No. 1597-1-e
No. 1597-1-e
補處慈風。充滿人寰。應期降跡。大轉法輪。宏濟萬類。普度群生。在雙林為傅大士。在岳林為布袋僧。往來二十餘年。袒胸微笑。隱德如痴。舉世人莫識其繇矣。癸亥夏。楷庵老人大暢玄風於行道之際。拉銘同往雲間。遨遊峰泖。募顧聞遠。助貲重鐫茲傳。適超果方丈遇周易垂先生。談及斯舉。欣然序其事。乃知前代沙門曇噩.廣如二公。俱從圓覺靈明處。寫出無數奇緣幻跡於兜率宮中。大家團圞一笑。却也自在。
補処の慈風、人寰に満ち満ち、時節に応じて迹を現し、大いに法輪を転ず。広く万物を済い、群生を普く度す。双林にては傅大士となり、岳林にては布袋僧となる。往来すること二十余年、胸をはだけて微笑し、その徳を隠して痴の如し。世の人々、誰もその由を知る者はいない。
癸亥の夏、楷庵老人が行道の際に大いに玄風を暢び、銘(めい)を連れて雲間(うんかん)へと赴いた。峰泖(ほうろう)を逍遥し、顧聞遠(こぶんえん)に請うて、資金を助けてもらい、この伝記を再び彫刻することとなった。ちょうど超果(ちょうか)の寺の住職(方丈)で周易垂先生に会い、この事について話し合うと、彼は喜んでその経緯の序文を書いてくれた。
ここにおいて、先代の沙門である曇噩・広如の二大徳も、みな円覚(えんがく)の霊明なる境地から、数々の不思議な縁と幻の跡を兜率宮(とそつぐう)の中に書き出したのだと知る。皆が揃ってにっこり笑い合う。それもまた自在なことである。
剡上璧城居士戴銘案王氏敬䟦并書
ここに、璧城居士(へきじょうこじ)戴銘の案(あん)に、王氏が敬(つつし)んで跋(ばつ)を書き、併せて書したものである。