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古清涼伝 (古清涼傳)


古清涼傳序

古清涼伝 序

夫。紫府名山。七佛師棲真之處。清涼聖境。萬菩薩晦跡之方。亘於古今。備於圖籍。芬馥之異華靈草。瑩潔之幽石寒泉。瑞氣吐於林中。祥雲橫於嶺上。蒼巖入夜烱烱而燈燭常明。碧洞侵晨。殷殷而鼓鐘恒響。老人蕭散於溪谷。童子游戲於烟霞。燦燦之樓閣莊嚴。巍巍之殿堂崇麗。或則高僧遠訪。或則貴族親臨。觀化儀結得道之緣。瞻相好發至誠之願。修殊因於此日。證妙果於他生。恒覩玉毫之光。常居金色之界。其悟達者。識心而見性。其歸依者。殄障而消災。可謂福不唐捐。功不虛棄。編聯傳記。流布寰區。誘引顓愚。咸深諦信。齊登覺路。俱造玄門。同乘般若之舟共昇涅槃之岸。大定辛丑歲二月十七日。永安崇壽禪院雪堂中隱沙門廣英。謹序。

紫府の名山は、七仏の師が棲み、真を悟る所である。 清凉の聖境は、万の菩薩がその跡を隠す方である。 古より今に至るまで、図録に詳しく記されている。 香り高い珍しい花や霊草、澄み清らかな幽かな石と冷たい泉。 林の中からは瑞気が吐き出され、嶺の上には祥雲がたなびく。 青い岩山は夜になると、燈火がきらめいて常に明るく、 碧い洞窟は朝になると、太鼓と鐘の音がとどろき響きわたる。 老人は谷川でのんびりとくつろぎ、童子はけむる霞の中で遊んでいる。 燦然と輝く楼閣は荘厳で、高くそびえる殿堂は麗しく崇められている。 ある時は高僧が遠くから訪れ、ある時は貴族が自ら参拝する。 その尊い姿を観れば、悟りを得る縁が結ばれ、 その相好を仰ぎ見れば、至誠の願いが発せられる。 この日に特別な因を修め、来世で妙なる果を証する。 常に玉のような仏の光を目にし、常に金色の世界に住む。 悟りに達した者は、心を識り、自らの本性を見る。 帰依した者は、障りを絶ち、災いを消す。 まさに福は無駄に施されることなく、功徳は虚しく捨てられることはないと言えよう。 伝記を編み連ね、世界中に広く流布し、 愚かな者を導き、皆が深く真実を信じ、 共に悟りの道に登り、共に玄妙の門に至る。 同じく般若の舟に乗り、共に涅槃の岸に昇ろう。

大定辛丑年二月十七日、永安崇寿禅院の雪堂中隠沙門、広英が謹んで序す。

古清涼傳卷上

古清涼伝 巻上

唐朝藍谷沙門慧祥撰

唐の藍谷沙門・慧祥撰

  • 立名標化一
  • 封域里數二
  • 古今勝跡三

1 立名標化

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