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  1. 禅林象器箋 (禪林象器箋)
  2. 第1巻 (第一)
  3. 第一類 區界門
  4. 叢林 (叢林)
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禅林象器箋 (禪林象器箋)


智度論云。僧伽秦言眾。多比丘一處和合。是名僧伽譬如大樹叢聚。是名為林。一一樹。不名為林。除一一樹。亦無林。如是。一一比丘。不名為僧。除一一比丘。亦無僧。諸比丘和合。故僧名生。

『智度論』にはこうあります。「僧伽(そうぎゃ)とは、中国語で『衆』を意味します。多くの比丘(びく)が一か所に和合(わごう)して集まっていること、これを僧伽といいます。たとえば、大木が群れをなして集まっているのを『林』と呼ぶようなものです。一本一本の木は、それだけでは林とは言えません。しかし、その一本一本の木がなければ、林もまた存在しません。これと同じように、一人一人の比丘は、それだけでは僧とは言えません。しかし、その一人一人の比丘がいなければ、僧もまた存在しないのです。諸(もろもろ)の比丘が和合することによって、僧という名が生まれるのです。」

祖庭事苑云。梵語貧婆那。此云叢林。大論云(如上所引)。又大莊嚴論云。如是眾僧者。乃是勝智之叢林。一切諸善行。運集在其中。又雜阿含二十五。佛告阿難。汝遙見彼青色叢林否。唯然已見。是處名曰優留曼荼山。如來滅後百歲。有商人子。名優波掘多。當作佛事。教授師中。最為第一。即四祖優波毱多。梵音楚夏爾。以祖師居之。今禪庭稱叢林也。

『祖庭事苑』に記されている。 梵語で「貧婆那」という。 これを「叢林」と訳す。

『大論』には(上記のように引用されている)とある。 また『大莊嚴論』には、 「このような僧の集まりは、優れた智慧の叢林である。 あらゆる善行が、その中に集まって運ばれる」とある。

さらに『雑阿含経』第二十五巻には、 仏が阿難に告げられた。 「汝は遠くに、あの青々とした叢林が見えるか」 「はい、はっきりと見えます」 「その場所を優留曼荼山という。 如来が滅された後、百年を経て、 商人の子に優波掘多という者が現れ、 仏の教えを広めるであろう。 その師匠の中でも、最も優れた第一人者となるであろう」 これが第四祖の優波毱多である。 梵音の違いによる表記の揺れである。

祖師がこの地に住まわれたことから、 今、禅の道場を「叢林」と呼ぶようになった。

忠曰。優留曼荼山在摩偷羅國。見雜阿含。又以優波毱多所居青色叢林。今禪庭稱叢林者。睦菴附會也。固無根據矣。

忠曰く、優留曼荼山は摩偷羅国にあり。雑阿含に見ゆ。また、優波毱多の住む青色の叢林をもって、今の禅庭が叢林と称するのは、睦菴の附会なり。固より根拠なし。

寶積經菩薩見實會云。過去有王。名曰尼彌。了達諸法。如法為王。(乃至)三十三天欲得見彼尼彌王。帝釋天主即告御臣名摩多棃莊嚴千馬寶車。往閻浮提鞞提呵國迎尼彌王。(乃至)爾時摩多棃又復將王到須彌頂。爾時尼彌王遙見青茂叢林。告摩多棃言。彼林定是不顛倒眾生。所居之處。摩多棃言。大王。此是忉利諸天善法之堂(廣說如彼)。

宝積経菩薩見実会にはこう説かれています。昔、尼弥という名の王がおりました。彼はすべての法を明らかに理解し、法に従って王として治めていました。三十三天の神々がこの尼弥王に会いたいと願い、帝釈天は臣下の摩多棃に命じて千頭の馬が引く宝車を整えさせ、閻浮提の鞞提呵国へ尼弥王を迎えに行かせました。こうして摩多棃は王を須弥山の頂上へと導いたのです。その時、尼弥王は遠くに青々と茂る林を見て、摩多棃に尋ねました。「あの林はきっと、心が乱れていない清らかな衆生の住む場所だろう。」摩多棃は答えました。「大王、これは忉利天の諸神が集う善法堂でございます。」

宋高僧傳石霜諸禪師傳云。諸得石霜山。便議終焉之志(云云)。堂中老宿。長坐不臥。屹若椔杌。天下謂之石霜枯木眾。是也。南方謂之叢林者。翻禪那。為功德叢林也。

宋高僧伝の石霜諸禅師伝に云う。諸は石霜山を得て、便ち終焉の志を議す(云云)。堂中の老宿は、長く坐して臥さず、屹として椔杌の若し。天下これを石霜枯木衆と謂う。是れなり。南方これを叢林と謂うは、禅那を翻して、功德叢林と為すなり。

大乘義章云。禪者。是其中國之言。此飜名為思惟修習。亦云功德叢林。(乃至)功德叢林者。從果為名。智慧神通。四無量等。是其功德。眾德積聚。說為叢林。定能生之因。從果目。是故說為功德叢林。

大乗義章に云う。禅とは、これは中国の言葉である。これを翻訳すれば思惟修習と名づけ、また功徳叢林ともいう。(乃至)功徳叢林とは、その果報に基づいて名づけたものである。智慧や神通、四無量心など、これらがその功徳である。多くの徳が積み重なり集まることを叢林に喩えている。禅定はこれらを生み出す因であり、その果報に注目して名づけられたのである。ゆえに功徳叢林と言うのである。

中峯本禪師東語西話云。世稱叢林者。蓋取喻於草木也。法道之所寄。材器之所從出焉。然草木培植則豐。沾濡則榮。霜雪則彫。斧斤則敗。叢林以無上大道為培植。以慈悲喜捨為沾濡。以偷安利養為霜雪。以貪欲瞋恚為斧斤。主叢林者。不諳其培植之道。沾濡之理。則草木病矣。况偷安利養之霜雪。貪欲瞋恚之斧斤。時時斫伐。而殞穫之。故其草木。區萌芽蘖。猶不暇。而欲望叢林之盛。材器之萃。難矣哉。
聯燈會要。智門光祚禪師章云。示眾云。汝等諸人。橫擔拄杖。出一叢林。入一叢林。儞道。叢林有幾種。或有栴檀叢林。栴檀圍繞。或有荊棘叢林。荊棘圍繞。或有荊棘叢林栴檀圍繞。或有栴檀叢林荊棘圍繞。只如四種叢林。是汝諸人。在阿那箇叢林裏。安身立命。若無安身立命處。虗踏破草鞋。閻羅王徵儞草鞋錢。有日在。
忠按四種叢林出智度論說。彼荊棘作伊蘭。
智度論云。如栴檀譬喻經中說。有栴檀林伊蘭圍之。有伊蘭林栴檀圍之。有栴檀栴檀以為叢林。有伊蘭伊蘭自相圍遶。佛諸阿羅漢。亦復如是。佛住善法解脫中。諸阿羅漢亦住善法解脫中。住法相應。眷屬莊嚴。佛以大眾圍遶。如須彌山王十寶山圍遶。如白香象王白香象圍遶。如師子王師子眾圍遶。佛亦如是。佛為世間無上福田。與諸弟子圍遶共住。
華嚴經淨行品云。若見叢林。當願眾生。諸天及人。所應敬禮。
長阿含經世記經閻浮提洲品。說閻浮樹邊空地。種種叢林名。

第一類 區界門
五山

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