二 椅子天宮
二 椅子天宮
一
一つ
「汝椅殊妙琉璃造,如意之速行所欲處。裝飾華鬘纏美衣者,恰似雷光輝雲頂。
あなたは見事な琉璃で作られた椅子に座り、 思いのままに、望む場所へ素早く進みます。 華やかな花飾りを身にまとい、美しい衣を纏うあなたは、 まるで雷光が雲の頂を照らすかのように輝いています。
二
二
依何汝有是容色?緣何汝處天宮享善果?又何可意財寶為汝生耶?
何によって、あなたはそのような美しい姿を得たのですか? どのような因縁によって、天の宮殿に生まれ、善い果報を享受しているのですか? また、どのような望ましい財宝があなたのものとなったのですか?
三
三
女神!大威神者!我問汝,汝於人間之時為何福業?依何汝有如是之輝光?汝之容色耀十方?」
女神よ、大いなる威光を持つ者よ、私はあなたに尋ねます。あなたは人間であった時、どのような善い行いを積まれたのですか?どのような功徳によって、このような輝きと、あらゆる方向を照らすそのお姿を身にまとわれたのですか?
四
四
女神今受目連問,充滿歡喜悅,解說其所問,如何得業果。
さて、女神目連の問いを受け、 喜びに満ち溢れて、 その問いに答え説く、 どのようにして業の果報を得るかを。
五
五
「我於世間人中時,於不識者與小座,並行問訊與合掌,唯與有限之布施。
私は世間の人々の中で生きていたとき、識らない人や身分の低い人にも、あいさつや合掌をし、限られた施ししか行いませんでした。
六
六
依此我有是容色,因而我於此處享善果,又可意財寶為我生。
こうして、私はこのような美しい容姿を得て、その功徳によりここで素晴らしい果報を楽しみ、また心を満たす財宝も私のもとに生じます。
七
七
比丘!大威神者!我告汝,我於人間時,由此福業,故有如是之輝光,我之容色耀十方。」
比丘よ、大いなる威神力を持つ者よ。私はあなたに告げよう。私が人間であった時、この福徳の行いによって、このような輝きを得たのだ。私の姿は十方に照り輝いている。