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title: "大方廣佛華嚴經 · 之一"
description: "大方广佛华严经是佛教重要经典之一，由东晋时期高僧佛驮跋陀罗翻译。该经成书于公元5世纪，是华严宗的根本经典，被誉为经中之王。内容主要阐述佛陀证悟的圆满境界，强调法界缘起、事事无碍的哲学思想，展现了一即一切、一切即一的宇宙观。经中通过善财童子五十三参等故事，揭示菩萨修行次第与广大行愿。华严经在大乘佛教中具有崇高地位，对汉传佛教各宗派影响深远，尤其成为华严宗立宗的理论基础。其思想体系宏大深邃，是研究佛教哲学与修行实践的重要文献。"
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### 大方廣佛華嚴經寶王如來性起品第三十二之一

> 第三十二品 宝王如来性起品（之一）

爾時，如來眉間白毫相中放大光明，名曰明如來法，無量億那由他阿僧祇光以為眷屬，普照十方一切世界，圍遶十匝顯現如來無量自在，覺悟無數億那由他諸菩薩眾；一切世界六種震動，除滅一切諸惡道苦，映蔽一切諸魔光明，猶若聚墨，顯現一切如來菩提，顯現一切諸佛大眾究竟莊嚴，普照法界、虛空界等一切世界。復還圍遶一切菩薩諸大眾已，入如來性起妙德菩薩頂。爾時，一切大眾，心大歡喜，身意柔軟，作如是念：「甚奇希有！如來今者放大光網，必當演說甚深正法。」爾時，如來性起妙德菩薩，於蓮華座起，偏袒右肩，以右膝著蓮華臺上，一心合掌，正向如來，以偈頌曰：

> その時、如来の眉間の白毫の中から大いなる光明が放たれた。その名を「如来の法を明らかにする光」という。無量億那由他阿僧祇の光を眷属とし、十方の一切世界を普く照らし、世界を十周して巡り、如来の無量の自在を示現した。そして、無数の億那由他もの菩薩たちを覚醒させ、一切世界を六種に震動させ、すべての悪道の苦しみを除き滅ぼした。また、一切の魔の光明を、まるで墨の集まりのように覆い隠し、すべての如来の菩提を顕し、一切の諸仏の大衆の究極の荘厳を示現した。法界や虚空界等の一切世界を普く照らした後、再び巡り来たり、すべての菩薩の大衆を囲んでから、如来性起妙徳菩薩の頂上に入った。 その時、一切の大衆は心に大いなる歓喜を生じ、身も心も柔らかくなり、こう思った。「まことに希有である。如来が今、大いなる光の網を放たれた。必ずや甚深の正法を説かれるであろう。」 その時、如来性起妙徳菩薩は蓮華の座から起ち上がり、偏袒右肩として、右膝を蓮華の台につけ、一心に合掌し、まっすぐに如来に向かい、偈頌をもって言った。

「正覺一切法，究竟諸境界，三世大仙等，是故恭敬禮。究竟無相境，相好莊嚴身，普放離垢光，除滅一切魔。震動十方界，一切諸佛剎，眾生不恐怖，是佛威神力。安住如虛空，清淨法界等，除滅一切惡，令眾得清淨。無量劫苦行，一心求佛道，得無礙境智，與諸如來等。普放無量光，震動一切剎，顯現自在力，來入我身中。善學諸菩薩，皆悉來集會，是故我發心，應有法王事。大眾皆清淨，究竟菩薩行，智慧無染著，成就無所畏。大仙行無量，智慧力精進，開發菩薩心，如來甚深法。正覺微妙義，誰能演說者，我今欲請問，願佛為顯示。」

> あらゆる法を正しく覚り、 あまねく境界を極めた 三世の大仙（覚者）たちを、 ここに恭敬し礼拝いたします。 無相の境を究め尽くし、 相好の荘厳な御身より、 汚れなき光をあまねく放ち、 すべての魔を滅ぼし給います。 十方の世界、すべての仏の国々を 震動させても、 生きとし生ける者は恐れません―― これが仏の威神力です。 虚空のごとく安らかに、 清らかな法界と等しくあって、 すべての悪を滅ぼし、 人々を清らかにします。 無量の劫（長い時間）にわたり苦行し、 一心に仏道を求め、 障りのない境と智を得て、 諸々の如来と等しくなられました。 あまねく無量の光を放ち、 すべての世界を震動させ、 自在の力を顕して、 我が身の中に入って来られます。 よく学ぶ諸々の菩薩たちも 皆ことごとく集まり来ました。 それゆえ私は心を起こします―― 法王（仏）の事業がここにあるべきです。 大衆は皆、清らかであり、 菩薩の行を極め尽くし、 智慧は汚れに染まらず、 無所畏（おそれのない境地）を成就しています。 大仙は無量の行を歩み、 智慧の力と精進によって 菩薩の心を開発されました―― それが如来の甚深な法です。 正覚（さとり）の微妙な義を だれが説き明かせるのでしょう。 私は今、お尋ねしたく存じます。 どうか仏が示してくださいますように。

說是偈已，時如來口中放大光明，名無礙無畏，無量億那由他阿僧祇光以為眷屬。普照十方一切世界，圍遶十匝顯現如來無量自在，覺悟無數億那由他諸菩薩眾，一切世界六種震動，除滅一切諸惡道苦，映蔽一切諸魔光明猶若聚墨，顯現一切如來菩提，顯現一切諸佛大眾究竟莊嚴，普照法界、虛空界等一切世界。復還圍遶一切菩薩諸大眾已，入普賢菩薩摩訶薩口。爾時，普賢菩薩摩訶薩身及師子座，殊勝百倍諸菩薩身及師子座，唯除如來所處之座。爾時，如來性起妙德菩薩問普賢菩薩摩訶薩言：「佛子！佛所顯現大威神力不可思議，是何瑞相？」

> この偈が説かれ終わると、その時、如來の口から大いなる光明が放たれた。その名を「無礙無畏（むげむい）」といい、無量の億那由他（なゆた）の阿僧祇（あそうぎ）の光を眷属として従えていた。その光は十方のすべての世界を普く照らし、周囲を十回巡って、如來の無量の自在を示現した。そして、無數の億那由他の菩薩たちを覚悟させ、すべての世界を六種に震動させ、すべての悪道の苦しみを除き滅ぼし、すべての魔の光明を聚墨（しゅぼく）のように覆い隠し、すべての如來の菩提を現し、すべての諸仏の大衆の究極の荘厳を現し、法界や虚空界などのすべての世界を普く照らした。その後、再び巡り廻ってすべての菩薩や大衆の周囲を囲み、普賢菩薩摩訶薩の口に入った。 その時、普賢菩薩摩訶薩のからだとその獅子座は、他のすべての菩薩たちのからだと獅子座よりも百倍も勝れて尊くなった。ただ、如來の座っている座だけは別であった。 その時、如來性起妙徳菩薩が普賢菩薩摩訶薩に問うた。「仏子よ、仏が現したまうこの大いなる威神力は不可思議でありますが、これはどのような瑞相なのでしょうか。」

爾時，普賢菩薩摩訶薩答如來性起妙德菩薩言：「佛子！如我惟忖，如我所見，過去如來、應供、等正覺，放大光明，必說如來性起正法。是故今佛放大光明，顯自在力，必說如來性起正法。」時，如來性起妙德菩薩聞如來性起正法名已，一切大地六種震動，出生無量論難光明。爾時，如來性起妙德菩薩問普賢菩薩摩訶薩言：「佛子！云何菩薩摩訶薩知如來、應供、等正覺性起正法？佛子！無數億那由他菩薩摩訶薩清淨眾會，善學修行清淨諸業；念慧成就諸佛莊嚴，究竟彼岸；住佛威儀具如來行，正念諸佛未曾散亂，大悲觀察一切眾生；決定智慧，分別菩薩諸妙神通；得佛神力，安住一切諸佛功德。成就如是無量功德，諸大菩薩皆來集會。仁者曾於無量億那由他佛所，恭敬供養種諸善根，成就菩薩無上妙行，諸三昧門皆得自在；深入一切如來祕密，於諸佛法除眾疑惑；深入佛法，善知一切眾生諸根，隨眾生性而為說法，隨順佛智分別演說一切佛法，究竟彼岸，成就如是等無量功德。善哉！佛子！願說如來性起正法。」

> その時、普賢菩薩摩訶薩は、如来性起妙徳菩薩に答えました。 「仏の子よ、私が思い巡らすところ、また私の知るところによれば、過ぎ去った如来、応供、等正覚は、大いなる光明を放つ際には、必ず如来性起の正法を説かれました。それゆえ、今、仏が大光明を放ち、自在の力を示されるのは、必ずや如来性起の正法を説かれるためです。」 その時、如来性起妙徳菩薩は、この「如来性起正法」の名を聞くと、全大地が六種に震動し、無量の議論・難問の光明が生じました。 そこで、如来性起妙徳菩薩は、普賢菩薩摩訶薩に尋ねました。 「仏の子よ、どのようにして菩薩摩訶薩は、如来・応供・等正覚の性起の正法を知ることができるのでしょうか。 仏の子よ、無数の億那由他もの菩薩摩訶薩からなる清らかな集いがあり、彼らは善く学び、清らかな諸々の業を修行し、その正念と智慧によって諸仏の荘厳を成就し、悟りの彼岸に達しています。仏の威儀に住し、如来の行いを具え、諸仏を正しく念じて散乱することがなく、大いなる慈悲で一切の衆生を観察しています。決定的な智慧をもって、菩薩の様々な妙なる神通を分別し、仏の神力を得て、一切の仏の功徳に安住しています。 このような無量の功徳を成就した大菩薩たちが、皆、この集会に集まっています。 尊きあなたは、無量の億那由他もの仏のもとで、恭敬し、供養し、様々な善根を植え、菩薩の無上の妙行を成就し、様々な三昧の門において自在を得ておられます。一切の如来の秘密に深く入り、諸々の仏法について衆生の疑惑を取り除き、深く仏法を悟り、すべての衆生の諸々の根機をよく知り、衆生の性質に従って法を説き、仏の智慧に随順して一切の仏法を分別し説き、悟りの彼岸に達し、このような等しく無量の功徳を成就しておられます。 善きかな、仏の子よ。どうか如来性起の正法を説いてください。」

爾時，如來性起妙德菩薩欲重明此義，向普賢菩薩以偈頌曰：

> その時、如来の本性から現れる妙徳菩薩は、この意味を再び明らかにしようとして、普賢菩薩に向かって詩句をもって次のように述べました。

「善哉無礙智，覺悟一切法，具足平等慧，說佛無量境。諸佛子聞已，心皆大歡喜，願時為敷演，如來性起法。何等如來身，清淨妙音聲？云何如來心，及無量境界？何等如來行，及諸佛菩提？修習何等法，速成等正覺？云何轉法輪，清淨妙勝法？願為分別說，善逝涅槃法，佛子等聞已，歡喜心無量。十方眾生類，皆見諸法王，恭敬供養佛，於彼種善根，若有見諸佛，恭敬種善根，功德藏無量，願為分別說。若有聞一切，如來之名號，十方現在佛，及已般涅槃，無盡功德藏，聞名歡喜者，彼得何等利？哀愍分別說。清淨真佛子，願為廣敷演，分別深境界，無量功德海。一切諸菩薩，皆一心合掌，恭敬觀善逝，瞻仁兼及我，巧語微妙音，願說真實義。除滅諸疑惑，清淨如虛空，因緣及譬諭，為我分別說，無量眾聞已，皆發菩提心。一切諸如來，相好莊嚴身，充滿十方國，方便度眾生，出微妙音聲，演說無量法，因諭隨應化，示悟佛菩提。十方一切界，無量佛剎中，不可稱說劫，是會甚難見。如此大眾集。清淨諸佛子，無量億劫中。難見亦難聞。是故真佛子。願說微妙義，顯現廣無量。如來性起法。一切諸菩薩。皆一心合掌，渴仰於大乘。願雨甘露法。」

> 「ああ、見事なまでの無碍の智慧よ。 一切の法を覚り、 平等の慧を具え、 仏の無量の境地を説かれる。 仏子たちはこれを聞いて、 心より大いに喜び、 願わくば、今こそ説いてください。 如来の性起の法を。 どのような如来の身、清らかな妙なる音声か？ どのような如来の心、そして無量の境界か？ どのような如来の行い、そして諸仏の菩提か？ どのような法を修習すれば、速やかに等正覚を成るか？ どのように法輪を転じ、清らかな妙勝の法を説くのか？ 願わくは、説き分けてください。 善逝の涅槃の法を。 仏子たちは聞いて、 限りない喜びの心を抱く。 十方の衆生たちは、 皆、諸法の王を見て、 恭敬して仏に供養し、 そこに善根を植える。 もし諸仏を見て、恭敬して善根を植えれば、 その功徳の蔵は限りない。 願わくは、説き分けてください。 もし一切の如来の名号を聞き、 十方の現在の仏、また已に般涅槃した仏の、 尽きせぬ功徳の蔵を聞いて、名を喜ぶ者は、 どのような利益を得るのか？ 哀れみて説き分けてください。 清らかな真の仏子よ、 願わくは広く演説し、 深い境界を説き分け、 無量の功徳の海を示してください。 一切の菩薩たちは、 皆一心に合掌し、 恭敬して善逝を仰ぎ見る。 あなたと私とを共に見つめ、 巧みな言葉と微妙な音声で、 真理の義を説いてください。 諸々の疑惑を取り除き、 虚空の如く清らかに。 因縁や譬えをもって、 私のために説き分けてください。 無量の衆生が聞いて、 皆、菩提心を発します。 一切の諸如来は、 相好で荘厳された身をもって、 十方の国に満ち、 方便をもって衆生を度し、 微妙な音声を出して、 無量の法を演説し、 因縁や譬えに従って応化し、 仏の菩提を悟り示す。 十方の一切の界、 無量の仏の国土の中で、 言葉にできない劫の間、 この会合は見るに極めて難しい。 かくの如く大衆が集まる。 清らかな諸仏子たちよ、 無量億劫の中でも、 見ることも聞くことも難しい。 それ故、真の仏子よ。 願わくは微妙な義を説き、 広く無量に顕現せよ。 如来の性起の法を。 一切の諸菩薩は、 皆一心に合掌し、 大乗に渇仰し、 願わくは甘露の法を雨降らせたまえ。」

爾時，普賢菩薩摩訶薩告如來性起妙德菩薩等諸大眾言：「佛子！如來、應供、等正覺性起正法不可思議，所以者何？非少因緣，成等正覺出興于世。佛子！以十種無量無數百千阿僧祇因緣，成等正覺出興于世。何等為十？一者、發無量菩提之心，不捨一切眾生。二者、過去無數劫修諸善根正直深心。三者、無量慈悲救護眾生。四者、行無量行不退大願。五者、積無量功德心無厭足。六者、恭敬供養無量諸佛教化眾生。七者、出生無量方便智慧。八者、成就無量諸功德藏。九者、具足無量莊嚴智慧。十者、分別演說無量諸法實義。佛子！如是等十種無量無數百千阿僧祇法門，成等正覺，出興于世。佛子！譬如三千大千世界，非少因緣成，以無量因緣乃能得成，所謂：興大雲雨，因大雨故，起四風輪，何等為四？一名曰持，能持大水。二名、漸消，漸消大水。三名曰起，起諸處所。四名、莊嚴，莊嚴三千大千世界眾生業報。如是四種皆眾生業報及諸菩薩善根所起。佛子！如是等無量因緣，乃成三千大千世界，法如是故，無有作者，亦無成者，如來、應供、等正覺亦復如是，非少因緣成，以無量因緣，成等正覺出興于世。所謂：菩薩摩訶薩，曾於過去無量佛所，聞受正法甘露大雨，因是能起如來四種智慧風輪，何等為四？一者、正念持陀羅尼未曾忘失如來大智風輪，能持如來一切法雨。二者、止觀如來大智風輪，悉能消滅一切煩惱。三者、善迴向如來大智風輪，成就一切功德善根。四者、出生離垢諸莊嚴法如來大智風輪，皆令眾生諸根清淨相好莊嚴，如來無漏善根所成，法如是故，無有作者，亦無成者。佛子！是為第一最勝法門，成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> その時、普賢菩薩摩訶薩が、如来性起妙徳菩薩などの大衆に告げて言われた。 「仏の子よ、如来・応供・等正覚が世に現れる正しい法は、思い計ることができない。なぜなら、わずかな因縁によって、等正覚を成就して世に出現されるのではないからである。 仏の子よ、十種の無量・無数・百千・阿僧祇もの因縁によって、等正覚を成就し世に出現される。その十種とは何か。 第一に、無量の菩提心を発し、一切の衆生を捨てないこと。 第二に、過去の無数の劫において、諸々の善根と正しい深い心を修めたこと。 第三に、無量の慈悲をもって衆生を救い護ること。 第四に、無量の行を実践し、大願を退かないこと。 第五に、無量の功徳を積み、心に満足することがないこと。 第六に、無量の諸仏を敬い供養し、衆生を教化すること。 第七に、無量の方便と智慧を生み出すこと。 第八に、無量の諸々の功徳の蔵を成就すること。 第九に、無量の荘厳と智慧を具えていること。 第十に、無量の諸法の真実の意味を説き分けること。 仏の子よ、このような十種の無量・無数・百千・阿僧祇もの法門によって、等正覚を成就し、世に出現されるのである。 仏の子よ、例えば三千大千世界は、わずかな因縁で成るのではなく、無量の因縁によって成る。すなわち、大いなる雲が雨を降らせ、その大雨によって四つの風輪が生じる。その四つとは何か。 第一を『持』と名づけ、大水を保つ。 第二を『漸消』と名づけ、大水を徐々に消す。 第三を『起』と名づけ、諸々の場所を生じさせる。 第四を『荘厳』と名づけ、三千大千世界の衆生の業と報いを荘厳する。 この四つは、いずれも衆生の業と報い、および諸々の菩薩の善根によって生じるものである。 仏の子よ、このような無量の因縁によって、三千大千世界は成る。法がそのようであるからであり、作り手もなく、成す者もない。 如来・応供・等正覚もまた同じである。わずかな因縁によって成るのではなく、無量の因縁によって、等正覚を成就し世に出現される。 すなわち、菩薩摩訶薩はかつて、過去の無量の仏のもとで、正しい法という甘露の大雨を聞き受けた。そのことによって、如来の四つの智慧の風輪を生じさせることができる。その四つとは何か。 第一に、正念をもって陀羅尼を保持し、決して忘失しない如来の大いなる智慧の風輪。これは、如来のすべての法の雨を保持する。 第二に、止観の如来の大いなる智慧の風輪。これは、すべての煩悩を消滅させる。 第三に、善く回向する如来の大いなる智慧の風輪。これは、すべての功徳と善根を成就する。 第四に、垢を離れた諸々の荘厳の法を生み出す如来の大いなる智慧の風輪。これは、すべての衆生の諸根を清らかにし、相好を荘厳させる。如来の無漏の善根によって成るものであり、法がそのようであるから、作り手もなく、成す者もない。 仏の子よ、これが第一の最も優れた法門であり、等正覚を成就して世に出現される所以である。菩薩摩訶薩は、このように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如三千大千世界成時，大雲降雨名曰洪澍，一切世界不能容持，除大千世界初始成時，如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，演說如來性起法雨，一切聲聞、緣覺不能受持，除成就諸力菩薩摩訶薩。佛子！是為第二因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「さらに、仏の子よ。たとえば、三千大千世界（広大な宇宙）が形成される時、『洪澍（こうじゅ）』という名の大雲が雨を降らせますが、その雨は、大千世界が最初に形作られる時を除いて、いかなる世界も受け止め、保つことができません。如来（真理を悟った者）、応供（供養に値する者）、等正覚（完全なる悟りを得た者）もまた同じです。世に現れて、如来の本性（真の在り方）から生じる法（教え）の雨を説かれますが、それを一切の声聞（声を聞いて悟る者）や縁覚（縁によって悟る者）は受け止め、保つことができません。ただし、力を成就した菩薩摩訶薩（偉大な菩薩）だけは別です。仏の子よ、これが第二の因縁（理由）であり、等正覚（完全なる悟り）を成就して世に現れるものです。菩薩摩訶薩は

「復次，佛子！譬如眾生業報大雲降雨，無所從來，去無所至；如來、應供、等正覺亦復如是，以諸菩薩善根力故，演說如來性起法雨，無所從來，去無所至。佛子！是為第三因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> さらに、仏子よ。たとえば、生きとし生けるものの業の報いとして、大きな雲が雨を降らせるようなものである。その雨はどこから来たわけでもなく、去る先もない。如来、応供、正等覚者もまた同じである。菩薩たちの善根の力によって、如来の本性が現れる法の雨を説くが、それもどこから来たわけでもなく、去る先もない。仏子よ。これが第三の因縁によって、正等覚を成就し、世に現れるのである。菩薩摩訶薩はこのように知るべきである。

「復次，佛子！譬如大雲降雨，大千世界一切眾生無能知數，若欲算計令心狂亂，除大千世界主摩醯首羅天王，乃至一渧無不知者，以本善根果報力故；如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，說如來性起甘露法雨，一切眾生聲聞、緣覺所不能知，若欲思量令心狂亂，除一切世界主，菩薩摩訶薩乃至一句、一味悉分別知，於過去佛所修地力故。佛子！是為第四因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「さらに、仏子よ。たとえば、大雲が雨を降らせるとき、大千世界の一切の衆生はその雨滴の数を知ることができず、もし計算しようとすれば心は狂い乱れる。ただ、大千世界の主である摩醯首羅天王だけは、一滴に至るまですべてを知っている。それは、彼の本来の善根の果報の力によるからである。如来、応供、等正覚もまた、同様である。世に出現して、如来の性起の甘露の法雨を説く。一切の衆生や声聞、縁覚はそれを知ることができず、もし思量しようとすれば心は狂い乱れる。ただ、一切世界の主である菩薩摩訶薩だけは、一句、一味に至るまですべてを分別して知る。それは、過去の仏のもとで地の力を修めたからである。仏子よ。これが第四の因縁であり、等正覚を成就して世に出現する所以である。菩薩摩訶薩は、このように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如大雲降雨，名滅熾然、或名能起、或名能壞、或名成寶、或名分別大千世界；如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，雨正法雨，名曰除滅，除滅眾生煩惱盛火；或有法雨，名曰能起，能起眾生一切善根；或有法雨，名曰能壞，能壞眾生諸惡邪見；或有法雨，名曰成寶，能成眾生一切智寶；或有法雨，名曰分別，分別眾生心心所行。佛子！是為第五因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「また、仏子よ。譬えば大雲が雨を降らせて、あるいは『熾燃を滅ぼす』と呼ばれ、あるいは『能く起こす』と呼ばれ、あるいは『能く壊す』と呼ばれ、あるいは『宝を成す』と呼ばれ、あるいは『大千世界を分別する』と呼ばれるように、如来・応供・等正覚もまた同じである。世に出現して正法の雨を降らせ、その法雨を『除滅』と名づけ、衆生の煩悩の盛んな火を除き滅ぼす。あるいは『能起』という法雨があり、衆生の一切の善根を起こす。あるいは『能壊』という法雨があり、衆生の諸々の悪しき邪見を壊す。あるいは『成宝』という法雨があり、衆生の一切の智慧の宝を成就させる。あるいは『分別』という法雨があり、衆生の心と心の働きを分別する。 仏子よ。これが第五の因縁により等正覚を成し、世に出現される所以である。菩薩摩訶薩はこのように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如大雲雨一味水，隨其所雨而有差別；如來、應供、等正覺亦復如是，雨於大悲一味法雨，隨所應化，種種不同。佛子！是為第六因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「さらに、仏子よ。例えば、大きな雲が一つの味の雨を降らせるが、その降る場所によって様々に異なるように、如来、応供、等正覚もまた同じである。大悲という一つの味の法の雨を降らせるが、教化すべき相手に応じて種々異なるのである。仏子よ。これが第六の因縁によって等正覚を成就し世に現れる所以であり、菩薩摩訶薩はこのように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如三千大千世界初始成時，先成色界諸天宮殿，次成欲界諸天宮殿，次成人處及餘眾生諸所住處；如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，先起菩薩諸行智慧，次起緣覺、聲聞及餘眾生一切善根。佛子！譬如大雲雨一味水，隨諸眾生善根力故，起種種宮殿，如來大悲一味法水，隨眾生器根不同故，法雨差別。佛子！是為第七因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「また、仏子よ。たとえば、三千大千世界が初めて形成されるとき、まず色界の天人の宮殿ができ、次に欲界の天人の宮殿、その後に人間の住む場所やその他の生きとし生けるものの住まいができるように、如来・応供・等正覚もまた同じである。世に現れるとき、まず菩薩たちの行いの智慧を起こし、次に縁覚・声聞、そしてその他の一切の生きとし生けるものの善根を起こすのである。 仏子よ。たとえば、大いなる雲から降る雨は一つの味であるが、生きとし生けるものの善根の力によって、さまざまな宮殿が生じるように、如来の大悲という一つの味の法の雨も、生きとし生けるものの器（資質）や根（能力）が異なるために、法の雨に違いが生じるのである。 仏子よ。これが第七の因縁により、等正覚が成就して世に現れる所以である。菩薩摩訶薩はこのように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如世界初始成時，有大水輪，遍滿三千大千世界，滿世界已，生大蓮華名如來起，諸功德寶以為莊嚴，遍覆三千大千世界，光照十方一切國土。時，摩醯首羅淨居天等，見蓮華已，即決定知如蓮華數諸佛興世。佛子！爾時有風輪起名淨光明，能成色界諸天宮殿；又風輪起名淨莊嚴，能成欲界諸天宮殿；又風輪起名不可壞，能成大小圍山及金剛山；又風輪起名曰勝高，能成須彌山王；又風輪起名曰不動，能成十種大山。何等為十？所謂：芭蕉山、仙人山、伏魔山、大伏魔山、持劫山、黑山、目真隣陀山、摩訶目真隣陀山、香山、雪山；又風輪起名曰安住，能成大地；又風輪起名曰莊嚴，能成地天宮殿、乾闥婆宮殿；又風輪起名無盡藏，能成三千大千世界海；又風輪起名明淨藏，能成大千世界珍寶；又風輪起名堅固根，能成一切如意樹。佛子！是為大雲雨一味水，以眾生善根果報力故，法如是故，起種種風輪，風輪差別故，大千世界形類不同。如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，具諸善根，有光明，名無上大智不斷如來性起不思議智，普照十方世界，授一切菩薩如來記，號成等正覺出興于世。又能善知一一佛所有幾菩薩成就功德；復有光明，名離垢淨如來大智，能成如來無漏無生智；復有光明，名曰普照如來大智，能成如來不可思議法界智；復有光明，名持佛性如來大智，能成如來不動諸力；復有光明，名無壞最勝如來大智，能成如來無所畏智；復有光明，名一切明如來大智，能成如來堅固不退一切種智；復有光明，名出生變化如來大智，能令見聞恭敬供養諸如來者，善根不虛；復有光明，名普隨順至如來大智，能成如來無盡功德智慧清淨法身，饒益眾生；復有光明，名不可究竟如來大智，能成如來甚深妙智，不斷三寶；復有光明，名種種莊嚴如來大智，能成如來相好嚴身，令一切眾生皆悉歡喜得一切智；復有光明，名不可壞如來大智，能成如來法界、虛空界等無有窮盡殊勝壽命。佛子！如來大悲一味之水，以諸菩薩善根力故，及餘眾生根差別故，法如是故，如來智慧應化不同。佛子！如來性起正法，一切如來平等智慧光明所起，一切如來一味智慧，出生無量無邊功德，眾生念言：『此諸功德如來所造。』佛子！此非如來神力所造。佛子！乃至一菩薩成無上道，言佛造者無有是處，諸佛為一切群生作善知識，眾生依此得大智慧，無有作法，亦無作者。佛子！是為第八因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「また、仏子よ。たとえば、世界が最初に形成される時、大きな水の輪があり、三千大千世界に満ちわたります。世界が満ちた後、『如来起』という名の大蓮華が生じ、あらゆる功徳の宝を荘厳とし、三千大千世界を覆い、その光は十方のすべての国土を照らします。その時、摩醯首羅や浄居天などの天人は、この蓮華を見て、蓮華の数だけ諸仏が世に出現することを確かに知ります。仏子よ。その時、『浄光明』という名の風輪が起こり、色界の諸天の宮殿を形成します。また、『浄荘厳』という名の風輪が起こり、欲界の諸天の宮殿を形成します。また、『不可壊』という名の風輪が起こり、大小の囲山や金剛山を形成します。また、『勝高』という名の風輪が起こり、須弥山王を形成します。また、『不動』という名の風輪が起こり、十種の大山を形成します。その十種とは、芭蕉山、仙人山、伏魔山、大伏魔山、持劫山、黒山、目真隣陀山、摩訶目真隣陀山、香山、雪山です。また、『安住』という名の風輪が起こり、大地を形成します。また、『荘厳』という名の風輪が起こり、地天の宮殿や乾闥婆の宮殿を形成します。また、『無尽蔵』という名の風輪が起こり、三千大千世界の海を形成します。また、『明浄蔵』という名の風輪が起こり、大千世界の宝玉を形成します。また、『堅固根』という名の風輪が起こり、すべての如意樹を形成します。 仏子よ。これが、大いなる雲から降る一つの味の水が、衆生の善根と果報の力、そして法のあり方によって、さまざまな風輪を起こすということです。風輪の違いによって、大千世界の形や種類も異なります。如来・応供・等正覚もまた、これと同じように世に出現します。すべての善根をそなえ、『無上大智』という名の光明があります。これは如来の仏性を絶えず生じさせる不可思議な智慧であり、十方世界を普く照らし、すべての菩薩に如来の記別を与え、『等正覚となって世に出現する』と宣言します。また、それぞれの仏のもとに、何人の菩薩が功徳を成就しているかを、巧みに知ることができます。さらに、『離垢浄如来大智』という名の光明があり、如来の無漏・無生の智慧を成就させます。また、『普照如来大智』という名の光明があり、如来の不可思議な法界の智慧を成就させます。また、『持仏性如来大智』という名の光明があり、如来の動じない諸々の力を成就させます。また、『無壊最勝如来大智』という名の光明があり、如来の無畏の智慧を成就させます。また、『一切明如来大智』という名の光明があり、如来の堅固にして退かない一切種智を成就させます。また、『出生変化如来大智』という名の光明があり、諸如来を見聞し恭敬し供養する者たちの善根が虚しくならないようにします。また、『普随順至如来大智』という名の光明があり、如来の尽きることのない功徳・智慧・清浄な法身を成就させ、衆生を利益します。また、『不可究竟如来大智』という名の光明があり、如来の甚深な妙智を成就させ、三宝を絶えず続けさせます。また、『種種荘厳如来大智』という名の光明があり、如来の相好によって身を荘厳し、すべての衆生を喜ばせ、一切智を得させます。また、『不可壊如来大智』という名の光明があり、如来の法界・虚空界と等しく、尽きることのない殊勝な寿命を成就させます。 仏子よ。如来の大悲という一つの味の水も、諸菩薩の善根の力や、その他の衆生の根機の違い、そして法のあり方によって、如来の智慧による応化が異なって現れるのです。仏子よ。如来の仏性から生じる正しい法は、すべての如来の平等な智慧の光明によって生じるものです。すべての如来は一つの味の智慧から、無量無辺の功徳を生み出しますが、衆生は『これらの功徳は如来が造ったものだ』と考えます。仏子よ。これは如来の神通力によって造られたものではありません。仏子よ。たとえ一菩薩が無上道を成就したとしても、それを『仏が造った』と言うことは決して正しくありません。諸仏はすべての衆生にとって善知識となり、衆生はこれに依って大いなる智慧を得るのです。そこには、作為もなければ、作者もいません。 仏子よ。これが第八の因縁であり、等正覚となって世に出現することです。菩薩摩訶薩はこのように知るべきです。」

「復次，佛子！譬如有四風輪依虛空住，能持水輪，何等為四？所謂：安住、不動、常住、堅固，是名為四能持水輪；水輪能持大地令不散壞，是故說大地依水輪；水輪依風輪，風輪依虛空，虛空無所依，虛空雖無所依，能令三千大千世界而得安住；如來、應供、等正覺亦復如是，依如來起四種無礙大智風輪，能持一切眾生善根。何等為四？所謂：攝取眾生皆令歡喜大智風輪，分別諸法令眾生樂求大智風輪，守護眾生一切善根大智風輪，決定了知無漏法界大智風輪，是名四種大智風輪。大慈為眾生歸依，大悲度脫眾生，大慈大悲饒益眾生，大慈大悲依方便智，大方便智依於如來，如來無所依，無礙慧光普照十方一切世界。佛子！是為第九因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「さらに、仏子よ。たとえば、虚空に四つの風の輪があって住し、水の輪を支えている。その四つとは何か。すなわち、安住、不動、常住、堅固である。これを四つのものと名づけ、水の輪を支える。水の輪は大地を支えて壊れ散らないようにする。ゆえに、大地は水の輪に依り、水の輪は風の輪に依り、風の輪は虚空に依り、虚空は何にも依らない。虚空は何にも依らないけれども、三千大千世界を安住させる。如来・応供・等正覚もまた同じである。如来に依って、四種の無礙大智の風の輪が生じ、一切の衆生の善根を支える。その四つとは何か。すなわち、衆生を摂取して皆を喜ばせる大智の風の輪、諸法を分別して衆生に求める喜びを与える大智の風の輪、衆生の一切の善根を守る大智の風の輪、無漏の法界を了知して決定する大智の風の輪である。これを四種の大智の風の輪と名づける。大慈は衆生の帰依するところとなり、大悲は衆生を度脱し、大慈大悲は衆生を饒益し、大慈大悲は方便智に依り、大方便智は如来に依り、如来は何にも依らない。無礙の慧光は十方一切の世界を普く照らす。仏子よ。これが第九の因縁によって等正覚を成し、世に興る所以である。菩薩摩訶薩はこのように知るべきである。」

「復次，佛子！譬如大千世界成已，種種饒益無量眾生，水性眾生得水安樂，陸地眾生得地安樂，宮殿眾生得宮殿安樂，空中眾生得虛空安樂；如來、應供、等正覺亦復如是，出興于世，種種饒益一切眾生，見聞如來踊躍歡喜修諸善根，住尸羅者得佛戒樂，住四禪、四無量者得聖無上智明之樂，住法門者得真實樂，住照明者得淨智樂，如是等無量法門種種饒益一切眾生。佛子！是為第十因緣成等正覺出興于世，菩薩摩訶薩應如是知。

> 「さらに、仏子よ。たとえば、大千世界が出現した後、様々な形で無数の生きとし生けるものを利益する。水に生きるものは水によって安楽を得、陸に生きるものは地によって安楽を得、宮殿に住むものは宮殿によって安楽を得、空に生きるものは虚空によって安楽を得る。如来、応供、正等覚者もまた、これと同じである。世に現れ出でて、様々な形ですべての生きとし生けるものを利益する。如来を見聞きした者は、喜び踊って善根を修める。戒律を保つ者は、仏の戒の安楽を得る。四禅や四無量心に住する者は、聖なる無上の智慧の明るさの安楽を得る。法門に住する者は、真実の安楽を得る。照明に住する者は、清らかな智慧の安楽を得る。このように、無量の法門が様々な形ですべての生きとし生けるものを利益する。仏子よ。これが第十の因縁であり、正等覚者となり世に現れ出でる所以である。菩薩摩訶薩は、このように知るべきである。」

## 大方廣佛華嚴經卷第三十三

> 大方広仏華厳経 第三十三巻