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無門関 (無門關)

「無門關」について

宋 · 宗紹編 著

7,933 字 · 約 26 分

『無門関』は、宋代の禅僧・無門慧開禅師によって編纂された著名な禅宗公案集です。本書は南宋の紹定元年に成立し、四十八の重要な公案を収録し、それぞれに慧開の評唱と詩偈が添えられています。その核心思想は、心性の頓悟を強調し、道は平常心の中にあると説き、無門を法門として学人が執着を突破することを導きます。禅門の重要な典籍として、『無門関』はその鋭い機鋒と人心を直指する風格により、中国と日本の禅宗の発展に深い影響を与えました。書中の第一則「趙州無字」の公案は、後世の参禅者が心性を鍛える核心的な話頭となり、仏教思想史と実践体系において、代替えのきかない崇高な地位を占めています。


禪宗無門關

禅宗無門関

說道無門。盡大地人得入。說道有門。無阿師分。第一強添幾箇注脚。大似笠上頂笠。硬要習翁贊揚。又是乾竹絞汁。著得這些哮本。不消習翁一擲。一擲莫教一滴落江湖。千里烏騅追不得。紹定改元七月晦。習菴陳𡎖寫。

道に門なしと言えば、大地のすべての人が入ることができる。道に門ありと言えば、阿師(修行者)にも分け与えられない。第一に、強いて幾つかの注釈を加えるのは、笠の上に笠をかぶるようなものだ。無理に習翁の称賛を求めれば、乾いた竹を絞って汁を得ようとするようなもの。これら哮本(誤った教本)に執着するなら、習翁の一擲(一喝)さえ必要ない。一擲しても、一滴たりとも江湖(世俗)に落ちてはならない。千里を走る烏騅(名馬)でさえ追いつけない。紹定元年七月晦日、習菴陳𡎖書き記す。

紹定二年正月初五日。恭遇天基聖節。臣僧慧開。預於元年十二月初五日。印行拈提佛祖機緣四十八則。祝延今上皇帝聖躬萬歲萬歲萬萬歲。皇帝陛下。恭願聖明齊日月。叡算等乾坤。八方歌有道之君。四海樂無為之化。

紹定二年正月五日。天基聖節の佳節に恭しく遇いまして、臣僧慧開は、元年十二月五日より予め、佛祖の機縁四十八則を選び印行し、以て今上皇帝陛下の御聖寿、萬歳萬歳萬萬歲を祝延いたします。皇帝陛下に恭しく願わくは、聖明日月に齊しく、叡算乾坤に等しく、八方有道の君を歌い、四海無為の化を楽しまれんことを。

慈懿皇后功德報因佑慈禪寺前住持傳法臣僧慧開謹言

慈懿皇后の御功徳に報い、慈禅寺の前住職として法を伝える臣下の僧、慧開、謹んで申し上げます。


禪宗無門關

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