五燈會元卷第一
五燈会元 巻第一
七佛
七仏
古佛應世。緜歷無窮。不可以周知而悉數也。近故譚賢劫有千如來。暨于釋迦。但紀七佛。按長阿含經云。七佛精進力。放光滅暗冥。各各坐樹下。於中成正覺。又曼殊室利為七佛祖師。金華善慧大士登松山頂行道。感七佛引前。維摩接後。今之撰述。斷自七佛而下。
古い仏陀が世に応じて現れ、その数は限りなく、すべてを知り尽くすことはできません。近ごろでは、賢劫に千の如来がいるといわれ、釈迦に至るまで、ただ七仏が記されています。『長阿含経』によれば、「七仏の精進の力は、光を放って暗闇を滅ぼし、それぞれの木の下に坐して、その中で正覚を成す」とあります。また、文殊師利菩薩は七仏の祖師であり、金華善慧大士が松山の頂上で修行したとき、七仏が前に導き、維摩が後ろに迎えるのを感じました。今、この撰述は、七仏から下ることを断ち切ります。