入不思議解脫境界普賢行願品
普賢行願品
如是我聞:
このように私は聞きました。
一時,佛在室羅筏城逝多林給孤獨園大莊嚴重閣,與菩薩摩訶薩五千人俱,普賢菩薩摩訶薩、文殊師利菩薩摩訶薩而為上首;其名曰:智慧勝智菩薩、普賢勝智菩薩、無著勝智菩薩、華勝智菩薩、日勝智菩薩、月勝智菩薩、無垢勝智菩薩、金剛勝智菩薩、無塵勞勝智菩薩、毘盧遮那勝智菩薩、星宿幢菩薩、須彌幢菩薩、寶勝幢菩薩、無礙幢菩薩、華幢菩薩、無垢幢菩薩、日幢菩薩、妙幢菩薩、離塵幢菩薩、毘盧遮那幢菩薩、地威德光菩薩、寶威德光菩薩、大威光菩薩、金剛智光菩薩、無垢光菩薩、法日光菩薩、福山光菩薩、智焰光菩薩、普賢吉祥光菩薩、普賢焰光菩薩、地藏菩薩、虛空藏菩薩、蓮華藏菩薩、寶藏菩薩、日藏菩薩、淨德藏菩薩、法海藏菩薩、毘盧遮那藏菩薩、𪗇藏菩薩、蓮華吉祥藏菩薩、妙眼菩薩、清淨眼菩薩、無垢眼菩薩、無著眼菩薩、普見眼菩薩、妙觀眼菩薩、青蓮華眼菩薩、金剛眼菩薩、寶眼菩薩、虛空眼菩薩、普眼菩薩、天冠菩薩、遍照法界摩尼智冠菩薩、道場冠菩薩、光明遍照十方冠菩薩、諸佛所讚冠菩薩、超諸世間冠菩薩、光明普照冠菩薩、無能勝冠菩薩、持諸如來師子座冠菩薩、大光普照法界虛空冠菩薩、梵王髻菩薩、釋主髻菩薩、一切諸佛變化差別光明髻菩薩、真實菩提場髻菩薩、一切願海聲摩尼王髻菩薩、出生大捨諸佛圓光摩尼王髻菩薩、現等虛空界一切寶蓋摩尼王髻菩薩、現一切佛神通光幢網垂覆摩尼王髻菩薩、出一切佛大法輪聲髻菩薩、大福圓滿名字音聲髻菩薩、大焰光菩薩、無垢焰光菩薩、離垢威德焰光菩薩、寶焰光菩薩、星宿焰光菩薩、法焰光菩薩、寂焰光菩薩、日焰光菩薩、神通焰光菩薩、天焰光菩薩、福聚菩薩、智聚菩薩、法聚菩薩、神通聚菩薩、光焰聚菩薩、華聚菩薩、菩提聚菩薩、梵聚菩薩、一切眾生光聚菩薩、摩尼寶聚菩薩、梵聲菩薩、大海聲菩薩、大地吼聲菩薩、世主聲菩薩、山王自在聲菩薩、遍滿一切法界聲菩薩、一切法海潮聲菩薩、摧破一切魔力聲菩薩、大悲雲雷教聲菩薩、速疾救護一切世間苦惱聲菩薩、法出生菩薩、勝出生菩薩、智出生菩薩、福德須彌出生菩薩、最勝功德寶王出生菩薩、名稱出生菩薩、普賢光出生菩薩、大悲出生菩薩、智聚出生菩薩、如來種姓出生菩薩、光吉祥菩薩、最勝吉祥菩薩、正勇出生吉祥菩薩、毘盧遮那吉祥菩薩、蓮華吉祥菩薩、月吉祥菩薩、虛空吉祥菩薩、寶吉祥菩薩、積吉祥菩薩、智慧吉祥菩薩、山自在王菩薩、法自在王菩薩、世自在王菩薩、梵自在王菩薩、數自在王菩薩、龍自在王菩薩、寂靜自在王菩薩、不動自在王菩薩、威力自在王菩薩、最勝自在王菩薩、最寂音菩薩、無等音菩薩、地震音菩薩、大海潮音菩薩、大雲雷音菩薩、法光音菩薩、虛空音菩薩、一切眾生廣大善根音菩薩、演昔大願音菩薩、降魔王眾音菩薩、寶覺菩薩、須彌覺菩薩、虛空覺菩薩、無垢覺菩薩、無著覺菩薩、廣大覺菩薩、開敷覺菩薩、普照三世覺菩薩、廣嚴覺菩薩、普觀覺菩薩、法界光明覺菩薩,如是等上首菩薩摩訶薩,一切皆從普賢菩薩行願所生,所行無礙。普遍一切諸佛剎故,現身無量親近一切諸如來故,離諸蓋障如淨月輪普現一切佛神變故,得現覺智悉見諸佛所現自在神通境故,得無量明照一切佛大法教海智慧光故,具無礙解以清淨辯於無量劫說佛功德無窮盡故,住最勝智猶若虛空所行清淨無染著故,無所依止隨諸眾生心之所樂現色身故,離諸翳障了知眾生我人壽者皆非有故,智慧普遍猶如虛空以大光網照法界故。
ある時、世尊は室羅筏城の逝多林にある給孤独園の大荘厳重閣に滞在され、大菩薩たち五千人と共におられた。その上首として、普賢菩薩摩訶薩、文殊師利菩薩摩訶薩がおり、名を挙げれば、智慧勝智菩薩、普賢勝智菩薩、無著勝智菩薩、華勝智菩薩、日勝智菩薩、月勝智菩薩、無垢勝智菩薩、金剛勝智菩薩、無塵労勝智菩薩、毘盧遮那勝智菩薩、星宿幢菩薩、須弥幢菩薩、宝勝幢菩薩、無碍幢菩薩、華幢菩薩、無垢幢菩薩、日幢菩薩、妙幢菩薩、離塵幢菩薩、毘盧遮那幢菩薩、地威徳光菩薩、宝威徳光菩薩、大威光菩薩、金剛智光菩薩、無垢光菩薩、法日光菩薩、福山光菩薩、智焔光菩薩、普賢吉祥光菩薩、普賢焔光菩薩、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、蓮華蔵菩薩、宝蔵菩薩、日蔵菩薩、浄徳蔵菩薩、法海蔵菩薩、毘盧遮那蔵菩薩、斉蔵菩薩、蓮華吉祥蔵菩薩、妙眼菩薩、清浄眼菩薩、無垢眼菩薩、無著眼菩薩、普見眼菩薩、妙観眼菩薩、青蓮華眼菩薩、金剛眼菩薩、宝眼菩薩、虚空眼菩薩、普眼菩薩、天冠菩薩、遍照法界摩尼智冠菩薩、道場冠菩薩、光明遍照十方冠菩薩、諸仏所讚冠菩薩、超諸世間冠菩薩、光明普照冠菩薩、無能勝冠菩薩、持諸如来師子座冠菩薩、大光普照法界虚空冠菩薩、梵王髻菩薩、釈主髻菩薩、一切諸仏変化差別光明髻菩薩、真実菩提場髻菩薩、一切願海声摩尼王髻菩薩、出生大捨諸仏円光摩尼王髻菩薩、現等虚空界一切宝蓋摩尼王髻菩薩、現一切仏神通光幢網垂覆摩尼王髻菩薩、出一切仏大法輪声髻菩薩、大福円満名字音声髻菩薩、大焔光菩薩、無垢焔光菩薩、離垢威徳焔光菩薩、宝焔光菩薩、星宿焔光菩薩、法焔光菩薩、寂焔光菩薩、日焔光菩薩、神通焔光菩薩、天焔光菩薩、福聚菩薩、智聚菩薩、法聚菩薩、神通聚菩薩、光焔聚菩薩、華聚菩薩、菩提聚菩薩、梵聚菩薩、一切衆生光聚菩薩、摩尼宝聚菩薩、梵声菩薩、大海声菩薩、大地吼声菩薩、世主声菩薩、山王自在声菩薩、遍満一切法界声菩薩、一切法海潮声菩薩、摧破一切魔力声菩薩、大悲雲雷教声菩薩、速疾救護一切世間苦悩声菩薩、法出生菩薩、勝出生菩薩、智出生菩薩、福徳須弥出生菩薩、最勝功徳宝王出生菩薩、名称出生菩薩、普賢光出生菩薩、大悲出生菩薩、智聚出生菩薩、如来種姓出生菩薩、光吉祥菩薩、最勝吉祥菩薩、正勇出生吉祥菩薩、毘盧遮那吉祥菩薩、蓮華吉祥菩薩、月吉祥菩薩、虚空吉祥菩薩、宝吉祥菩薩、積吉祥菩薩、智慧吉祥菩薩、山自在王菩薩、法自在王菩薩、世自在王菩薩、梵自在王菩薩、数自在王菩薩、龍自在王菩薩、寂静自在王菩薩、不動自在王菩薩、威力自在王菩薩、最勝自在王菩薩、最寂音菩薩、無等音菩薩、地震音菩薩、大海潮音菩薩、大雲雷音菩薩、法光音菩薩、虚空音菩薩、一切衆生広大善根音菩薩、演昔大願音菩薩、降魔王衆音菩薩、宝覚菩薩、須弥覚菩薩、虚空覚菩薩、無垢覚菩薩、無著覚菩薩、広大覚菩薩、開敷覚菩薩、普照三世覚菩薩、広厳覚菩薩、普観覚菩薩、法界光明覚菩薩、これらの上首の大菩薩たちは、皆、普賢菩薩の行願から生まれた方々で、その行いはすべての仏の国土に遍く及ぶ障りのないものでした。無数の姿を現してすべての如来に近づき、すべての煩悩の覆いを離れて清らかな月輪のようにすべての仏の神通変化を現し、現覚の智慧を得て諸仏の自在な神通の境地をすべて見渡し、無量の光明で諸仏の大法の教えの海を照らす智慧の光を得て、すべてを理解する力を備え、清らかな弁才で無量の劫もの間、仏の功徳を語り尽くすことができ、最勝の智慧に住して虚空の如くその行いは清らかで何にも染まらず、何にも依らず、あらゆる衆生の心の好みに従って姿を現し、すべての目の曇りを離れて衆生や我・人・寿者などが実在しないことを明らかに知り、智慧は虚空のように遍く広がり、大きな光の網で法界を照らし続けました。
復與五百聲聞眾俱,其諸聲聞有大威德,悉覺真諦,皆證實際,深入法性,永出有海,依於如來虛空境界,離結使縛不著依處,其心寂靜猶如虛空,於諸佛所永斷疑惑,於佛智海深信趣入。
その五百人の声聞の弟子たちも皆ともに集っていました。彼ら声聞たちは大きな威徳を具え、皆、真実の真理を覚り、みな実際の境地を証得し、深く法性に入り、永遠に三有の海から出離し、如来の虚空の如き境界に依って、煩悩の束縛を離れ、執着する所なく、その心は虚空のように寂然として静まり、諸仏の御許で永遠に疑惑を断じ、仏の智慧の海に深く信じて入っていました。
復與無量諸世主俱,已曾供養無量諸佛,常勤利樂一切眾生,與諸眾生為不請友,常勤守護無歸向者,不捨世間入殊勝智,從諸佛教境界而生,護持如來所有正法,起大誓願不斷佛種,從行願力生如來家,專求如來一切智智。
また、無量の世の主たちと共におられた。彼らはすでに数えきれないほどの仏に供養を捧げ、常にすべての生きとし生けるものを利益し、楽しませることに努めてきた。すべての生きとし生けるものにとって、招かれざる友であった。 帰依する者のいないものを常に守り、世の中を捨てずに優れた智慧に入り、すべての仏の教えの境地から生まれ、如来のすべての正しい教えを守り続け、仏の種が絶えないように大きな誓いを立て、その行いと誓いの力によって如来の家に生まれ、ひたすら如来のすべての智慧を求めてきた。
時,諸菩薩及大聲聞、世間諸王并其眷屬咸作是念:「如來境界、如來智行、如來神通、如來力、如來無畏、如來三昧、如來所住、如來最勝、如來身、如來智,一切世間諸天及人無能通達、無能趣入、無能信解、無能遍知、無能分別、無能思惟、無能觀察、無能揀擇、無能開示、無有能令眾生悟入,唯除諸佛加被之力、佛神通力、佛威德力、佛本願力及自宿世善根之力、親近善友力、深淨信解力、廣大志樂力、趣向菩提清淨心力、求一切智廣大行願力;唯願世尊以方便力,隨順我等及諸眾生種種心量、種種信解、種種智慧、種種言辭、種種名字、種種證得、種種地位、種種根清淨、種種意方便、種種心境界、種種依止,如來功德隨能聽受諸所說法,顯示如來往昔趣求一切智道、往昔所起菩薩大願、往昔所淨諸波羅蜜、往昔所證諸菩薩地、往昔圓滿諸菩薩行、往昔所乘智莊嚴道、往昔所行諸清淨道、往昔出離殊勝法海、往昔所起遊戲神通大莊嚴海、往昔所集無量本事相應行海,及遍顯示如來現前成正覺門神通智海、如來自在轉法輪海、如來神通淨佛剎海、如來調伏一切眾生巧方便海、如來開示一切智城、如來顯示諸眾生道、如來善入一切眾生生死之處、如來普為一切眾生最上福田、如來普為一切眾生說施功德、如來所記一切眾生種種心行、如來普為一切眾生演說教誡、如來能以三昧神通現眾影像,如是等法唯垂大悲普為開演。」
その時、多くの菩薩たち、大いなる声聞たち、世間の王たちとその眷属たちは、皆がこう思った。
「如来の境地、如来の智慧の行い、如来の神通力、如来の力、如来の無畏、如来の三昧、如来の住するところ、如来の最勝、如来の身、如来の智慧――これら全てについて、世間のあらゆる天や人は、理解することも、入り込むことも、信解することも、すべてを知ること、分別すること、思惟すること、観察すること、選び分けること、説き明かすこともできず、衆生を悟りへ導くこともできない。ただ、諸仏の加被の力、仏の神通力、仏の威徳力、仏の本願の力、そして自らの過去世における善根の力、善き友に親しむ力、深く清らかな信解の力、広大な志の力、菩提に向かう清らかな心の力、一切智を求める広大な行願の力による場合を除いては。
どうか世尊よ、方便の力をもって、我々や全ての衆生の、様々な心の量、様々な信解、様々な智慧、様々な言葉、様々な名前、様々な証得、様々な位、様々な根の清らかさ、様々な意の方便、様々な心の境地、様々な依止に随順し、如来の功徳が聞き受けられるままに説法を聴かせてください。
そして、如来が過去に一切智の道を求められたこと、過去に起こされた菩薩の大願、過去に清められた諸波羅蜜、過去に証得された諸菩薩の地、過去に円満された諸菩薩の行、過去に乗られた智慧の荘厳の道、過去に行われた諸々の清浄の道、過去に出離された殊勝な法の海、過去に起こされた遊戯神通の大荘厳の海、過去に集められた無量の本事の相応行の海を明らかに示し、さらに、如来が現前に正覚の門を成就された神通智の海、如来の自在なる法輪を転じる海、如来の神通による清浄な仏国土の海、如来が一切衆生を調伏する巧みな方便の海、如来が一切智の城を開示されること、如来が諸衆生の道を示されること、如来が一切衆生の生死の場所に善く入ること、如来が普く一切衆生の最上の福田となること、如来が普く一切衆生のために施しの功徳を説くこと、如来が記別される一切衆生の種々の心行、如来が普く一切衆生のために教え戒めを演説されること、如来が三昧神通をもって衆生の影像を現されること――このような法について、どうか大いなる慈悲をもって、普くすべてを説き示してください。」
爾時,世尊知諸菩薩一切大眾心之所念,大悲為身、大悲為門、大悲為首,以大悲法而為方便,充滿虛空遍周法界,入於師子頻申三昧;入三昧已,一切世間普皆嚴淨。于時,此大莊嚴樓閣忽然之間高廣嚴麗遍周法界;金剛為地眾寶嚴飾,如意寶網無能勝幢列布其中,無數寶華及眾摩尼普散其上,一切寶聚處處盈滿,毘瑠璃寶以為其柱,光明照世;摩尼寶王以用莊嚴,閻浮檀金及諸摩尼周遍嚴飾,一切眾寶門、闥、窓、牖含輝交映,相望間列,階、墀、軒、檻一切皆以妙寶莊嚴,奇形異像如諸世主一切眾生種種相海,摩尼寶網以覆其上,於諸門側悉建幢幡,一一嚴事,各各流光遍周法界;於樓閣外階砌欄楯其數無量不可稱說,靡不咸以摩尼所成,眾雜妙寶周遍校飾。
その時、世尊は、菩薩たちや一切の大衆が心の中で考えていることをすべて知っておられました。世尊は大悲をその身とし、大悲を門とし、大悲を第一義とし、大悲の教えを方便として、虚空に満ち、法界のすべてに及んでおられました。そして、獅子が遊戯するように伸びやかな三昧(師子頻申三昧)に入られました。この三昧に入ると、すべての世界が見事に清らかになり、厳かに整えられました。
その時、この壮大な楼閣は忽然として高く広く、見事に美しく、法界全体に広がりました。その地は金剛でできており、様々な宝が飾り立てられていました。願いを叶える如意宝網や、何ものにも敗れることのない幢(勝幢)がその中に並べられ、無数の宝華や数々の摩尼がその上に散りばめられていました。あらゆる宝物の集まりが至る所に満ち溢れ、瑠璃の宝が柱となり、その光は世の中を照らし出しました。摩尼宝王が荘厳として用いられ、閻浮檀金や様々な摩尼が周囲を美しく飾りました。すべての宝で作られた門、引き戸、窓、明り取りは、光を帯びて互いに照り映え、美しく連なって並び、階段、台、欄干、軒はすべて妙なる宝で飾られていました。不思議な形や様々な姿は、あたかも世の中の主や一切の衆生が持つ様々な相の集まりのように映り、摩尼宝網がその上を覆い、すべての門の側には幢や幡が立てられました。それぞれの荘厳な飾りは、各々が光を放ち、その光は法界の隅々にまで届きました。楼閣の外の階段や欄干は、その数が無量で言葉に表せないほどであり、すべてが摩尼で作られ、様々な素晴らしい宝で隅々まで飾られていました。
爾時,復以佛神力故,令逝多林忽然廣博,與不可說佛剎極微塵數諸佛世界其量正等,一切妙寶間錯莊嚴;以不可說寶莊嚴其地,無數摩尼寶以為垣牆,寶多羅樹莊嚴行列其間。復有無量香河香水盈滿湍激洄澓;一切寶華隨流右轉演出一切佛法音聲,不思議寶芬陀利華菡萏芬敷;一切妙寶、波頭摩華,鮮榮布濩;不思議數妙寶華樹高顯榮茂列植其岸;不思議數種種雜寶、臺榭、樓觀於其岸上次第行列,摩尼寶網之所彌覆。阿僧祇摩尼寶放大光明,阿僧祇眾雜妙寶莊嚴其地,蘊眾香藏騰出香雲,香氣𣱦氳普熏法界。復建無量種種寶幢,所謂:無量寶香幢、無量寶衣幢、無量寶幡幢、無量寶繒幢、無量寶華幢、無量寶瓔珞幢、無量寶鬘幢、無量寶鈴幢、無量威德寶網幢、無量摩尼寶王傘蓋幢、無量光明普照摩尼王幢、無量出一切如來名號圓滿音聲摩尼王幢、無量師子遊步摩尼王幢、無量說一切如來本事相應行海摩尼王幢、無量普現法界差別影像摩尼王幢、如是一切諸妙寶幢周遍十方,處處嚴飾。
その時、仏の神力によって、逝多林は突如として広大になり、説き尽くせないほどの仏国土の微塵の数ほどの諸仏世界と同じ広さとなり、あらゆる珍宝が美しく組み合わされて荘厳されていた。数え切れない宝で地面は飾られ、無数の摩尼宝が垣根となって巡らされ、宝の多羅樹が整然と並んでいた。また、無数の香りの川があり、香水が満ちあふれて激しく流れ、巡りながら渦を巻いていた。あらゆる宝華は流れに沿って右に回り、すべての仏法の音声を響かせていた。思いもよらぬ宝の芬陀利華(白蓮華)が美しく咲き誇り、あらゆる妙宝や波頭摩華(赤蓮華)が鮮やかに咲き乱れていた。思いもよらぬ数の妙宝の華樹が高くそびえ立って茂り、その岸辺に列をなして植えられていた。思いもよらぬ数の様々な雑宝で作られた楼閣や台榭が岸辺に次々と並び、摩尼宝の網がその上を覆っていた。阿僧祇もの摩尼宝が大いなる光を放ち、阿僧祇もの様々な妙宝が地面を荘厳し、多くの香りの蔵が香りの雲を湧き出し、その香りは広く法界を薫じていた。さらに、無数の様々な宝幢が建てられていた。すなわち、無量の宝香幢、無量の宝衣幢、無量の宝幡幢、無量の宝繒幢、無量の宝華幢、無量の宝瓔珞幢、無量の宝鬘幢、無量の宝鈴幢、無量の威徳宝網幢、無量の摩尼宝王傘蓋幢、無量の光明普照摩尼王幢、無量の一切如来の名号の円満な音声を出す摩尼王幢、無量の師子遊歩摩尼王幢、無量の一切如来の本生の相応する行いの海を説く摩尼王幢、無量の法界の様々な影像を普く現す摩尼王幢――このようなあらゆる妙宝の幢は十方に遍く満ち、至る所を飾り立てていた。
爾時,逝多林上虛空之中有不思議天寶宮殿諸樓閣雲;復有無數香樹雲、不可說須彌山雲、不可說妓樂雲、出美妙音歌讚如來,不可說寶蓮華雲遍覆莊嚴,不可說寶師子座雲、敷以天衣菩薩坐上歎佛功德,不可說天王形像摩尼寶雲、不可說白真珠雲、不可說赤真珠寶樓閣雲遍覆莊嚴、不可說一切堅固金剛珠雲雨莊嚴具,如是一切寶莊嚴雲皆悉盡於虛空法界周遍嚴飾。何以故?如來所種清淨善根不思議故,如來所成白淨法聚不思議故,如來威力祕密加持不思議故,如來神變能以一身普遍一切諸佛世界不思議故,如來能以神力普令十方一切諸佛及佛國土皆入其身不思議故,如來能於一極微塵中普現一切差別世界不思議故,如來能於一一毛端現過去際一切諸佛出興次第不思議故,如來能於一一毛孔放大光明一一光明悉能顯照一切世界不思議故,如來能於一一毛孔出一切佛剎極微塵數變化雲充滿一切諸佛剎土不思議故,如來能於一一毛孔普現十方一切世界成、住、壞劫不思議故;如於此逝多林給孤獨園見佛國土清淨莊嚴,如是十方盡法界、虛空界、一切世界亦如是見。所謂:見如來身遍逝多林,菩薩眾會各各圓滿;見普雨一切莊嚴具雲,莊嚴建立;見普雨一切寶威力光明雲,照曜法界;見普雨一切摩尼寶雲,周遍莊嚴;見普雨一切莊嚴蓋雲,覆一切剎;見普雨一切天身變化雲,皆妙嚴飾;見普雨一切華樹雲,其華開敷猶如海藏;見普雨一切繒綵雲,盤旋宛轉;見普雨一切衣服雲,繽紛而下;見普雨一切華鬘瓔珞雲,相續不絕;見普雨一切燒香雲,其形旋轉如眾生身;見普雨一切妙寶華網雲,周遍莊嚴、相續不斷;見普雨一切末香雲,香氣周流彌布十方;見普雨一切眾寶幢幡雲,天女執持,周旋空界;見普雨一切寶蓋雲,其蓋周圓眾寶所成微妙蓮華莊嚴其上,流出樂音聲聞法界;見普雨一切寶師子座雲,如諸眾生所有形像,雜寶鬘網瓔珞莊嚴。
その時、逝多林の虚空の上には、思議を超えた天の宝宮殿や楼閣の雲がありました。 また、数え切れない香りの樹木の雲、言葉にできない須弥山の雲、言葉にできない音楽の雲が、美しい音を奏でて如来を讃えていました。 言葉にできない宝蓮華の雲が、あまねく覆い荘厳し、言葉にできない宝の師子座の雲があり、天の衣を敷いて菩薩がその上に座り、仏の功徳を讃歎していました。 言葉にできない天王の姿をした摩尼宝の雲、言葉にできない白い真珠の雲、言葉にできない赤い真珠の宝楼閣の雲があまねく覆い荘厳し、言葉にできないすべての堅固な金剛珠の雲が荘厳な具を降らせていました。 このように、すべての宝の荘厳雲は、虚空と法界のすべてにわたって、余すところなく飾り立てられていました。 なぜなら、如来が植えられた清らかな善根は思議を超え、如来の成された白く清らかな法の集まりは思議を超え、如来の威力の秘密の加持は思議を超え、 如来の神変は一身にしてすべての仏の世界にあまねく及ぶことが思議を超え、如来の神力は十方のすべての仏と仏の国土をその身の中に収めることが思議を超え、 如来は一つの極微の塵の中にあらゆる差別のある世界を現すことが思議を超え、如来は一つの毛の先に過去のすべての仏が出現した次第を現すことが思議を超え、 如来は一つの毛穴から大光明を放ち、その一々の光明がすべての世界を照らし顕すことが思議を超え、如来は一つの毛穴からすべての仏世界の極微の数ほどの変化の雲を出し、すべての仏国土を満たすことが思議を超え、 如来は一つの毛穴に十方のすべての世界の成・住・壊の劫を現すことが思議を超えるからです。 この逝多林の給孤独園で仏の国土の清らかな荘厳をこのように見るように、十方の法界と虚空界のすべての世界でもまた、このように見ることができました。 すなわち、如来の身が逝多林にあまねくおられるのを見、菩薩の集会はそれぞれに円満であり、 あらゆる荘厳の具の雲を普く降らせて荘厳を建立するのを見、 あらゆる宝の威力の光明の雲を普く降らせて法界を照らすのを見、 あらゆる摩尼宝の雲を普く降らせて周辺に荘厳するのを見、 あらゆる荘厳の蓋の雲を普く降らせてすべての世界を覆うのを見、 あらゆる天の身の変化の雲を普く降らせてすべてが妙に荘厳するのを見、 あらゆる花の樹木の雲を普く降らせ、その花は咲き誇り海の蔵のようであるのを見、 あらゆる絹の雲を普く降らせ、それが旋回しゆったりと動くのを見、 あらゆる衣服の雲を普く降らせ、それが乱れ舞い落ちるのを見、 あらゆる花鬘と瓔珞の雲を普く降らせ、それが途切れることなく続くのを見、 あらゆる焼香の雲を普く降らせ、その形が衆生の身のように旋回するのを見、 あらゆる妙なる宝の花網の雲を普く降らせ、周辺を荘厳し続けて絶えないのを見、 あらゆる抹香の雲を普く降らせ、その香気が十方にあまねく流れるのを見、 あらゆる宝の幢幡の雲を普く降らせ、天女がそれを捧げ持ち虚空を巡るのを見、 あらゆる宝の蓋の雲を普く降らせ、その蓋は円く、衆宝で作られ、微妙な蓮華がその上を荘厳し、そこから音楽の音が流れ出て法界に聞こえるのを見、 あらゆる宝の師子座の雲を普く降らせ、それは諸々の衆生のあらゆる形象のようであり、様々な宝の鬘や網や瓔珞で荘厳されているのを見ました。
爾時,毘盧遮那如來住此師子頻申三昧,即時東方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名金沙燈雲幢,佛號毘盧遮那吉祥威德王;於彼如來大眾海中有菩薩摩訶薩名毘盧遮那焰願藏光明,與不可說佛剎極微塵數諸菩薩俱,受彼佛教;從彼佛土道場眾海而來,向此娑婆世界毘盧遮那佛所,悉以神力出興種種諸供養雲;所謂:天華雲、天香雲、天寶蓮華雲、天鬘雲、天寶雲、天瓔珞環釧雲、天寶蓋雲、天妙衣雲、天寶幢幡雲、天一切妙寶莊嚴具雲,皆悉充滿虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於東方化作寶莊嚴樓閣,摩尼寶網彌覆其上;於樓閣中化作光照十方摩尼寶王大蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上,結跏趺坐,以大如意摩尼寶網羅覆其身。
その時、毘盧遮那如来はこの「師子頻申三昧」にお入りになりました。するとただちに、東方の、言葉にできないほどの多くの仏の世界を極微の塵の数ほども超えた彼方に、「金沙燈雲幢」という名の世界の海があり、そこに「毘盧遮那吉祥威徳王」という名の仏がおられます。その如来の大いなる大衆の海の中に、「毘盧遮那焔願蔵光明」という名の大菩薩がおられ、言葉にできないほどの多くの菩薩たちと共に、その仏の教えを受けていました。彼らはその仏の国土の道場の大衆の海からやって来て、この娑婆世界の毘盧遮那仏のところへ向かいました。皆、神通力によっていろいろな供養の雲を出現させました。それは、天の花の雲、天の香りの雲、天の宝の蓮華の雲、天の花飾りの雲、天の宝の雲、天の瓔珞や腕輪の雲、天の宝蓋の雲、天の妙なる衣の雲、天の宝の幢幡の雲、天の一切の妙宝の荘厳具の雲であり、全てが虚空と法界に満ち渡りました。仏のところに到着すると、仏の足に頭を付けて礼をし、供養としました。敬礼を終えると、東方に宝で荘厳された楼閣を化現し、摩尼宝の網がその上を覆いました。その楼閣の中に、十方を照らす摩尼宝の王である大蓮華蔵の師子座を化現し、諸々の菩薩の衆はそれぞれその上に結跏趺坐し、大きな如意摩尼宝の網をその身の上に掛けました。
南方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名金剛海藏,佛號普光遍照吉祥藏王;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名難摧伏速疾精進王,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,悉以神力齎持種種微妙寶鬘諸供養具,交絡莊嚴;所謂:持一切妙寶香華鬘、持一切妙寶輪網鬘、持一切寶華瓔珞鬘、持一切金剛寶瓔珞鬘、持一切摩尼寶網鬘、持一切諸寶繒綵鬘、持一切寶形像瓔珞鬘、持一切出現吉祥光摩尼寶瓔珞鬘、持一切毘盧遮那摩尼莊嚴寶網鬘、持一切師子遊步摩尼寶瓔珞網鬘,悉以神力充滿一切諸世界海,既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於南方化作毘盧遮那眾寶莊嚴勝妙樓閣,摩尼寶網彌覆其上;於樓閣中化作普照十方摩尼寶蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,以天拘蘇摩妙寶華網羅覆其身。
南方より、言葉を超えた数の仏の国土を数えきれないほど超えた世界の海の外に、金剛海蔵という名の世界の海がある。そこにいる仏の名は普光遍照吉祥蔵王如来という。その如来の大衆の中に、難摧伏速疾精進王という名の菩薩摩訶薩がおり、数えきれない世界の海の微塵ほどの数の菩薩たちと共に、その仏の集会からこの如来のもとへと向かった。皆、神通力をもって、さまざまな微妙な宝の鬘や供養の道具を持ち寄り、交錯して荘厳した。すなわち、全ての妙なる宝の香華の鬘、全ての妙なる宝の輪網の鬘、全ての宝華の瓔珞の鬘、全ての金剛宝の瓔珞の鬘、全ての摩尼宝の網の鬘、全ての諸宝の繒綵の鬘、全ての宝の形像の瓔珞の鬘、全ての出現する吉祥の光を放つ摩尼宝の瓔珞の鬘、全ての毘盧遮那摩尼で荘厳された宝網の鬘、全ての獅子が歩む姿の摩尼宝の瓔珞網の鬘を持ち、神通力をもって全ての世界の海を満たした。如来のもとに到着すると、頂礼して仏の足を礼拝し、供養とした。敬意を表し終えると、すぐに南方において、毘盧遮那の衆宝で荘厳された勝れた妙なる楼閣を化現し、摩尼宝の網がその上を覆った。楼閣の中には、普く十方を照らす摩尼宝の蓮華蔵の獅子座を化現し、諸々の菩薩たちはそれぞれその上に結跏趺坐し、天の拘蘇摩妙宝華網をその身の上に掛け巡らせた。
西方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名須彌山幢毘盧遮那摩尼寶燈,佛號法界智燈王;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名普遍出生吉祥威德王,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,悉以神力出興種種須彌山雲;所謂:不可說佛剎極微塵數種種色幢須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種色塗香、燒香、末香須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種色金光莊嚴摩尼寶王眾妙資具須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種焰光圓滿莊嚴星宿幢須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種妙色金剛月藏摩尼寶王莊嚴境界須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種光明普照法界,閻浮檀金摩尼王幢須彌山雲;不可說佛剎極微塵數種種法界差別,光明普照一切摩尼王幢須彌山雲;不可說佛剎極微塵數一切如來差別相好摩尼寶王須彌山雲;不可說佛剎極微塵數一切如來本所修行諸菩薩行本事因緣相應行海微妙音聲摩尼王幢須彌山雲;不可說佛剎極微塵數一切如來遍坐道場摩尼寶王須彌山雲;一一充滿虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於西方化作一切香王樓閣,真珠寶網彌覆其上;於樓閣中化作種種因陀羅差別光幢摩尼寶王妙蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,冠以如意摩尼寶冠,以妙色差別摩尼珠網羅覆其身。
西方、はかりしれない仏の世界を超えた微塵の数ほどの世界の海を過ぎたところに、須弥山の幢(はた)と毘盧遮那の摩尼宝の灯りと名づけられた世界の海がある。その世界の仏の名は法界智灯王という。
その如来の大いなる大衆の海の中に、普遍出生吉祥威徳王という名の大菩薩がおられた。数えきれない世界の海の微塵の数ほどの菩薩たちとともに、かの仏の集会からこの釈迦如来のもとへと向かわれた。そして、神通力によって、さまざまな須弥山の雲を現し出された。すなわち、
- 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な色の幢の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な色の塗香・焼香・抹香の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な色の金色の光明に飾られた摩尼宝王や、さまざまな素晴らしい道具の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な炎の光が満ち足りて輝く星宿の幢の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な美しい色の金剛月蔵の摩尼宝王が飾る境界の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な光が法界を普く照らす、閻浮檀金の摩尼王の幢の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、様々な法界の違いに応じて光明が普くすべてを照らす摩尼王の幢の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、すべての如来の異なる相好(特徴的な姿)を表す摩尼宝王の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、すべての如来が本来修行された菩薩行の物語や因縁にふさわしい行いの海、その微細な音声を表す摩尼王の幢の須弥山の雲 - 数えきれない仏の世界の微塵の数ほどの、すべての如来が道場に坐しておられる様子を表す摩尼宝王の須弥山の雲
これらの雲は、虚空と法界のすみずみまで満たした。
かの菩薩たちは釈迦如来のもとに到着すると、頭を如来の足に触れさせて礼拝し、供養をなされた。その礼拝を終えると、西方にすべての香王の楼閣を現し出し、真珠の宝網でその上を覆った。その楼閣の中には、様々なインドラ神の網のような光の幢と摩尼宝王の美しい蓮華の蔵からなる獅子の座を現し出した。菩薩たちはそれぞれその上に結跏趺坐し、如意摩尼宝の冠をかぶり、美しい色の様々な摩尼珠の網でその身を覆われた。
北方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名寶衣光焰幢,佛號吉祥大光明遍照一切虛空法界;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名無礙吉祥勝藏王,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,悉以神力出興一切妙寶衣雲,周遍莊嚴盡虛空界;所謂:黃色光明摩尼寶王衣雲、種種香熏摩尼寶王衣雲、淨妙日幢摩尼寶王衣雲、金焰熾盛吉祥光照摩尼寶王衣雲、雜寶流光摩尼寶王衣雲、一切上妙星宿形像摩尼寶王衣雲、白玉光焰因陀羅網摩尼寶王衣雲、毘盧遮那殊勝赫奕吉祥光焰摩尼寶王衣雲、光照諸境能令十方一切法界皆出光明互相涉入毘盧遮那摩尼寶王衣雲、大海莊嚴摩尼寶王衣雲,如是等雲一一充滿虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養。修敬畢已,即於北方化作大海出生摩尼寶王樓閣,及毘瑠璃寶勝蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,以星宿幢妙莊嚴藏摩尼寶王為髻明珠,以師子遊步妙威德王摩尼寶網羅覆其身。
北方、はかりしれない仏の国土の極微塵ほどの世界海を過ぎた外に、宝衣光炎幢と名づける世界海がある。そこに住む仏の名は、吉祥大光明遍照一切虚空法界という。その如来の大衆の海の中に、無礙吉祥勝蔵王という名の大菩薩がいる。その菩薩は、はかりしれない世界海の極微塵ほどの多くの菩薩たちと共に、その仏の集会からこの如来のところへ向かった。彼らは皆、神通力によって、あらゆる妙なる宝衣の雲を現し出し、虚空の世界全体をくまなく荘厳した。すなわち、黄色い光明の摩尼宝王の衣雲、さまざまな香で薫じられた摩尼宝王の衣雲、清らかで美しい日幢摩尼宝王の衣雲、金色の炎が盛んに燃え吉祥の光が照らす摩尼宝王の衣雲、種々の宝が光を流す摩尼宝王の衣雲、あらゆる勝れた星宿の形をした摩尼宝王の衣雲、白玉の光炎と因陀羅網の摩尼宝王の衣雲、毘盧遮那の殊勝で赫奕たる吉祥の光炎の摩尼宝王の衣雲、諸々の境を照らし十方のすべての法界に光を出させ互いに映り合わせる毘盧遮那摩尼宝王の衣雲、大海を荘厳する摩尼宝王の衣雲。このような雲が、一つ一つ虚空の法界に満ちわたった。
やがて仏の御前に到り、頭を仏の足に頂いて供養した。礼拝を終えると、すぐに北方において、大海から生じる摩尼宝王の楼閣と、毘瑠璃宝の勝れた蓮華蔵の獅子の座を変化させて作り出し、諸々の菩薩たちはそれぞれその上に結跏趺坐した。星宿幢の妙荘厳蔵摩尼宝王を髻の明珠とし、獅子の遊歩する妙威徳王の摩尼宝の網をその身に覆った。
東北方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名一切大地王,佛號放寶光網遍照法界無相眼;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名妙變化遍法界願月王;與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,悉以神力化作種種妙寶嚴飾諸樓閣雲;所謂:現一切寶幢樓閣雲、現一切香王樓閣雲、現一切燒香樓閣雲、現一切白栴檀香樓閣雲、現一切拘蘇摩花樓閣雲、現一切摩尼寶王樓閣雲、現一切金剛寶王樓閣雲、現一切閻浮檀金樓閣雲、現一切繒綵衣服樓閣雲、現一切眾妙蓮華樓閣雲,如是等雲一一彌覆虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於東北方化作一切法界門妙寶山峯摩尼寶王樓閣,及無比香王摩尼寶蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,冠以種種雜色摩尼寶王妙莊嚴冠,以拘蘇摩華如意寶網羅覆其身。
東北の方角、数え尽くせないほどの仏の国の果てにある微細な塵の数の世界海を超えた先に、「一切大地王」という名の世界海があります。そこに住む仏様の名は「宝の光の網を放って法界を遍く照らす無相の眼」とおっしゃいます。その仏様の大いなる集いの中に、「妙なる変化を法界に施す願いの月の王」という名の大菩薩がおられます。その菩薩は、数え尽くせない世界海の微細な塵の数の菩薩たちと共に、あの仏の集いからこの世尊のもとへと向かわれました。みな神通力によって、様々な美しい宝で飾られた楼閣の雲を現しました。すなわち、あらゆる宝の幢(はた)の楼閣の雲、あらゆる香りの王の楼閣の雲、あらゆる焼香の楼閣の雲、あらゆる白栴檀(びゃくせんだん)の香りの楼閣の雲、あらゆるクスマ花(花)の楼閣の雲、あらゆる摩尼宝王の楼閣の雲、あらゆる金剛宝王の楼閣の雲、あらゆる閻浮檀金(えんぶだんごん)の楼閣の雲、あらゆる絹や染め物の衣服の楼閣の雲、あらゆる妙なる蓮華の楼閣の雲です。このような雲の一つ一つが、虚空や法界を余すところなく覆いました。やがて世尊のもとに到着すると、頭を仏様の足もとに付けて礼拝し、供養を捧げました。敬いを尽くした後、東北の方角に、あらゆる法界の門である妙宝の山の峯のような摩尼宝王の楼閣と、比類なき香りの王である摩尼宝の蓮華の蔵の獅子の座を現しました。菩薩たちはそれぞれその上に結跏趺坐(けっかふざ)し、頭には様々な色の摩尼宝王の美しい荘厳の冠をかぶり、クスマ花の如意宝の網をその身にまとっておられました。
東南方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名香雲莊嚴幢,佛號龍自在王;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名法慧光明威德王,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,悉以神力出興種種上妙寶色圓滿光明雲;所謂:金色幢圓滿光明雲、無量寶色圓滿光明雲、如來頂髻色圓滿光明雲、如來眉間毫相色圓滿光明雲、種種寶色圓滿光明雲、蓮華藏色圓滿光明雲、寶樹垂枝色圓滿光明雲、摩尼寶王色圓滿光明雲、閻浮檀金色圓滿光明雲、日月星宿色圓滿光明雲,如是等雲一一充滿虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於東南方化作離垢摩尼拘蘇摩華毘盧遮那吉祥摩尼寶王樓閣,及金剛摩尼寶蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,以眾寶光焰摩尼王網羅覆其身。
東南の方角、言葉にできないほどの数の仏の世界を超えた先に、「香雲荘厳幢」という名の世界の海があります。そこに住む仏は「龍自在王」とお呼びします。その仏の大いなる会衆の中に、「法慧光明威徳王」という名の菩薩がおられました。その菩薩は、言葉にできないほどの世界の海の極微の塵ほどの数の菩薩たちと共に、かの仏の教えの場から、釈尊のおられる場所へと向かいました。
彼らは皆、神通力によって、様々な最も優れた宝の色をした、円満な光明の雲を出現させました。すなわち、金色の幢(はた)の形をした円満光明の雲、無数の宝の色をした円満光明の雲、如来の頂上の髻(もとどり)の色をした円満光明の雲、如来の眉間の白毫(びゃくごう)の色をした円満光明の雲、様々な宝の色をした円満光明の雲、蓮華の花びらの色をした円満光明の雲、宝の木々が枝を垂れる様子の色をした円満光明の雲、摩尼宝珠の王の色をした円満光明の雲、閻浮壇(えんぶだん)の金の色をした円満光明の雲、日月星辰の色をした円満光明の雲などです。
これらの雲は、一つ一つが虚空と法界のすべてに満ち渡りました。そして、釈尊のおられる場所に到着すると、頭を仏の足に付けて礼拝し、供養を捧げました。礼拝を終えると、すぐに東南の方角に、あらゆる汚れを離れた摩尼宝珠の拘蘇摩華(クスムカ)でできた、毘盧遮那(ビルシャナ)の吉祥摩尼宝珠の王の楼閣と、金剛摩尼宝珠の蓮華の蔵(くら)の獅子の座を出現させました。菩薩たちは皆、それぞれの座の上に結跏趺坐(けっかふざ)し、多くの宝の光炎でできた摩尼珠の王の網を身体の上に覆い被せました。
西南方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名日藏光明摩尼寶王,佛號普智光照法月王;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名摧碎一切魔力智幢王,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,於一切毛孔出等虛空界種種焰雲;所謂:拘蘇摩華寶焰雲、種種音樂寶焰雲、一切色寶焰雲、金剛寶焰雲、種種香熏眾寶衣焰雲、如龍電光寶焰雲、毘盧遮那摩尼寶焰雲、騰輝摩尼寶焰雲、吉祥熾盛光藏摩尼寶焰雲、等三世如來普光教海摩尼寶焰雲,如是等雲一一皆從毛孔中出,遍虛空界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於西南方化作一念普現十方法界種種光明摩尼寶王樓閣,及香焰燈光摩尼寶王勝蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,以離垢藏摩尼寶王妙光明網羅覆其身。
南西の方角、言葉にできないほどの数の仏の世界を超えた先に、太陽の蔵のような光明を持つ摩尼宝王という名の世界があります。そこにいる仏の名は普智光照法月王といいます。その仏の大衆の中に、摧碎一切魔力智幢王という名の菩薩がいました。彼は、数えきれない世界の埃ほどの数の菩薩たちと共に、その仏の集会からこちらの如来のもとへ向かいました。その菩薩のすべての毛孔からは、虚空いっぱいに広がる様々な焰の雲が湧き出ていました。それは、クムシュマの花の宝の焰の雲、様々な音楽の宝の焰の雲、あらゆる色の宝の焰の雲、金剛の宝の焰の雲、様々な香りを放つ宝の衣の焰の雲、龍の電光のような宝の焰の雲、毘盧遮那の摩尼宝の焰の雲、輝く摩尼宝の焰の雲、吉祥に燃え盛る光の蔵の摩尼宝の焰の雲、三世の如来の普遍的な光の教えの海のような摩尼宝の焰の雲などです。これらの雲は一つ一つが毛孔から湧き出て、虚空全体に広がりました。そして、如来のもとに到着すると、頭を如来の足に付けて礼拝し、供養しました。礼拝を終えると、すぐに南西の方角に、一念のうちに十方の法界を現す様々な光明を持つ摩尼宝王の楼閣と、香りの焰の灯りの光を持つ摩尼宝王の優れた蓮華の蔵の獅子の座を出現させました。菩薩たちはそれぞれその上に結跏趺坐し、離垢蔵の摩尼宝王の妙なる光明の網でその身を覆いました。
西北方過不可說佛剎極微塵數世界海,外有世界海名毘盧遮那願藏,佛號普光遍照須彌山王;於彼如來大眾海中,有菩薩摩訶薩名毘盧遮那願智星宿幢,與不可說世界海極微塵數諸菩薩俱,從彼佛會向如來所,於念念中各於其身一切相好、一切肢分、一切毛孔一一皆出三世一切諸影像雲;所謂:出一切如來影像雲、出一切菩薩影像雲、出一切如來眾會影像雲、出一切如來變化輪影像雲、出一切如來本事海相應身影像雲、出一切聲聞、辟支佛影像雲、出一切如來菩提樹種種光色影像雲、出一切如來神通影像雲、出一切世主身影像雲、出一切清淨佛剎影像雲、念念出生如是等雲一一充滿虛空法界;既至佛所,頂禮佛足以為供養;修敬畢已,即於西北方化作普照十方毘盧遮那摩尼寶王莊嚴藏樓閣,及光明遍照一切世間摩尼寶王大蓮華藏師子之座,諸菩薩眾各於其上結跏趺坐,冠以普焰光明摩尼寶冠,以無能勝光明真珠網羅覆其身。
大方廣佛華嚴經卷第一