第九都市王廳(阿閦如來)
第九都市王の庁
哀亡人言,於諸經中造法花經,龍女出海,無垢成道。於諸佛中造阿彌陀佛,光明遍照,除熱寒苦。緣人男女欲救亡人,今日追善,受八齊戒,福力殊勝。男女勿瞋,能救亡苦。爾時,天尊說是偈言:
亡き人を悼む言葉に曰く、諸々の経典の中でも法華経を造り、龍女が海より現れ、無垢なる身にて悟りを開く。そして諸仏の中でも阿弥陀仏を造り、その光明はあまねく照らし、暑さ寒さの苦しみを除く。亡き人を救おうと願う人々よ、今日、追善のため、八斎戒を受けなさい。その功徳の力は殊更に勝れている。皆よ、怒ることなく、亡き人を苦しみから救うことができるのだ。その時、天尊はこの偈を説かれた:
一年過此轉苦辛, 男女修齊福業因。
六道輪回仍未定, 造經造佛出迷津。
極惡極善不來處, 微惡微善為亡賓。
依佛經力定二報, 以追修福登金人。
一年が過ぎ、その苦しみと辛さは尽きない。 男女ともに修行を積み、福の業を積むのがその因である。
六道の輪廻はまだ定まっていないが、 経典を書き写し、仏像を造ることで迷いの道から抜け出せる。
極めて悪い者や極めて善い者は、輪廻の先には来ない。 わずかな悪やわずかな善が、亡き者の行き先を決めるのである。
仏の経典の力によって、二つの報いが定まり、 追善の修行を積むことで、黄金の人のように尊い身となる。