No. 1378-A無明性和尚語錄序
『無明性禅師語録』序
東山一脉。最得人憎。認草本者。多作平常會。奇特會。某處是生機。某處是死句。互分巧拙。俱落窠臼。縱跳得出。又墮解脫深坑。非獨蹉過此老。亦蹉過天下老和尚。添得幾箇冊子。只益雜毒耳。余因序無明語。不覺饒舌。怕有軟頑底。為一齋懺悔也不見得。
東山の法脈は、最も人に憎まれるものだ。草稿本を認める者は、多くが「平常の会」や「奇特の会」を作り、どこが生きた機縁で、どこが死んだ言葉かと、互いに巧拙を分け合い、皆が型にはまってしまう。たとえそこから飛び出せたとしても、また解脱という深い穴に落ちてしまう。この老僧を見逃すだけでなく、天下の老和尚たちも見逃してしまうのだ。いくつかの書物を増やしても、ただ雑毒を増やすだけである。私は無明の言葉に序文を書くにあたり、つい余計なことを言ってしまった。軟弱で頑なな者がいるのを恐れ、一斎に懺悔しても、それは見えないかもしれない。
淳祐癸卯上巳長洲一齋顏汝勳敬書No. 1378
淳祐癸卯年の上巳の節句に、長洲の一斎、顏汝勳が謹んで記す。No. 1378