三 椅子天宮
三 椅子天宮
一
一つ
「汝椅殊妙黃金造,如意之速行所欲處。裝飾華鬘纏美衣者,恰似雷光輝雲頂。
あなたが座るその素晴らしい黄金の椅子は、 思いのままに、望む場所へ素早く進みます。 美しい花飾りと華やかな衣で身を飾ったあなたは、 まるで雷光が雲の頂きを照らし出すかのように輝いています。
二
二
依何汝有是容色?緣何汝處天宮享善果?又何可意財寶為汝生耶?
何によって、あなたはそのような美しい姿を得たのですか? どのような因縁によって、天の宮殿に生まれ、善い果報を享受しているのですか? また、どのような望ましい財宝があなたのものとなったのですか?
三
三
女神!大威神者!我問汝,汝於人間時為何福業?依何汝有如是之輝光?汝之容光耀十方?」
尊き女神よ、大いなる威光を持つ方よ、私はあなたに問います。あなたが人の世にあった時、どのような善き行いを積まれましたか?その功徳により、このような荘厳な輝きを放っておられるのですか?あなたの御姿の光は、十方の世界を照らしています。
四
四
女神今受目連問,充滿歡喜悅,解說其所問,此如何得業果耶。
目連様からその問いをお聞きし、私は喜びに満ち、与えられた質問に答えて説き明かしましょう。では、どのようにして業の結果が得られるのでしょうか。
五
五
「我前生於人界,處於世間人中時。我僅有少善果。我有如是之光輝
私は前世で人間界に生まれ、世間の人々の中で生活していた時、わずかながら善い行いを積みました。その結果、私はこのような輝きを得ることができたのです。
六
六
見無垢、清淨、無濁之比丘,我心自歡喜,隨手布施彼椅子。
見無垢(けんむく)、清らかで濁りのない比丘を見て、私は心から喜び、自ら進んでその方に椅子を布施しました。
七
七
依此我有是容色,因而我於此處享善果,又可意財寶為我生。
こうして、私はこのような美しい容姿を得て、その功徳によりここで素晴らしい果報を楽しみ、また心を満たす財宝も私のもとに生じます。
八
八
比丘!大威神者!我告汝,我於人間時,因此福業而有如是之輝光,我之容光耀十方。」
比丘よ、大いなる威神力を持つ者よ。私はあなたに告げよう。私が人間であった時、この福徳の業によって、このように輝く光を得たのだ。私の容貌の光は十方に照り輝いている。