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五灯会元 (五燈會元)

「五燈會元」について

宋 · 普濟集 著

57.3 万字 · 約 1910 分

『五燈会元』は、宋代の高僧・普済によって編纂され、南宋の淳祐年間に完成した中国禅宗の重要な典籍の一つです。この書は、禅宗の五家七宗の伝法の系譜と公案語録を集大成し、法眼、雲門、曹洞、臨済、溈仰の五宗の祖師たちの機鋒鋭い問答と悟りの縁起を収録しています。初祖・達磨から唐宋時代に至るまでの禅宗の発展の流れを体系的に整理し、全二十巻にわたって、灯りから灯りへと伝わることを喩えに、禅の心法が受け継がれてきた歴史の軌跡を明らかにしています。 唐宋時代の禅宗思想を研究するうえでの核心文献として、『五燈会元』は仏教史学における貴重な資料であるだけでなく、禅の修行者が自らの心性を参究するための権威ある指南書として、中国仏教史においてかけがえのない地位を占めています。


五燈會元卷第一

五燈会元 巻第一

七佛

七仏

古佛應世。緜歷無窮。不可以周知而悉數也。近故譚賢劫有千如來。暨于釋迦。但紀七佛。按長阿含經云。七佛精進力。放光滅暗冥。各各坐樹下。於中成正覺。又曼殊室利為七佛祖師。金華善慧大士登松山頂行道。感七佛引前。維摩接後。今之撰述。斷自七佛而下。

古い仏陀が世に応じて現れ、その数は限りなく、すべてを知り尽くすことはできません。近ごろでは、賢劫に千の如来がいるといわれ、釈迦に至るまで、ただ七仏が記されています。『長阿含経』によれば、「七仏の精進の力は、光を放って暗闇を滅ぼし、それぞれの木の下に坐して、その中で正覚を成す」とあります。また、文殊師利菩薩は七仏の祖師であり、金華善慧大士が松山の頂上で修行したとき、七仏が前に導き、維摩が後ろに迎えるのを感じました。今、この撰述は、七仏から下ることを断ち切ります。


毗婆尸佛

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