第四疑
問:「等是念求生一佛淨土,何不十方佛土中,隨念一佛淨土隨得往生,何須偏念西方彌陀佛耶?」
答:「凡夫無智,不敢自專,專用佛語,故能偏念阿彌陀佛。云何用佛語?釋迦大師一代說法,處處聖教,唯勸眾生,專心偏念阿彌陀佛,求生西方極樂世界。如《無量壽經》、《觀經》、《往生論》等,數十餘部經論文等,殷勤指授,勸生西方,故偏念也。又彌陀佛別有大悲四十八願,接引眾生。又《觀經》云:『阿彌陀佛有八萬四千相,一一相有八萬四千好,一一好放八萬四千光明遍照法界,念佛眾生,攝取不捨。』若有念者,機、感相應,決定得生。又《阿彌陀經》、《大無量壽經》、《鼓音王陀羅尼經》等云:『釋迦佛說經時,皆有十方恒沙諸佛,舒其舌相,遍覆三千大千世界,證成一切眾生念阿彌陀佛,乘佛大悲本願力故,決定得生極樂世界。』當知阿彌陀佛與此世界,偏有因緣。何以得知?《無量壽經》云:『末世法滅之時,特駐此經,百年在世。接引眾生,往生彼國。』故知阿彌陀佛與此世界極惡眾生,偏有因緣。其餘諸佛,一切淨土,雖一經、兩經,略勸往生;不如彌陀佛國,處處經論,殷勤叮嚀,勸往生也。」
答え:『凡夫には智慧がなく、自ら勝手に判断することはできません。ひたすら仏の教えを用いるため、阿弥陀仏を専らに念じることができるのです。どのように仏の教えを用いるのでしょうか? 釈迦大師が生涯に説かれた教えのいたるところで、聖なる教えはただ衆生に、専ら心を込めて阿弥陀仏を念じ、西方極楽浄土に生まれたいと願うよう勧めています。例えば『無量寿経』『観経』『往生論』など、数十にのぼる経典や論釈において、懇切丁寧に指し示し教え、西方に生まれるよう勧めているので、専らに念じるのです。また、阿弥陀仏には特別に大きな慈悲の四十八の誓願があり、衆生を導き迎え入れます。また『観経』にはこうあります。「阿弥陀仏には八万四千の相があり、それぞれの相に八万四千の好があり、それぞれの好から八万四千の光明を放って法界を照らし、念佛する衆生を救い取って決して捨てない。」もし念じる者があれば、機(お互いの条件)と感(仏の働き)が相応して、必ず往生することができるのです。また『阿弥陀経』『大無量寿経』『鼓音王陀羅尼経』などにはこうあります。「釈迦仏がこれらの経を説かれた時、十方の河の砂の数ほどの多くの諸仏が、その舌の相を延ばして三千大千世界に広く覆い、すべての衆生が阿弥陀仏を念じ、仏の大きな慈悲の本願の力に乗って、必ず極楽世界に往生できることを証明された。」知るべきです、阿弥陀仏はこの世界と特別に縁があります。どうして分かるのでしょうか? 『無量寿経』にはこうあります。「末法の世で教えが滅びる時にも、特にこの経だけを百年の間とどめて、衆生を導き、かの国に往生させる。」このことから、阿弥陀仏はこの世界の極めて悪い衆生と、特別に縁があることが分かります。その他の諸仏のすべての浄土についても、一つの経や二つの経で、簡単に往生を勧めることはありますが、阿弥陀仏の国のように、あらゆる経論で懇切丁寧に、繰り返し往生を勧めているようなことはありません。』