸佛者。欲得一念之中遍到十方一切佛剎。現種種色身作種種神變。放大光明說法度脫一切眾生。入不思議一乘者。欲得破四魔。淨一切煩惱。滅一切障道罪。現身入菩薩正位。具一切諸佛自在功德者。先當於空閑處。三七日一心精進入法華三昧。若有現身犯五逆四重失比丘法。欲得清淨還具沙門律儀。得如上所說種種勝妙功德者。亦當於三七日中。一心精進修法華三昧。所以者何。此法華經是諸如來祕密之藏。於諸經中最在其上。行大直道無留難故。如轉輪王髻中明珠不妄與人。若有得者隨意所須種種珍寶悉皆具足。法華三昧亦復如是。能與一切眾生佛法珍寶。是故菩薩行者應當不計身命。盡未來際修行此經。況三七日耶。問曰。佛道長遠。三七日修行當有何益。答有三種益。在下當說。

如来が滅度された後、後の五百歳の濁悪の世の中で、比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷で、大乗経を誦する者、大乗の行を修めたいと願う者、大乗の心を発した者、普賢菩薩の色身を見たいと願う者、釈迦牟尼仏・多宝仏塔・分身の諸仏および十方の仏を見たいと願う者、六根清浄を得て仏の境界に入り、滞りなく通達したいと願う者、十方の諸仏の説かれたことを聞き、一念のうちにすべて受持し、通達して忘れず、解釈し演説して障害のない者となりたいと願う者、文殊師利・普賢などの大菩薩たちと共に等しい仲間となりたいと願う者、普く色身を現し、一念のうちに滅定から起きずして十方の一切の仏土に遍く至り、一切の諸仏を供養したいと願う者、一念のうちに十方の一切の仏刹に遍く到り、種々の色身を現し、種々の神通変化を示し、大いなる光明を放ち、法を説いて一切の衆生を度脱し、不思議の一乗に入りたいと願う者、四魔を破り、一切の煩惱を浄め、一切の障道の罪を滅し、現身に菩薩の正位に入り、一切の諸仏の自在の功德を具えたいと願う者たちは、まず閑静な場所で、三七日のあいだ一心に精進して法華三昧に入るべきです。

もし現身に五逆・四重の罪を犯し、比丘の法を失った者が、清浄に還り、ふたたび沙門の律儀を具え、以上に説いたような種々の勝れた妙なる功德を得たいと願うならば、その人もまた三七日のあいだ、一心に精進して法華三昧を修めるべきです。

なぜでしょうか。この法華経は、もろもろの如来の秘密の蔵であり、諸経の中で最も尊く、大いなる直道を行くのに妨げがないからです。たとえば転輪王の髻の中の明珠を、みだりに人に与えないようなものです。もしこれを得た者があれば、意のままに必要とする種々の珍宝がすべて具わります。法華三昧もまた同じです。すべての衆生に仏法の珍宝を与えることができます。ですから菩薩の行者は、身命を顧みず、未来際を尽くしてこの経を修行すべきです。まして三七日など、なおさらです。

問うて言いました。仏道は長遠であるのに、三七日の修行にいったい何の利益があるのでしょうか。

答えには三種の利益があります。以下で説きましょう。


法華三昧懺儀勘定元本序
2 明三七日行法前方便

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