第七太山王廳(藥師如來)
第7 泰山王の庁(薬師如来)
依前三王處斷,勘決兩舌之罪,善因惡緣,求於生緣。爾時,天尊說是偈言:
過去の三王の教えに従い、裁きを下し、両舌(=仲違いをさせる言葉)の罪を明らかにする。善い因縁と悪い因縁を見極め、生まれ変わる縁を求める。 その時、天尊は次の偈(うた)を説かれた。
七七冥途中陰身, 專求父母會情親。
福業此時仍未定, 更看男女造何因。
七七日の中陰(ちゅうう)の身は、 父母との情愛の縁を切に求める。 善悪の業(ごう)はこの時なお定まらず、 子らのなす業(わざ)に委ねられる。
亡人逼苦愁歎頌曰:
亡き人々は苦しみに迫られ、嘆き悲しむ。その様子を偲んで次のように詠む。
待七七箇日, 不飲食逼寒, 男女以遺財。
早造善扶我, 設親禁入獄, 子靜居家哉。
何[(工*几)/儿]閻獄苦, 頭燃猶非喻。
七七日が終わるのを待って、 食べ物も飲み物も断ち、寒さに耐えながら、 男も女も遺された財産を使う。
早く善い行いをして私を助けてください。 親しい者が牢獄に入るのを禁じても、 子は静かに家に居るのでしょうか。
あの閻魔の牢獄の苦しみは、 頭に火がついた火傷さえも比べものにならないのです。