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  3. 13 諸仏還国品 (13 諸佛還國品)
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宝星陀羅尼経 (寶星陀羅尼經)


寶星陀羅尼經諸佛還國品第十三

宝星陀羅尼経 諸仏還国品第十三

爾時,一切諸佛世尊從十方來者,各從坐起現還國相。是時,大眾地及虛空住者悉皆戰怖,一切大地悉皆震動,從空雨華,於虛空中作百億樂,燒香末香從空而下,光明遍照此佛剎內,一切大眾皆悉合掌。

そのとき、十方から来られたすべての仏世尊は、それぞれ座から立ち上がり、自国へお帰りになる様子をお示しになりました。そのとき、大地の上や虚空に住む大衆は皆、震え怖れ、すべての大地はことごとく震動し、空から花が降り、虚空の中では百億の音楽が奏でられ、焼香や抹香が空から降りそそぎ、光明はこの仏の国土のうちをあまねく照らし、すべての大衆は皆、合掌しました。

爾時,娑婆世界主梵天王問大栴檀香佛言:「世尊!是諸眾生以何善根當得具足?諸佛世尊以幾種法加護眾生,於未來世得此法門,當受當持當讀當溫誦,及為餘人,當廣開示,書寫此經,書寫已安置家中?」

そのとき、娑婆世界の主である梵天王が、大栴檀香仏に問いかけました。「世尊、これらの衆生は、どのような善根によって具足を得ることができるのでしょうか。諸仏世尊は、いくつの法によって衆生を加護なさるのでしょうか。未来世においてこの法門を得たならば、受け持ち、保ち、読み、繰り返し誦み、また他の人々のために広く示し、この経を書き写し、書き写したものを家の中に安置すべきでしょうか。」

爾時,世尊大栴檀香如來告梵天王言:「如是,梵王!一切諸佛加護眾生六界之身,調伏魔黨故,息滅鬪亂故,成熟眾生故,妙法久住故,淨無上道故。如是一切諸佛世尊、諸大菩薩,有十種法加護眾生,於未來世得此法門,當受持讀誦,書寫經已安置家中。

そのとき、世尊である大栴檀香如来は梵天王に告げて言いました。「そのとおりです、梵王。すべての諸仏は衆生の六界の身を加護し、魔の仲間を調伏するため、闘いを鎮めるため、衆生を成熟させるため、妙法が長く住するため、無上道を清めるために働きます。このように、すべての諸仏世尊と諸大菩薩には、衆生を加護する十種の法があります。未来の世においてこの法門を得たなら、受持し読誦し、経を書き写して、家中に安置しなさい。

「何等為十?一者、一切諸佛諸大菩薩,慇懃付囑一切天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、伽樓羅、緊那羅、摩呼羅伽等,常令擁護受持法人,不起非法身口意業,示誨善法,隨所受用衣服飲食,常令豐足無病安隱,乃至捨己身命護持法人令無過失。二者、彼人所得念慧樂說,趣巧方便得無過失,及彼欲樂相應意覺深忍具足,隨所住心如空如地。三者、以四攝法勸諸四眾及餘眾生,得住善法取堅固身,三事清淨行菩提道。四者、得寶幢三昧,得是三昧巧能觀察諸三昧門。五者、彼持法人隨處命終,無量無數諸佛世尊、諸比丘眾、諸菩薩眾,常現在前將養說法。六者、諸佛世尊所說成就句義文字法時,悉皆得聞,即得一切最勝聖法無受喜樂;彼一切業障,隨彼命終最後剎那,捨壽死識得如法滅,猶如死法阿羅漢滅。七者、如所悕望清淨佛剎隨意化生,彼諸世尊住世將養,常說清淨大乘教法;彼持法人,於此大乘無障礙智,具足如虛空心而住。八者、不久於此功德,悉得具足。九者、彼持法人,穢濁佛土不復受生,除自本願。十者、速疾當得阿耨多羅三藐三菩提。是為十法。

「十の法とは何でしょうか。第一に、すべての仏とすべての大菩薩が、すべての天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・伽樓羅・緊那羅・摩呼羅伽などに、ねんごろに付嘱して、常に法を受持する人を擁護させます。その人が非法の身口意の業を起こさないようにし、善法を教え示し、受用する衣服や飲食に応じて、常に豊かで満たされ、病なく安穏であるようにさせます。さらには自らの身命を捨ててでも法を受持する人を護り、過失のないようにさせます。第二に、その人は得た念慧と楽説によって、巧みな方便へと趣き、過失がなくなります。また、その欲楽に相応する意の覚りは深い忍を具足し、心の住するままに空のごとく、地のごとくであります。第三に、四摂法によって四衆およびその他の衆生を勧め、善法に住して堅固な身を得させ、三つの事が清浄で菩提の道を行じます。第四に、宝幢三昧を得て、この三昧を得た者は巧みに諸々の三昧の門を観察することができます。第五に、その法を受持する人はどこで命終しても、無量無数の諸仏世尊、諸々の比丘衆、諸々の菩薩衆が常に目の前に現れ、養い育てて説法します。第六に、諸仏世尊が説かれる成就の句義文字の法を、すべて聞くことができ、ただちに一切の最も勝れた聖法の無受の喜楽を得ます。その一切の業障は、命終の最後の刹那に、寿命を捨て死識が滅するとき、法のごとくに滅し、ちょうど死法の阿羅漢が滅するかのようです。第七に、望むままの清浄な仏刹に随意に化生し、それらの世尊が世に住して養い育て、常に清浄な大乗の教法を説かれます。その法を受持する人は、この大乗において障礙のない智を、虚空のごとき心を持って具足して住します。第八に、まもなくこの功徳をことごとく具足することができます。第九に、その法を受持する人は、穢れた濁った仏土にはもはや受生しません。ただし自分の本願による場合は除きます。第十に、速やかに阿耨多羅三藐三菩提を得ることができます。これが十の法であります。」

「諸佛世尊以此十法加持法人,若於今時、若未來世,此妙正法當得熾然,若有受持此陀羅尼法門,乃至但書寫此經安置家中,一切諸佛諸大菩薩當擁護彼持法之人,一切煩惱悉得解脫,即是菩薩摩訶薩也。」

諸仏世尊はこの十法をもって法を保つ人を加持なさいます。もし今の時においても、未来世においても、この妙なる正法は盛んになるでしょう。もしこの陀羅尼の法門を受持し、あるいはただこの経を書き写して家の中に安置するならば、一切の諸仏と諸大菩薩はその法を持つ人を擁護なさいます。一切の煩悩はことごとく解脱を得て、その人はすなわち菩薩摩訶薩なのです。

爾時,世尊釋迦如來告釋梵護世:「諸善男子!此諸世尊,皆從十方普來會者,憐愍汝等諸眾生故,令此世界外物清淨故,成熟一切眾生故,顯示菩提行故,退魔黨故,建立法幢故,顯示一切佛事故,三寶種不斷故,滅一切病故,遮一切惡故,擁護一切怖畏故,斷一切惡見故,入菩提道故,滿足如來十力故,盡一切煩惱業故,說此希有大希有相。昔未曾有昔所未聞,甚深句義陀羅尼,擁護家宅城邑國土,乃至擁護此四天下,天、龍、人、非人等,穀藥花果,護說法師及聽法者,為得無著陀羅尼故,入如虛空智故,以一法式得一切智智故。

そのとき、世尊である釈迦如来は、帝釈天と梵天と護世四天王に告げられました。「善男子たちよ。これらの世尊方は、みな十方から広く集まって来られた方々です。あなたがた衆生を哀れみ慰めるため、この世界の外にあるものを清浄にするため、すべての衆生を成熟させるため、菩提の行を明らかに示すため、魔の仲間を退けるため、法の幢を立てるため、すべての仏の事業を明らかに示すため、三宝の種が断たれないようにするため、すべての病を滅するため、すべての悪を遮るため、すべての恐れを守り護るため、すべての悪い見方を断つため、菩提の道に入るため、如来の十力を満たすため、すべての煩悩と業を尽くすため、この希有でこの上なく希有な相をもつ、かつてなかった、かつて聞いたことのない、甚深な句義の陀羅尼を説かれるのです。これは家宅や城邑や国土を守り護り、さらにはこの四天下を守り護り、天・龍・人・非人などのために、穀物や薬や花や果物のために、説法者と聴法者を護るものです。無著陀羅尼を得るため、虚空のような智慧に入るため、一つの法式によって一切智智を得るためです。」

「復次,善男子!以此法門故,一切諸佛依入大悲智,以十種法護此佛剎中一一諸物增長不壞。善男子!一切諸佛菩薩,於此佛剎遍皆受用無空缺處,護持一切善法故。一切佛土所受生者,於此佛剎當起尊重禮拜,如塔廟想、如大師想,由此佛剎所受生者,善能建立一切法故,滅除業障五逆罪故,具不善法得不愛果盡無餘故,住諸善法。善男子!此是諸佛於此佛剎大丈夫業。善男子!汝等應當恭敬受持此法,若有在家及出家人受持此法者,及信此法者,汝等應當守護此人,汝等當得利益安樂故。」

「また、善男子よ。この法門があるがゆえに、一切の諸仏は大悲の智慧に入ることに依って、十種の法をもって、この仏刹の中の一つ一つの物が増長して壊れないよう護っています。善男子よ。一切の諸仏と菩薩は、この仏刹において隅々まで余すところなく受用し、一切の善法を護持しているのです。一切の仏土に生を受けた者は、この仏刹に対して尊重し礼拝し、塔廟を思うように、大師を思うようにすべきです。この仏刹に生を受けた者は、よく一切の法を建立することができるがゆえに、業障と五逆の罪を滅除するがゆえに、不善の法を具えて愛らしからぬ果を受けることが尽きて余りなくなるがゆえに、もろもろの善法に住するのです。善男子よ。これが、諸仏がこの仏刹においてなされる大丈夫の業です。善男子よ。あなたがたは、よく恭敬してこの法を受持すべきです。もし在家の人や出家の人でこの法を受持する者、またこの法を信じる者があれば、あなたがたはこの人を守護すべきです。あなたがたが利益と安楽を得るためです。」

爾時,俱蘇摩幢如來,於此法門稱揚功德,說如是偈:

そのとき、俱蘇摩幢如来は、この法門の功徳を称揚して、次のように偈を説かれました。

「淨金滿諸剎, 捨供諸如來,
不如持此經, 福德無邊量。」

「浄き金を諸国の隅々まで満たして、諸々の如来に布施として差し上げるよりも、この経を保つことのほうがすぐれています。その福徳は限りがありません。」

爾時,勝寶蓋如來亦復如是,稱歎此經無量功德,說如是偈:

そのとき、勝宝蓋如来もまた同じように、この経の無量の功德を称賛して、次の偈を説かれました。

「若持金寶聚, 施與恒沙佛,
不得如此福, 如彼持經者。」

金の宝を集めて、ガンジス川の砂の数ほどの仏に施しを与えても、この経典を保つ者の福には及びません。

爾時,須彌峯如來亦復如是,稱歎此經無量功德,說如是偈:

そのとき、須弥峯如来もまた同じように、この経の無量の功徳を称賛して、次の偈を説かれました。

「最上華聚蓋, 連布覆虛空,
普施於諸佛, 淨喜心供養。
末法欲盡時, 多諸怖畏事,
持此經福量, 諸佛不能說。」

最上の華を集めた蓋は、続けざまに広がって虚空を覆い、 あまねく諸仏に施し、清らかな喜びの心で供養します。 末法がまさに尽きようとする時には、恐ろしいことが多く起こりますが、 この経を持つ功徳の量は、諸仏も説き尽くすことができません。

爾時,釋迦如來亦復如是,稱揚此經無量功德,說如是偈:

そのとき、釈迦如来もまた同じように、この経の無量の功德を称え讃えて、このような偈を説かれました。

「若起淨心牟尼前, 炷如須彌香油燈,
無量俱胝大劫中, 熙怡持此以供養。
復有餘人樂福德, 悕求無障解脫身,
法欲盡時以此經, 為信者說福勝彼。」

清らかな心を起こして牟尼の前で、 須弥山のような灯明や香油の灯をともし、 無量俱胝の大劫の間、 喜びに満ちてこれらを供養する人がいます。

また別に福徳を好み、 妨げのない解脱の身を願い求める人が、 法が滅びようとする時にこの経を、 信じる者のために説けば、その福はかの供養に勝っています。

爾時,阿閦如來亦復如是,稱讚此經無量功德,說如是偈:

そのとき、阿閦如来もまた同じように、この経の無量の功德を称賛して、次の偈を説かれました。

「若修持忍慧, 常起精進行,
禪定攝身儀, 及以廣大智。
末世鬪諍時, 持此妙法印,
修忍進無等, 智慧亦無比。」

「もし忍と慧を修め、常に精進を行じ、 禅定をもって身の威儀を整え、また広大な智慧を起こすならば、 末世の闘諍の時において、この妙法印を保ち、 忍と精進を修めて比べるものなく、智慧もまた並ぶものがない。」

爾時,淨三昧勇力如來亦復如是,稱讚此經無量功德,說如是偈:

そのとき、浄三昧勇力如来もまた同じように、この経の無量の功徳を称賛して、次の偈を説かれました。

「開示此經法, 受持及書寫,
授與他相應, 復能常讀誦,
燒香以供養, 華鬘及上服,
所得諸功德, 無能度量者。」

この経法を開示し、 受持し、また書き写し、 他人に伝えて相応させ、 また常に読誦し、 焼香して供養し、 華鬘や上服をささげるなら、 得られるもろもろの功徳は、 誰も測り知ることができません。

爾時,無量無數諸佛世尊,稱揚此經功德利益無量無邊,既稱讚已,即告釋梵護世:「諸善男子!汝等一切受此法門,盡煩惱障一切業障。於後末世,若有眾生但聞此經,盡煩惱障一切業障。」

そのとき、無量無数の諸仏世尊は、この経の功徳と利益が無量無辺であると称揚されました。称賛し終えると、すぐに帝釈天と梵天、そして世を護る者たちに告げられました。「善男子たちよ、あなた方すべてはこの法門を受け入れなさい。そうすれば煩悩の障りとすべての業の障りが尽きるでしょう。後の末世において、もし衆生がただこの経を聞くだけでも、煩悩の障りとすべての業の障りが尽きるのです。」

佛說此經已,一切世間得信善男子、天人、阿修羅、乾闥婆等,聞佛所說,歡喜奉行。

仏がこの経を説き終えられると、一切世間の信を得た善男子、天人、阿修羅、乾闥婆などは、仏の説かれた教えを聞いて、歓喜して奉行しました。

寶星陀羅尼經卷第十

宝星陀羅尼経巻第十


12 阿吒薄俱品

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