佛說大金色孔雀王呪經一卷
仏説大金色孔雀王呪経(一巻)
失譯人名今附秦錄
失訳者不明、秦録に付す
南無佛南無法南無比丘僧,南無七佛等正覺,南無辟支佛南無諸羅漢,南無彌勒等一切菩薩,南無諸阿那含、南無斯陀含、南無須陀洹,南無世間正信向者。我禮彼眾已,欲說大孔雀王呪經,願如意成就吉。諸鬼神等明聽!若空虛在地及水居者,天、龍、阿修羅、摩樓多、迦樓羅、乾闥婆、緊那羅、摩睺羅伽、夜叉、羅剎、餓鬼、毘舍遮、浮陀、鳩槃茶、富單那、羯吒富單那、乾陀、溫摩陀、車耶、阿鉢摩羅、欝多羅伽等,聽我所說。鬼神所食吸氣鬼、食石蜜鬼、食血鬼、食髓鬼、食肉鬼、食脂鬼、食胎鬼、食命鬼、食力鬼、食髮鬼、食華鬼、食聲鬼、食氣鬼、食惡心鬼、食陰謀心鬼、害心鬼、好奪他命諸鬼神等,聽我欲說此大孔雀王呪經。今與香華飲食,汝等受之。害汝惡心陰謀心,害來食香下氣,慈心善心,信佛信法信比丘僧心者,聽我所說。十四羅剎女:一名黑闇、二名作黑闇、三名鳩槃茶、四名白具、五名華眼、六名取子、七名取髮、八名作黃、九名垂下、十名極垂下、十一名伺便、十二名閻羅使、十三名閻羅羅剎、十四名噉鬼,汝等受我華香飲食,擁護某甲及諸眷屬,使我呪句如意成就吉。
仏に帰依し、法に帰依し、比丘僧に帰依いたします。 七仏の正等覚者に帰依し、辟支仏に帰依し、諸々の羅漢に帰依いたします。 弥勒をはじめとする一切の菩薩に帰依し、諸々の阿那含、斯陀含、須陀洹に帰依いたします。 世間において正しい信仰を持つ方々に帰依いたします。 これらの方々を礼拝した上で、大孔雀王の呪経を説こうと思います。 願わくは、思いのままに成就し、吉祥でありますように。
諸々の鬼神よ、はっきりとお聞きください。 虚空にいる者、地上にいる者、水に住む者たちよ―― 天、龍、阿修羅、摩楼多、迦楼羅、乾闥婆、緊那羅、摩睺羅伽、夜叉、羅刹、餓鬼、毘舎遮、浮陀、鳩槃荼、富単那、羯吒富単那、乾陀、温摩陀、車耶、阿鉢摩羅、欝多羅伽など、私の説くところを聞いてください。
鬼神や、息を吸って食べる鬼、蜂蜜を食べる鬼、血を食べる鬼、髄を食べる鬼、肉を食べる鬼、脂を食べる鬼、胎を食べる鬼、命を食べる鬼、力を食べる鬼、髪を食べる鬼、花を食べる鬼、声を食べる鬼、気を食べる鬼、悪心を食べる鬼、陰謀心を食べる鬼、害心を持つ鬼、他人の命を奪うことを好む鬼など、諸々の鬼神よ、私がこれから説くこの大孔雀王の呪経を聞いてください。
今、香や花や飲食を用意しました。あなたがたはそれをお受け取りください。 あなたがたの悪心や陰謀心、害をなす心を捨て、香を食し、気を鎮め、 慈しみの心、善い心、仏を信じ、法を信じ、比丘僧を信じる心を持って、 私の説くところを聞いてください。
十四の羅刹女―― 名を黒闇、作黒闇、鳩槃荼、白具、華眼、取子、取髪、作黄、垂下、極垂下、伺便、閻羅使、閻羅羅刹、噉鬼という者たちよ。 あなたがたは、私の香や花や飲食を受け取り、 某甲(なにがし)とその眷属たちを守り護り、 私の呪文が思いのままに成就し、吉祥でありますように。
爾時我聞:
その時、私はこのように聞きました。
一時佛住舍衛國祇樹給孤獨園,爾時園中有一年少比丘名曰吉祥,出家未久,為僧洗浴破薪。時有異木,下有一黑蛇來螫比丘足指,悶絕躄地目翻吐沫。爾時長老阿難見吉祥比丘所患極重,見已惶怖往詣佛所,頭面著地為佛作禮,前白佛言:「世尊!此舍衛國祇樹給孤獨園中,有一新學比丘名曰吉祥,為僧洗浴破薪,異木下有一黑蛇出,螫比丘右足指,悶絕躄地目翻吐沫。云何治之?」爾時佛告阿難:「汝持如來大孔雀王呪經,擁護吉祥比丘,與結界結呪,使毒不能害、刀杖不加、眾患悉除。若天所為、若龍所為、摩樓多所為、迦樓羅所為、乾闥婆所為、緊那羅所為、摩睺羅伽所為、夜叉所為、羅剎所為、餓鬼所為、毘舍遮所為、浮陀所為、鳩槃茶所為、富單那所為、黑富單那所為、乾陀所為、熅摩陀所為、車耶所為、阿鉢摩羅所為、欝多伽所為、吉遮所為、羯磨那所為、佉軀陀所為、翅蘭那所為、毘多茶所為、脂遮所為、卑沙迦所為,若非法食非法吐、非法視非法舉、非法越非法觸,若有熱病一日二日三日四日五日六日七日、半月一月,一日一時發間發,若鬼神熱、病風火水作霍亂熱,若半身痛、頭痛、眼痛、面痛、頦痛、咽喉痛、項痛、耳痛、齒痛、口痛、心痛、背痛、腹痛、腰痛、陰痛、髀痛、髆手痛、脚痛、支節痛,一切諸痛皆令除愈,擁護某甲。」說偈呪曰:
その時、世尊は舎衛国の祇樹給孤独園におられた。園に吉祥という名の若い比丘がおり、出家して間もなく、僧のために沐浴のための薪を割っていた。 その時、一本の珍しい木の下から黒い蛇が現れ、吉祥比丘の右足の指を噛んだ。彼は悶絶して倒れ、目をひっくり返し、泡を吹いた。 長老の阿難は吉祥比丘の重症を見て、恐れて仏のもとへ向かい、頭を地につけて礼拝し、こう申し上げた。 「世尊よ、この舎衛国の祇樹給孤独園に、吉祥という名の新しく出家した比丘がおり、僧のために沐浴の薪を割っていました。珍しい木の下から黒い蛇が出て、彼の右足の指を噛み、悶絶して倒れ、目をひっくり返し、泡を吹いております。どのように治療すべきでしょうか?」 そこで、世尊は阿難に告げられた。 「汝は、如来の大孔雀王呪経を持って、吉祥比丘を守護し、結界を施し、呪文をかけて、毒が害をなさず、刀杖が加わらず、あらゆる病患が除かれるようにせよ。」 「天によるもの、龍によるもの、摩楼多によるもの、迦楼羅によるもの、乾闥婆によるもの、緊那羅によるもの、摩睺羅伽によるもの、夜叉によるもの、羅刹によるもの、餓鬼によるもの、毘舍遮によるもの、浮陀によるもの、鳩槃茶によるもの、富単那によるもの、黒富単那によるもの、乾陀によるもの、熅摩陀によるもの、車耶によるもの、阿鉢摩羅によるもの、欝多伽によるもの、吉遮によるもの、羯磨那によるもの、佉軀陀によるもの、翅蘭那によるもの、毘多茶によるもの、脂遮によるもの、卑沙迦によるものであっても。」 「また、不適切な食事や嘔吐、不適切な視線や動作、不適切な歩みや接触によって生じたものであっても。 一日熱、二日熱、三日熱、四日熱、五日熱、六日熱、七日熱、半月熱、一月熱、一日に一度、あるいは不定期に発する熱、鬼神による熱病、風・火・水による霍乱熱、半身の痛み、頭痛、眼痛、顔の痛み、顎の痛み、喉の痛み、首の痛み、耳の痛み、歯の痛み、口の痛み、心臓の痛み、背中の痛み、腹の痛み、腰の痛み、陰部の痛み、腿の痛み、肩や手の痛み、足の痛み、手足の節々の痛み、あらゆる痛みをことごとく除き癒し、この者を守護せよ。」 そして、次のように偈を説き、呪文を唱えられた。
「晝安夜安,中間常安,晝夜安隱,諸佛所護。」
昼は安らか、夜も安らか、 その間も常に安らか。 昼も夜も安らかで、 諸仏に守られる。
即說呪曰:
では、呪文を説きます。
「伊稚比稚 吉稚迄稚 婆稚尼稚 阿稚伽稚 豆加稚 阿稚槃求稚 婆修卑 舍脂膩阿婁呵膩 婆婁訶膩 烏婁呵膩伊隸彌隸帝 隸帝隸 彌隸帝 隸頭隸頭頭隸 伊緻彌緻 毘獵地毘摩利休婁休婁阿舍婆契伽稚摩訶伽稚婆枳那枳只句婁句婁多破漏鋸婁鋸婁度沙曇婆度曇婆豆摩曇婆瞿那耶比羅耶 醯輸醯輸 醯利醯利彌利彌利 底利底利 周漏周漏 茂吼茂吼 茂吼茂吼 茂漏茂漏 茂漏茂漏茂漏 吼吼吼吼吼吼吼吼 吼婆吼婆婆婆婆婆婆婆婆婆闍婆闍羅闍闍羅 闍闍羅 摩陀摩陀禰 哆婆哆婆禰 座婆座婆羅羅禰錢頭鼻伽闍禰拔 沙禰怖吒禰 婆遮禰劍婆禰 摩陀禰 慢遲 緻迦摩迦利 舍利迦加利 舍迦座利婆羅禰 頭摩頭摩利 婆爾彌 具羅夜婆 利毘羅夜 拔沙頭提婆 沙滿頭提婆 沙滿提那 伊只利死悉波呵」
「此大孔雀王呪經,朝說自護晝則安隱,暮說自護夜則安隱。」即說呪曰:
この大孔雀王の呪いの経典は、朝に唱えれば自らを守り、昼間は安らかで穏やかになります。夕方に唱えれば自らを守り、夜は安らかで穏やかになります。」こうして呪文を唱えた。
「吼吼吼吼吼吼 那伽利離 曇婆 梨梨離毘摩梨梨離 暉夜暉夜 毘闍毘闍 兜備求備 伊羅彌羅 伊伽羅彌 伊利彌羅伊利彌帝利 知利彌利伊知利醯利 帝利彌帝利 修利彌帝利 妬修妬衢羅支羅遮婆羅 毘羅遮 伊知利毘知利知利南無阿羅呵陀 阿羅陀羅 拔沙頭提波三滿提那」
吼吼吼吼吼吼 那伽利離(竜神の集い) 曇婆梨梨離 毘摩梨梨離 暉夜暉夜(光輝よ光輝よ) 毘闍毘闍(勝利よ勝利よ) 兜備求備 伊羅彌羅 伊伽羅彌 伊利彌羅伊利彌帝利 知利彌利伊知利醯利 帝利彌帝利 修利彌帝利 妬修妬衢羅支羅遮婆羅 毘羅遮 伊知利毘知利知利 南無阿羅呵陀(礼拝します 阿羅漢たる御方) 阿羅陀羅 拔沙頭提波三滿提那
「阿難!我今為汝說大孔雀王心呪。」即說呪曰:
「阿難よ、わたしは今、あなたのために大孔雀王の心の呪文を説きましょう。」そして、このように呪文を唱えた。
「伊緻彌緻帝利卑利彌緻彌利。帝彌藪曇婆兜婆 修婆至利 吉毘夜毘那彌稚 南無佛陀南 至利吉死 婆多牟梨伊緻訶羅盧醯多牟羅兜婆菴婆 鳩致鳩鳩那致鳩那致 知羅鳩闍那致 阿茶拔多夜那婆魔沙陀舍魔賜帝 伊利彌利 吉利彌利 翅羅彌羅 翅斗牟隸 頭頭摩薩頭彌利陀利彌 薩浮婆帝 浮薩帝 浮薩帝伊羅婆悉哆 婆翅那迦羅 那羅摩吉利 彌羅佶羅 摩結隸 伊帝薩闍隸 兜備兜備 阿帝婆羅那帝 阿那那那帝 拔沙頭提婆耶善陀 翅那那 羅迄稚 婆羅迄稚 訶利多利 鳩多利 伊利彌利 吉帝利彌帝伊利彌 悉譚 豆陀羅 毘陀沙波訶呪句成就吉。」
「伊致、彌致、帝利、卑利、彌致、彌利。帝彌、藪曇婆、兜婆、修婆至利、吉毘夜毘那彌稚。南無仏陀南、至利吉死、婆多牟梨、伊致訶羅盧醯多牟羅兜婆、菴婆、鳩致、鳩鳩那致、鳩那致、知羅鳩闍那致、阿茶拔多夜那婆、魔沙陀舍魔賜帝。伊利、彌利、吉利、彌利、翅羅、彌羅、翅斗牟隸、頭頭摩薩頭彌利、陀利彌、薩浮婆帝、浮薩帝、浮薩帝、伊羅婆悉哆、婆翅那迦羅、那羅摩吉利、彌羅佶羅、摩結隸、伊帝薩闍隸、兜備、兜備、阿帝婆羅那帝、阿那那那帝、拔沙頭提婆耶善陀、翅那那、羅迄稚、婆羅迄稚、訶利多利、鳩多利、伊利、彌利、吉帝利、彌帝、伊利、彌利。悉譚。豆陀羅、毘陀沙波。この呪の句が成就し、幸いあれ。」
「阿難!此名大孔雀王呪心。」
「阿難よ、これこそが大孔雀王の呪心(しゅしん)というものです。」
「阿難!此大孔雀王呪,彌勒菩薩隨順所說。」即說呪曰:
「阿難よ、この大孔雀王の呪いは、弥勒菩薩が教えに従って説かれたものです。」 そして、こう呪を唱えました。
「尸利梨 尸利尸利 婆地地樹樹 知婆帝隸訶隸訶隸隸 阿利膩𫣗帝 賒 婆隸尸備扠羅扠羅 波膩波膩菩提菩提菩提菩提 薩斗婆菩提婆利遮羅尸裔悉婆訶」
舎利梨、舎利舎利、婆提提樹樹、知婆帝隸、訶隸訶隸隸、阿利膩ガイ帝、舎、婆隸舎備、差羅差羅、波膩波膩、菩提菩提菩提菩提、薩ト婆菩提婆利遮羅舎イ、悉婆訶
「阿難!此大孔雀王呪,娑婆世界主梵天王隨順所說。」即說呪曰:
「阿難よ、この大孔雀王の呪は、この娑婆世界の主である梵天王が、人々のためにお説きになったものです。」そして、次のように呪を唱えました。
「醯隷醯隷呵隷隷彌 摩利膩 婆居利吉利 吉利 吉利吉利 吉利底 梵魔裔鳩蘭茶 翅毘圖呵哹婁哹婁哹婁哹婁悉波訶」
へいれいへいれい かれいれいみ まりに ばこりきり きり きりきり きりてい ぼんまい くらんちゃ しびと はふる ふる ふる ふる しはか
「阿難!是大孔雀王呪,天帝釋隨順所說。」即說呪曰:
「阿難よ、この大孔雀王の呪文は、帝釈天が教えに従って説かれたものです。」そして、次のように呪文を唱えられた。
「陀羅禪兜隷 摩羅禪兜隷 遮𭝰致禪 兜隷摩呵膩 伽婆膩 伽多膩 醯利尸利稠帝尸利多柳多柳 那肆醯呵呵呵呵呵私醯脂底 毘略帝 鳩柳鳩柳 婆羅誓兜吒兜吒肆 婆吒婆吒肆私利私利劫卑隷劫卑 羅牟隷 訶醯吼令一切凶惡皆悉降伏攝其手足支節莫令得動及至三十三天憂致者利 修羅婆帝 婆視羅 婆視羅婆視羅 婆視羅 波帝 悉波訶」
陀羅禅兜隷、摩羅禅兜隷、遮ノ致禅、兜隷摩呵腻、伽婆腻、伽多腻、醯利尸利稠帝尸利多柳多柳、那肆醯呵呵呵呵呵私醯脂底、毘略帝、鳩柳鳩柳、婆羅誓兜吒兜吒肆、婆吒婆吒肆私利私利劫卑隷劫卑、羅牟隷、訶醯吼――すべての凶悪なものを降伏させ、その手足や四肢を捕らえて動けなくせよ。天界の三十三天にまで及ぶ、憂致者利、修羅婆帝、婆視羅、婆視羅婆視羅、婆視羅、波帝、悉波訶。
「阿難!汝受是先出神仙名號,終吉成就、志念成就、呪術成就,常修苦行止住山林,勢力自在威變速疾,五通如意遊步虛空。吾今說其名號,所謂名八脫大仙、名左大仙、左天大仙、波利大仙、白施大仙、善及大仙、覆住大仙、迦葉大仙、老迦葉大仙、皺眉大仙、支山大仙、爾樂大仙、名是大仙、名前大仙、鹿頭大仙、闍羅大仙、二熟大仙、黑二熟大仙、採清大仙、忍辱大仙、名稱大仙、名舡大仙、名鴿大仙、名馬大仙、名雪大仙、赤目大仙、難事大仙、毘若沙耶大仙、名鎧大仙、名秋大仙、太白大仙、名歲大仙、無諍大仙、夜步大仙、名覺大仙、縛指大仙、持香大仙、一角大仙、仙角大仙、揭瞿大仙、單茶耶那大仙、名頭大仙、分界大仙、劫畢羅大仙、瞿曇大仙、赤馬大仙、毛聚大仙、無樂大仙、吉膩盧大仙。阿難!斯等是先出大仙,造四圍陀、所為如意,善行嚴迅有大威勢,所作悉辦。斯等亦以此大孔雀王呪經擁護某甲,令壽百歲得見百秋。」即說呪曰:
「阿難よ。これらは昔に現れた仙人の名である。終吉成就、志念成就、呪術成就をそなえ、常に苦行を修めて山林に住み、自在なる力を持ち、変幻自在で速やかに動き、五つの神通力を自在に操り虚空を歩んだ者たちである。私は今、その名を説こう。すなわち、八脱大仙、左大仙、左天大仙、波利大仙、白施大仙、善及大仙、覆住大仙、迦葉大仙、老迦葉大仙、皺眉大仙、支山大仙、爾楽大仙、名是大仙、名前大仙、鹿頭大仙、闍羅大仙、二熟大仙、黒二熟大仙、採清大仙、忍辱大仙、名称大仙、名舡大仙、名鳩大仙、名馬大仙、名雪大仙、赤目大仙、難事大仙、毘若沙耶大仙、名鎧大仙、名秋大仙、太白大仙、名歳大仙、無諍大仙、夜歩大仙、名覚大仙、縛指大仙、持香大仙、一角大仙、仙角大仙、掲瞿大仙、単茶耶那大仙、名頭大仙、分界大仙、劫畢羅大仙、瞿曇大仙、赤馬大仙、毛聚大仙、無楽大仙、吉膩盧大仙。阿難よ、これらの者たちは昔に現れた大いなる仙人であり、四つのヴェーダを創り、思いのままに振る舞い、善行を厳しく速やかに行い、大いなる威勢を持ち、為すことは全て成し遂げた。これらの者たちも、この大孔雀王呪経によって、某(なにがし)を守護し、寿命百歳、百の秋を見ることを得させたのである。」即ち、呪を説いた。
「訶利訶利訶利 絺利彌利 修利修利醯利醯利 彌利彌利 陀覆陀茶覆 伽波膩摩陀膩 陀訶膩 伽多膩 波遮膩 波多膩 訶那膩 羅遮羅 遮羅膩 波吒膩摩訶膩 擔(都甘反)波膩 闍婆膩 悉波訶」
ハリ ハリ ハリ チリ ミリ シュリ シュリ ケイリ ケイリ ミリ ミリ ダフ ダジャフ ガハニ マダニ ダカニ ガタニ ハシャニ ハタニ カナニ ラジャラ ジャラニ ハタニ マカニ タン(都甘の反)ハニ ジャバニ シバカ
「四天王及諸大鬼神王,亦以孔雀王呪擁護某甲,令壽百歲得見百秋。」即說呪曰:
四天王と諸々の大鬼神王たちもまた、孔雀王の呪いをもって、某を守り護り、寿命を百歳とし、百の秋を見ることを得させたまえ。」と。即ち、呪いを説いて曰く、
「阿迦帝 阿迦帝 聞羅膩 聞羅膩 阿羅尼 吼翅吼翅 負翅負翅 訶茶 訶茶訶茶 訶茶 訶茶 訶茶 訶茶 訶茶訶茶 訶茶 訶茶 除其怨家」
阿迦帝 阿迦帝 もんらに もんらに あらに こうし こうし ふし ふし かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ かちゃ 憎しみの敵を除きたまえ
「陀訶 陀訶 陀訶 陀訶 陀訶 陀訶陀訶 陀訶 陀訶 陀訶(己道反)其有向某生惡念者皆悉治之」
タカ タカ タカ タカ タカ タカタカ タカ タカ タカ ある者に対して悪い思いを抱く者は、すべてこれを治めます。
「鉢柘 鉢柘 鉢柘 鉢柘 鉢柘 鉢柘鉢柘 鉢柘 鉢柘 鉢柘 其有向求便者皆悉治之」
鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘、鉢柘。
この教えを真剣に求め、実践しようとする人々は、皆、その願いが叶えられます。
「豆豆豆豆豆豆豆豆豆豆 滅其怨惡」
豆、豆、豆、豆、豆、豆、豆、豆、豆、豆――その怨みや悪しきものを滅ぼす。
「訶訶訶訶訶訶訶訶訶訶 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 闍帝 滅其怨家」
はははははははははは じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい じゃてい その怨みを滅せよ
「周婁 周婁 周婁 周婁 周婁 周婁周婁 周婁 周婁 周婁 醯利 醯利醯利 醯利 醯利 醯利 醯利 醯利醯利 醯利 彌利 彌利 彌利 彌利彌利 彌利 彌利 彌利 彌利 彌利睺漏 睺漏 睺漏 睺漏 睺漏 睺漏睺漏 睺漏 睺漏 睺漏 脂致 脂致脂致 脂致 脂致 脂致 脂致 脂致脂致 致脂 醯翅 彌翅 支翅 魔翅」
「得賢 吉利善賢成一切事無垢淨妙月賢日愛曇備 社曇備 毘蠅加隷 擁護某甲令壽百歲得見百秋。」即說呪曰:
賢を得、吉を利し、善き賢を成じ、一切の事を成し、汚れなき清らかな妙なる月の賢、日の愛、曇備、社曇備、毘蠅加隷、某甲を擁護し、寿命百歳を得しめ、百秋を見ることを得せしめん。」 即ち呪を説いて曰く、
解說經下結呪語:
※経典の最後に結ばれた呪文について解説します。
「阿迦螺 阿魯難律頭 阿尼難檀婁如此沙譚迦沙 尼遲婁螺 阿尼呵 阿尼呵舟流所屬伊題無肆遲東波頭東波阿題嘻和遲比比那 無無遲 南無薩檀三耶佛陀 南嘻遲者遲絺金摩多牟羅優頭摩 沙摩頭摩 阿利鳩梨題多鳩旗那波梨」
「アカラ、アルナンリツズ、アニナンタンルウ、ニョクシシャタンカシャ、ニチルウラ、アニカ、アニカシュウリュウ、ショゾクイダイムシチ、トウハトウトウ、ハアダイ、ヒワチ、ヒビナ、ムムチ、ナムサダン、サンニヤブッダ、ナムヒチ、シシャチ、キンモクタ、ムロウ、ウズマ、サマトマ、アリク、カリタイ、トク、キハ、ナリ。」
「不受戒嬈人者十天起大水使汝不得止居某甲 呵梨迦 南無薩單三耶三佛陀那嘻履梨比履梨俱陀嘻 南無薩單三耶三佛浮陀 南無浮陀斯 南無檀摩斯 南無僧伽斯 南無阿梨耶婆盧吉知。尸喜利利夷菩提薩埵 摩訶薩埵 多陀提𠹭利伽羅利伽比利 賓伽羅叉薩復竇吒利立黎闍梨耶梨槃 南無質提悉波訶 吉知尼吉知繡婁那者電㝹悉波訶 南無浮陀斯南無檀摩斯 南無僧伽斯 因地祇薩復闍比丘 悉波訶」
「もし人が修行者の妨害をするならば、十日間で大きな洪水が起こり、あなたの住む場所を奪うであろう。某甲よ、呵梨迦よ。南無、完全なる悟りを得た多くの仏陀に帰依します。那嘻履梨、比履梨、倶陀嘻。南無、完全なる悟りを得た仏陀、浮陀に帰依します。南無浮陀斯、南無檀摩斯、南無僧伽斯、南無阿梨耶婆盧吉知。尸喜利利夷菩提薩埵、大いなる菩薩、多陀提𠹭利伽羅利伽比利、賓伽羅叉薩復竇吒利立黎、闍梨耶梨槃。南無、清らかな心に帰依します。吉知尼吉知繡婁那者電㝹悉波訶。南無浮陀斯、南無檀摩斯、南無僧伽斯。因地祇薩復闍比丘、悉波訶。」
佛說呪賊經
呪賊経
南無佛、南無法、南無比丘僧、南無諸過去七佛、南無諸佛弟子、南無利閉利鬼神王。禮是已,說此呪經即從如願。
南無仏、南無法、南無比丘僧、南無過去七仏、南無諸仏弟子、南無利閉利鬼神王。このように礼拝したならば、この呪経を唱えれば即座に思いのままとなる。
北方有山名揵陀摩訶衍,有鬼神名利閉利居山,彼有是四師弟子:安陀尼、閉摩尼、攢呵尼,令賊忘;閉尼,令賊急坐;抄多摩尼,令賊急生;立攢呵尼,令賊愚癡。如是烏不羅利陀提摩、閉迦利,當搭賊口齒。
北方に揵陀摩訶衍という山があり、そこに利閉利という鬼神が住んでいます。この鬼神には四人の弟子がいます。安陀尼、閉摩尼、撒呵尼は、賊の記憶を失わせる力を持ちます。閉尼は、賊をその場に座り込ませる力を持ちます。抄多摩尼は、賊に緊急の苦しみを与える力を持ちます。立撒呵尼は、賊を愚かにする力を持ちます。このようにして、烏不羅利陀提摩と閉迦利は、賊の口と歯を封じるのです。
至解縷乃解。我某甲擁護辟除凶惡,害賊者皆銷滅令其隱。初說是呪賊經時,當以二十九日為呵利提耶然燈燒膠香,為伊怖然七燈脫散華,為鬼子母然七燈。鬼子母前讀是七遍乃吉,合號利離鬼子王得福德,為然七燈乃燒香散華。
縷を解き、縛りを解く。我が某甲を守護し、凶悪を退け、害なす賊をことごとく消滅させ、その姿を隠させよ。この呪経を初めて説く時は、29日目に呵利提耶のために灯をともし、膠の香をたく。伊怖(伊舎那天)のために7つの灯をともし、花を散らす。鬼子母のために7つの灯をともす。鬼子母の前でこれを7回読めば吉となる。合わせて、利離鬼子王の呼び名により、福徳を得る。そのために7つの灯をともし、香をたき、花を散らす。