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法句経 (法句經)


教學品法句經第二二十有九章

教えに関する章 第二 二十九句

教學品者,導以所行,釋己愚闇,得見道明。

教えの章(教えの章)とは、自らの行いを正しく導き、自己の無知や暗闇を解き放ち、道の明るさを見出すことである。

咄哉!何為寐? 螉螺蜯蠧類,
隱弊以不淨, 迷惑計為身。
焉有被斫創, 心如嬰疾痛,
遘于眾厄難, 而反為用眠?
思而不放逸, 為仁學仁迹,
從是無有憂, 常念自滅意。
正見學務增, 是為世間明,
所生福千倍, 終不墮惡道。

「なんと愚かなことか。なぜ眠っているのか。 貝や虫のたぐいでさえ、 不浄なものに覆われて隠れているのに、 迷いのままでそれを自分のからだと思い込んでいる。

まさに、切り傷を負い、 心に病の痛みがあるかのように、 多くの苦難に遭っているのに、 どうして眠っていられるだろうか。

よく考えて、怠けることなく、 慈しみの心をもって、慈しみの道を学びなさい。 そうすれば、悩みや苦しみはなくなり、 常に心を落ち着けて、自我への執着を滅ぼせるようになる。

正しい見解を学び、修行を積めば、 それが世の中の明かりとなる。 そこから生まれる福は千倍にもなり、 決して悪い道に落ちることはない。」

莫學小道, 以信邪見, 莫習放蕩,
令增欲意; 善修法行, 學誦莫犯,
行道無憂, 世世常安。 慜學攝身,
常慎思言, 是到不死, 行滅得安。
非務勿學, 是務宜行, 已知可念,
則漏得滅。 見法利身, 夫到善方,
知利健行, 是謂賢明。 起覺義者,
學滅以固, 着滅自恣, 損而不興。
是向以強, 是學得中, 從是解義,
宜憶念行。 學先斷母, 率君二臣,
廢諸營從, 是上道人。 學無朋類,
不得善友, 寧獨守善, 不與愚偕。
樂戒學行, 奚用伴為? 獨善無憂,
如空野象。 戒聞俱善, 二者孰賢?
方戒稱聞, 宜諦學行。 學先護戒,
開閉必固, 施而無受, 仂行勿臥。

よこしまな道を学び、邪な見解を信じてはならない。 放蕩を慣わしとし、欲の心を増してはならない。 善い行いをよく修め、学び誦して犯してはならない。 道を行ずれば憂いなく、世々常に安らかである。 慈しみをもって身を慎み、常に思いと言葉を慎めば、 これが不死に至る道であり、行いを滅して安らぎを得る。 努めるべきでないことを学ばず、努めるべきことを行うべきである。 すでに念ずべきことを知れば、煩悩の漏れは滅する。 法が身にとって利益となるのを見て、善き境地に至る人は、 利益を知り健やかに行ずる、これを賢明という。 覚りの義を起こす人は、滅を学んで固くし、 滅に安住して自らをゆるめ、損なうことあれば再び起こさない。 これに向かって強くあり、この学びによって中道を得、 これによって義を解し、よく念じて行ずるべきである。 学びはまず「母」を断ち、「君」と二つの「臣」を率い、 すべての従者を捨て去る、これが上なる道の人である。 学びに仲間がなく、善き友を得られなければ、 むしろ独りで善を守り、愚か者と共にしないほうがよい。 戒めを楽しみ学び行ずるのに、なぜ伴侶が要ろうか? 独り善くして憂いなし、それは荒野の象のようなものである。 戒めと聞法、どちらも善いが、この二つ、どちらがより優れているか? 戒めも聞法もともに称えるべきであり、よくよく学び行ずべきである。 学びはまず戒めを守り、開閉は必ず固くし、 施し与えて受け取らず、努めて行じて怠ってはならない。

若人壽百歲, 邪學志不善,
不如生一日, 精進受正法。
若人壽百歲, 奉火修異術,
不如須臾頃, 事戒者福稱。
能行說之可, 不能勿空語,
虛偽無誠信, 智者所屏棄。
學當先求解, 觀察別是非,
受諦應誨彼, 慧然不復惑。
被髮學邪道, 草衣內貪濁,
曚曚不識真, 如聾聽五音。
學能捨三惡, 以藥消眾毒,
健夫度生死, 如蛇脫故皮。

ある人が百年生きても、誤った教えを学び心が善くないならば、一日生きて、努め励み正しい法を受ける方がまさる。 ある人が百年生きても、火を敬い異なった術を修行するならば、しばしの間、戒律を守る人の功徳の称賛には及ばない。 実践できるならそれを語るのは良いが、できないならむなしく語ってはならない。偽りで誠実さがなければ、賢者はこれを退ける。 学ぶ者はまず理解を求め、観察して善悪を区別せよ。真理を受けて人を教え導けば、慧明によって再び惑うことはない。 髪を振り乱して邪道を学び、草の衣をまとっても内心は貪りと濁りに満ち、朦朧として真実を知らず、あたかも耳の聞こえない人が五音を聴くようなものである。 学んで三つの悪を捨て、薬で諸々の毒を消し去るように、力ある人は生死を超える、蛇が古い皮を脱ぎ捨てるかのように。

學而多聞、 持戒不失, 兩世見譽,
所願者得; 學而寡聞、 持戒不完,
兩世受痛, 喪其本願。 夫學有二:
常親多聞、 安諦解義, 雖困不邪。
稊稗害禾, 多欲妨學, 耘除眾惡,
成收必多。 慮而後言, 辭不強梁,
法說義說, 言而莫違。 善學無犯,
畏法曉忌, 見微知者, 誡無後患。
遠捨罪福, 務成梵行, 終身自攝,
是名善學。

学び多く、戒律を保ち失わなければ、 この世とあの世の両方で称賛される。 望むことは得られる。 学び少なく、戒律を完全に保てなければ、 この世とあの世の両方で苦しみを受け、 本来の願いを失う。 学びには二つある。 常に多く聞く者に親しみ、 安らかに真実をよく理解すること。 たとえ苦しくとも、よこしまにならないこと。 雑草は稲を害し、多くの欲望は学びを妨げる。 あらゆる悪を取り除くならば、 必ず多くの収穫を得るだろう。 よく考えてから語り、言葉は乱暴ではなく、 法に基づき義に基づいて語り、語ることに違反しないこと。 よく学び、犯すことなく、 法を畏れ、悪をよく知り、 わずかな兆しから大きなことを見抜き、 戒めによって後に悔いなし。 罪と福の両方を遠く離れ、 清らかな行いを完成させることに努め、 生涯自らを調えること。 これを善く学ぶという。


1 無常品
3 多聞品

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